月別アーカイブ: 2016年6月

最近、つい観てしまうバラエティを二つ。

「しゃべくり007」、「アメトーーク!」、「イッテQ」は当然好きだけど、もはや殿堂入りということで割愛。

キスマイBUSAIKU!?

月曜夜11時フジテレビ。キスマイのメンバーが毎週テーマ(軽井沢デート、夜食づくり、サプライズ誕生日など)に沿って、自分が思う”カッコイイ男子”を演じる。その映像を見た一般女性100人が評価してランキング化、という番組。

5歳上の姉貴が藤ヶ谷君にドはまりし、実家でオススメされたので観てみたらまぁー面白い。

個人的に水回りの横尾君がツボ。宮田君・千賀君のイケてなさ加減もいい。反面教師は勉強になります。

「スクール革命!」とかを観る限り、ジャニーズ系って結構面白いんだな、とも思ったけれど、あれはザキヤマと内村先生のリードあってこそか。

マツコ会議

土曜夜11時日テレ。マツコとディレクター、AD、プロデューサーが集まり、毎週最近話題の気になるスポット(蒙古タンメン、看護師寮、猫カフェなど)に出向く。インタビュアーと中継をつないで、マツコが好き勝手突っ込みまくるという番組。

マツコ出演はどれも当たりが多いけれど、この番組の面白さは群を抜いている気がする。

マツコは素人一般人にも、ADにも、誰に対してもつっこめて面白くできるのがすごい。思わず確かに!と思わせることを即座に言う。余談だけど、マツコのチャームポイントは口の小ささだと認識。

ちなみに、ドラマでは「ゆとりですがなにか」が面白い。ところどころ、セリフがかなりいい。ということで一部抜粋。(バラエティはどこいった)

「入れそうな大学入って、入れそうな会社入って辞めずに続けてんだよ。すごくね?ゲームでいったらレベルアップしないで何回も何回も同じこと繰り返してるわけじゃん、余裕でクリア出来るステージを。無理だわー、ないわーその才能。だから(自分は)こんな暮らしなんだな!!」

「いきなり押しかけてきて、家族は、兄妹は、会社はって、俺のことは何にも聞かない。俺はどういう人間で、何考えているのかなんて、どうでもいいってことですか。結婚すんのは俺っす。家族兄妹会社、周り関係ねえっす。いやもっと言えば、娘さんが何考えているか、どういうことで悩んでいるか聞かずに、適齢期だから結婚か仕事か選べって、、、わかんねぇっす。」

「何を隠そう先生はね、ゆとり教育を受けた最初の学年です。ゆとり第一世代って呼ばれてます。…学力が低下して、社会問題になりました。おまけに社会に出たら、使えない、覇気がない、ガッツがない、言われたことしかやらない、ライバル意識がない、危機感がない、緊張感がない、予期せぬアクシデントに対応できない。全部言いがかりです。国が勝手に土曜日休みにして、教科書薄ーくして、それでテストの成績下がったからって、ポンコツ扱いしてるんです僕たちを。でもね、ゆとり世代にも、長所はあるんです。他人の足を引っ張らない。周囲に惑わされずベストを尽くす。個性を尊重する。…みんなと一緒に勉強して、みんなと一緒に社会に出るために必要な特別な措置です。大悟が電卓を使っていい時代がそのうち来ると思う。それが本当の平等。本当のゆとり教育だと先生は思います。はい。この話はおしまい…」

さすがはクドカン。

初の実験対象はサツマイモで、焼芋となったという。

1944年(昭和19年)、大日本帝国海軍は海軍技術研究所と島田実験所(現島田理化工業の前身)にてマイクロ波を照射して航空機などを遠隔攻撃するための研究をおこなっていた。初の実験対象はサツマイモで、焼芋となったという。

上記は「電子レンジ」のWikipediaから引用。可愛らしいと思ったのでメモ。

どうやら、ポケットに入れたチョコバーが溶けていたことから、仕組みを着想したらしい。偶然に乾杯。

短評

マネーモンスター

ジュリア・ロバーツもジョージ・クルーニーも歳とったなぁ。というのが最初の感想。オーシャンズシリーズとか観てた世代としては、懐古的意味合いなある作品。二人の掛け合いは良かったと思う。

どんな組織にもよくありがちな構図。下層にいる人間は見えてる世界が狭い分、類推力がないと直属の上長・関係者に当たる。

しかし、その上司も上の指示で動いている。その点、中間管理職の立ち振る舞い・コミュニケーションってかなり骨が折れるなぁ、とか想起。

伏線の入れ方はシンプルだけどまとまってた。きちんと回収してて割と親切丁寧。そして、オモシロ要素の入れ方がうまい。株価が下がるとことか、最後の方のVine特集とか非常にアメリカ的。

劇中、気になったのは終盤のカメラの向き。その後のカットと組み合わせると、あれは”あなた(観客)にも起こりうる話ですよ”というメッセージなのだろうか。

映画「ドリーム・ホーム」のセリフを思い出したので、最後に引用。

“アメリカは負け犬に手を差し伸べない。この欺瞞の国は、勝者の勝者による勝者のための国だ”

“ノアの方舟に乗れるのは100人にひとりだ。他は溺れ死ぬ”

エクス・マキナ

新宿シネマカリテにて鑑賞。ここの椅子はふかふかで心地よい。席によっては、劇場外待ち合わせスペースの音が聞こえてくるのは難点。

“AIは神の産物だ”的な主人公のセリフ。原題「Ex Machina」が「機械仕掛けの神」を意味するラテン語「デウス・エクス・マキナ」から来ている点。英語のexには「元~」という意味があるため、タイトル「元・機械」とも読める点はいい伏線。

エヴァが完全体であることが証明するラストシーン。人間としていくら天才でもコントロールできるはずがない。人間的感情を持たず、知能は指数関数的に進化していく。なんせ、それは”神”だから。

映像自体は無駄がなくスタイリッシュ。エヴァ、どっかで観たなぁと思ったら、コードネームU.N.C.L.Eだった。やはり美人。ドーナル・グリーソンは心優しい役が似合いすぎ。

“アンドロイドは電気羊の夢を見るか?”を思い出した。