月別アーカイブ: 2018年9月

「biskett」っていいサービス過ぎませんか…?

と、思いました。ここ2週間ほど。

https://biskett.me/

biskettはあなたのGoogleカレンダーと連携し、仕事の打ち合わせやランチ、ディナーの日程を「サクッ」と調整できるサービスです。まずは14日間無料でお試し。

使い方は超シンプル。

– 使っているGoogleカレンダーと連携
– biskett上でmtgの通常時間(デフォルトは1h)、mtg前後に空ける時間を設定
– リンクをコピペして相手に送信

これだけで、打ち合わせしたい相手が勝手に空き時間を指定してくれて、その情報がこれまた勝手にGoogleカレンダーに登録されるというもの。

例えば、ランチ用(1.5hが良い)、打ち合わせ用、来訪用(前後に時間開けなくて良い)など、それぞれ違うリンクとして吐き出し可能。

そして、その都度の無駄な工数は発生しないし、1回限り有効なリンクも作成可能。

ここ2週間くらい使ってますが、実際めっちゃよいです。

特に自分は転職等踏まえて動いている身であるので、同時多発的な日程調整が発生しがちでして。

その都度めっちゃ助けられてます…。”コミュニケーションコスト×n”がだいぶ削減されましたね。

多忙なビジネスパーソン、特にPR、HR分野など、ステークホルダーが多めなポジションにいる方は確実に使うべきかと。

一つだけ難しいな、と思うこととしては、お偉いさん相手の場合ですね。

リンクをただコピペして、相手にログインしてもらって、選んでもらうっていうのが、もしかすると定性的に不躾に映り、憚れる場合があるかもです。

(とはいえ、相手にとっても同じくコスト減なので、本質的には確実に使うべきですけど)

slack連携および会議室の同時予約なども可能とのこと。(いやぁ、いけてますね)

今は使い始めの14日間が無料。それ以降はプランごとに分かれますが、一人で使用するなら月750円。

組織的に導入するとその分高くなるものの、これは入れるべきでしょう。

以上、こういう何気ないし些細だけれど、使う人によってはめっちゃ助かるサービスって好きだなぁ…と思った話でした。

「プーと大人になった僕」を観ました

観てきました。「プーと大人になった僕」。

クリストファー・ロビンは、大人になり愛する妻と娘とロンドンで暮らし、忙しい毎日をおくっていた。 ある日、仕事のことで頭を悩ませていたクリストファー・ロビンの前に現れたのは、かつての大親友のプーだった! 大人になったクリストファー・ロビンとプーさんの奇跡の再会と、そこからはじまる新たな感動の物語。

結論、想像以上に良くて、ちょっと泣きました。

まず、やっぱりプーさんがかわいい。

製作陣はよくあのぬいぐるみのプーを採用したなぁ..とちょっと感服しました。フルCGやら手段は多々あったろうに。

でもその選択がすごく当たっていたように思います。目のクリクリ感も自然な動きもない代わりに、森で薄汚れていく感じ。壮大な森で風船を持ってポツンと佇むプーさんのあの佇まい。

それはそれは、愛くるしさが爆発してました。(グッズも売れそう)

次に、奥さんが美人。

どこかで観た顔だなーと思っていたら、MARVEL「キャプテン・アメリカ」シリーズのヒロイン!

https://www.google.com/search?q=%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB&sxsrf=ALeKk00XS4pU6p0toVpFCNHVTAVXEk8bjQ:1612355890249&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=2ahUKEwiuw9vg3c3uAhWLwpQKHXxqCtkQ_AUoAXoECAoQAw&biw=886&bih=766

あの切ないラストを連想して、勝手に寂しい気持ちになってました。笑

そして、ユアン・マクレガーさえもかわいい。

本作、キャスティングがピカイチですね。。。ほんとに。

どことなく少年っぽさを感じさせる俳優としたら、ユアン・マクレガーがご名答すぎました。改めてすごい俳優だこと。

加えて、心に残る秀逸なセリフの数々。

People say nothing is impossible. But I do nothing every day.
– みんなはなにもしないのは不可能だっていうけど、僕は毎日やってる「なにもしない」を。

If there ever comes a day when we can’t be together keep me in your heart, I’ll stay there forever.
– もしも一緒にいられない日が来ても、僕はずっと君の心野中にいるからね。覚えていて。

If you live to be 100, I hope I live to be 100 minus 1 day, so I never have to live without you.
– もし君が100歳まで生きるなら、僕は100歳マイナス1日生きたいな。そうすれば君なしの1日を過ごさなくていいから。

A day spent with you is my favorite day. So today is my new favorite day.
– 君と過ごす日は、どんな日でも僕の大好きな日だよ。だから今日は僕の新しいお気に入り。

イケメン。

それと、”風船は持っているだけで幸せ”的なフレーズもよかった。自分にもいろんなものが新鮮に見えていた頃があったんだなぁ…と、ちょっと悲しくなったりもしました。

ただ、年齢を重ねるにつれてたくさんのことを学び、自然に多くのことが見えるようになってからが、本当の真価が問われるんでしょうね。

何もしないことに一生懸命なプーと、労働中心の生活をしている大人の僕。

これはよくある働くことへのアンチテーゼ作品か?(ドラスティックなのは嫌だな…)

と思いきや、働く・働かないではなく、”大切な人との大切な日々を思い切り楽しみなさい、自分にとって大切なこと、好きなことをしなさいよ。”というメッセージングが、わざとらしさゼロで伝わってきて、観ていて心地よかったです。

そして、やっぱりプーさんはひたすらにイケメンでしたね。

本作、クリストファー・ロビンとプーさんは、長い間離れ離れになりますが、そうすると普通は愛情も友情も薄れていくもの。大切なつながりがあったことも忘れてしまいがち。

でも、プーさんはクリストファー・ロビンのことをずっと信じ続けているんですよね。会わない間もずっと会いたいと思い続けている。いやぁ痺れる。イケメン(3回目)。

現代人にはプーさんの哲学が必要かもしれません。

そんなプーさんが初めて出版されたのは1926年。今年で92歳とのこと。

正解と、正論と、正義と。

ちょっとだけ、金子みすゞ風ですよね。ほんのちょっとだけ(すません言いたかっただけです)

唐突ですが、先週頭に約5ヶ月間お世話になったスタートアップを退職しました。

まぁちょっと唐突すぎることもあり、自分でもまだ整理がつききってない部分があるんですけどね。

(取締役と1時間話し、そのあと退職届に捺印し、そのまま荷物をまとめてタクシーで帰ってくるというなかなかダイナミックな展開かつ、ハードシングスだなと。笑)

短い間でしたが、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

あ、これを書くのは別にそのスタートアップ自体に文句を言いたいとか、報復とかではないです。それだけは決してない。

ただ、「自分が30代なんかになった時に”あの時は青かったな…”と振り返りたい」と思い、今思うこと、反省点を記しておきたいなと。

なんて、ちょっと重めな前置きなんですが。

スタートアップって正解がないじゃないですか。(っていきなり書き始めるんですが)

手札に複数枚のカードがあって、どれを切っても正解になってしまうというか。もはや自らがとった選択をいかに正解にしていくか、不確実性をいかに無くしていけるかの方が重要であり。

なので、いかにロジカルに、論理的に正しいかを議論するしかないんですよね。つまりは正論のぶつかり合い。とはいえ、組織は生き物なので、正論だけではどうにもならない問題が出てきます。

ではどのように決断に腹落ち感を担保するかというと、何を正義と思うかだと思うんですよね。信条との一致というか。それこそいわゆる”ミッション・ビジョン・バリュー”との一致。

正義だと思えない場合、頭ではいいと思っても、心がついてこない。何を正義とするか、それはもはや哲学、フィロソフィーの問題だなと。

他要因のいわゆる”チリツモ”はあったにしろ、今回の決断に至った理由としては上記がとても大きかったです。

バンドマンのいう”音楽性の違い”ってやつです。組織としても正義とするものが違う人間が経営層にいては、求心力も弱まります。なので、早いうちにてこ入れすること自体、正論すぎますしね。

反省点としては、いくつかあり。

まずはジョインするタイミング。より職場とのフィットを検討すべきでした。

自分も採用人事をやっていた経験もある中で、自分の就職となった途端に盲目すぎましたね。企業側からいうところの「①ビジョンフィット、②カルチャーフィット、③パーソナリティ、④コミュニケーション、⑤ポテンシャル」ですね。

タイミング等を運命と感じ「えいや!」で入りすぎたなと反省しています。

加えて、早々に組織として何を正義とすべきか。何をゴールとするのか。どういう組織体であるべきかを、後回しにせず議論すべきでした。

正義が個人個人で違う状態を放置すべきでなかった。代表含めしっかりと話し合うべきでした。自分と相手の忙しさを言い訳とせず。

とはいえ、組織としての決断。それ自体間違っているとは全く思いません。今後もサービスは成長していくでしょうし、強い組織になっていくのでしょう。

ただただ好きではない方向に行ってしまい、個人的に長く居続けることに違和感を思ってしまった。それだけのことだと思っています。

その点、先週頭にサシでの話し合いを設けた取締役と、その指示を出したであろう代表はやっぱり優秀でしたね。その週の前半のうちには話し合わないとなと思っていた自分なんかよりも。

と、長く書こうと思えばいくらでも書けてしまいそうではありますが。

働くみなさんのパーソナリティ、および、組織が掲げる世界観、サービスの方向性、どれをとっても好きだったので、結構苦しい決断ではありました。が、今後は、陰ながらその発展と成長を応援することとします。

短い間でしたが、本当にお世話になりました。

今後に関しては、まだもやもやっと考え中ですが、フリーなのか、転職なのか、自分でやってみるのか…ゆっくり結論をだせればなと。そう思っています。

とりあえず、仕事を辞めたこと自体、親にはまだ内緒にしておこう…。