せっかく観たので走り書きでもしたいなと思います。書いておかないと勿体無いくらいに今まで見た作品の中でもエポックメイキングだったので。
(すみません、ネタバレします)
わかったこと
①:基本的なストーリーのタイムライン。順行と逆行が視点によって入り乱れてるのまじで難解すぎますね。
②:”TENET”に込められた意味。回文。組織の名前。10分間(TEN)の挟み撃ち。ヘルクラウムのワードパズル。
ワードパズルだ!!!!と気づいたときまじでびっくりしました。OPERA、SATOR、AREPO、ROTAS….。全て出てきますね。
また、Nが真ん中に位置する。つまりはニールが真ん中にいる。鍵を担うという含みも素敵。
③:逆行弾で撃たれると致命傷になる理由。順行だと「発射前→被弾→療養→回復」となるはずのところ、逆行弾は「回復→療養→被弾→発射前」だと。
ただ、撃たれた側は順行世界にいるので回復しないんですね…。被弾はするけど時間軸だけ発射前に戻るだけで、回復が来ない。まじでイカれてる。
セイターがキャットを撃った際も、逆行弾ではないものの、両者共に逆行側にいる中で撃たれたから、順行に戻った際に被弾しっぱなしの状況が発生した。すると、キャットが回復しない。
だから主人公たちはキャットを、敵アジトではない逆行装置(オスロ空港)にわざわざ連れて行ったと。
④:赤と青の意味。順行と逆行を上手く表してましたね。キャットの赤いドレス似合ってたな….。
そしてマスクの有無。これがあったからカーチェイスをなんとか理解できました。
⑤:最後のニールの行動。まじでこれが一番難解でした。映像が時系列になってないのまじでやめてほしい(褒め言葉)
最後の10分の挟撃作戦の際は、ニールはブルーチームつまりは逆行側。10分の逆行で爆弾の仕掛けに気付く。
この時すでに順行時間では爆弾が爆発しているから逆光のニールは止められない。
だから順行に戻った際、主人公たちに車で注意しますね。でも止められなかった。
最後はこの順行のタイムラインで「世界を救った」と終わるんですが、実はこのあとニールはまた逆行してるんですね。
そして扉の鍵を閉め、敵に打たれて死ぬ。(だから主人公視点だとニールが生き返って、扉が開いたと見える)
(ここが超絶に分かりにくい!!!!!発狂します)
⑥:最後のニールの言葉。まさかのカサブランカのオマージュで痺れました…。
「ルイ、これは新しい友情の始まりだ。」
– カサブランカ
⑦:エントロピーの逆転。未来の地球がもう散々な状況になっているから、エントロピーを逆転させて、物体を全て逆行させることで人類を消滅させる計画なのは分かりました。
逆行マシンを使わずにそれを実現するのがアルゴリズムであることも。
膵臓癌のセイターがそれを行うという、全てを道連れにしてやっぞ。というサイコパス感。
⑧:カーチェイスで主人公は逆行する自分にプルトニウムを投げた。順行シーンで見たときに違和感があったんですが、ああそういうことかと思いました。確認のためにもう一度見たい。
⑨:セイターが自殺する前にアルゴリズムを奪う理由。セイターが死ぬとアルゴリズムも起動すると。
そして、アルゴリズムの爆発が14日に起きると聞いていたから10分の挟み撃ちで、アルゴリズムへと通ずる地下への道を作った。
にーーーーーーーる!!!!!!
本当か?と思っていること
①:ニールがマックス(キャットの息子)説。うーん、キャットをめちゃくちゃ心配する様子やら諸々を考えるとありうる気もする。
また、未来の主人公から雇われてますしね。大方密接な関係なのかな。ラストでキャットのことを見つめる主人公を考えると、そういう仲になるのもまぁわかる。
また、ロバート・パティンソンがわざわざ金髪に染めたという話を知り、リアリティがありそうだなと。
そして、それが正とするとまじで最後のシーンが泣けますね。全てわかって死にに行くとは…。
②:順行と逆行で言葉が通じない?説。言葉が逆に流れているから、とのこと。本当かな。
わからないこと
①:主人公の今後。
②:プリヤのタイムライン・知っていること。なんでもありやん。役割も不明。主人公に雇われていたというか、もはや牛耳っていたような。
未来で揉めた?
③:現代のテネット組織はどう出来たの?未来で組織化されたことはわかったんだが。
④:逆行した際の身体的負荷。若返ったりはしない?まぁニールを考えるとしなそうだよね。
⑤:毒薬。偽物だった and 試験だったということは分かったんだけど、末期癌のセイターも同じ毒薬を持っていたような…。
これセイターが使ってたら死んだ?
ってことで、なんだかんだメインストーリーの部分は大方理解したかなーと思ってます。
ただ、もう一度見てぇ….、ご一緒してくださる方募集してます。