言葉」カテゴリーアーカイブ

最近刺さったコピー

メモとして残しておきます。

週刊少年ジャンプ / 集英社

夢は、口に出すと強い。

そごう冬市 / そごう・西武

「残りもの」は嫌い。「最後のひとつ」は好き。

宝石時計 長野

時の商人

その商人は時を売っていた。
「いらっしゃいませ。時はいかがでしょうか?1分から承ります」
ある男は商人から1時間買った。
1時間買った男は、
それを読書の時間に使った。
ある女は1週間買った。
1週間買った女は、
それを海外旅行に使った。
「10年欲しいのだがね」
ある老人は商人に聞いた。
「お客様、10年だと、すこし値がはりますが」
「かまわん、10年ぶんよこせ」
10年買った老人は、
それを病気の妻に譲った。

カンロ飴 / カンロ

わが子と話せる時間は、
悲しいほど、少ない。

キミが生まれてきてくれて、
もう6年の月日が流れようとしています。
その間、いろいろあったね。
はじめて歩いて僕のところまで駆け寄ってきたキミ。
転んでも歯をくいしばって泣かなかったキミ。
そうそう、おつかいを頼まれて財布を無くし、
いつまでも玄関の前でじっと座っていたこともあったっけ。
これからもいろんなことがあると思うけど、
すべてのキミが、僕は好きです。
だけど、昨日、見たくないキミに会ったんだ。
ウエディングドレスを身にまとい、
知らない男と満面の笑みで笑っている。
凛とした顔で何かを僕に伝えている。そんなキミの姿を。
夢だと気づき、目が覚めた時には、
なぜか僕は泣いていました。でも、しょうがないんだね。
あと何年もすれば、それが現実になるのだから。
だから話そう。どんな些細なことでもいい。
嬉しかったこと。悲しかったこと。苦しかったこと。
もっと話そうよ。
ふたりで話せる時間は、
ふたりが思ってるより少ないのだから
キミの好きな飴でも、一粒一粒、食べながらね。

マイホームランド玉川上水

犬を飼った。
愛される子どもが、
愛することを知った。

アトレ

春は何かと出会うたびに、
新しい自分と出会える気がする。

札幌APIA / JRタワー

きになる、
はすぐに
すきになる。

宝島社

日本人に
もっと毒を。

汚い、と言って電車のつり革に触らない人は、逆に不健康だと思う。
毒気など無縁の顔で理想ばかり語っていた政治家は、あっさりと折れてしまった。
お人好しがどれだけ罪かということを自覚しない国が、外交で失敗ばかりする。
毒とは何かを知らないコドモほど、人に平気で毒をかける。
あるいは自分にさえ毒をかけて、あっさりと死んでしまう。
あるいは「人に嫌われたくないから」という呪縛を自分にかけて、
少しずつ少しずつ、自殺しながら生きている。
いい毒は薬。毒に触れ、毒を知り、ある時はそれを解毒しながら、
ある時はそれを別の毒にぶつけながら、
人は自分の中に、やわらかで逞しい免疫力や想像力を育てていく。
とんでもなく悪いことをする人間は、ほとんどの場合、このふたつが決定的に欠けている。
さてこれからの子どもたちはどういう風に
毒を知り、人間を、世の中を、世界を知っていくのだろうか。
突然ですが、立川談志さんのような人には、ずっと居つづけてほしいと思う。

明治

人生が、
ラブストーリーで
ありますように。

私は、「その人」との約束を破った。生まれて初めて愛した異性。生まれて初めてバレンタインデーに、チョコレートを贈った相手。完璧な人生の先輩。愛妻の存在は知っていたけど、私は本気だった。なのに、だんだん欠点が見え始めた。大切な時に、仕事。束縛。年下の私をいつまでも子供あつかいすることにも我慢できなくなった。会話が途切れた。長い年月・・・。そして大学を出た私には、他に好きな人が。どこか「その人」に似ていた。結婚を決意。「その人」は黙っているだけだった。式は、2月14日。新しい恋人に私が愛を告白した日。その朝、「その人」と二人きりで会い、お別れのチョコレートを贈った。「約束を破ってごめんね」という言葉に、「その人」と私は数年ぶりの笑顔をかわした。バージンロードへ向かう私は、守れなかった「約束」を心の中で繰り返していた。「大きくなったらパパのお嫁さんになるの」

名画座ライズ / シネマライズ

人生は繰り返せない。だから映画が生まれたんだ。

山形デスティネーションキャンペーン / 東日本旅客鉄道

美人よりも、
美しい人になってください。

ネイチャーメイド / 大塚製薬

別腹などない、
ということを私の下腹が
教えてくれました。

カンロ飴 / カンロ

あなたの思い出す私の顔が、
いつも笑顔だといいな。

婦人服 タミーフジヤ

歩きやすい靴がいい。
人生はほとんどが遠回りだから。

青春18きっぷ / JRグループ

「ずっと友達だよ」と
言うかわりに、
みんなで旅にでた。

KTC中央高等学院

人を好きになる。
人を嫌いになる。

胸が痛むのは
どっちだろう?

東京海上日動火災保険

「失敗したらダメ」
「失敗しても大丈夫」
人はどちらの方が
がんばれるのだろう。

ヒルデモア

人生は、
冬ではなく、
春で終わりたい。

西日本典礼

別れが人を強くするなら、
一生弱くていいと思った。

23区 / オンワード

学術上、クマンバチは飛べない。
それを知らないから飛べるんだって。

H.I.S.

自分がちっぽけに思えたら、
その旅は、きっと正しい。

カラオケスナックさくら

昔は安い酒で
夢のことばかり話してた。

最近は高い酒で
金のことばかり話してる。

三菱UFJニコス

「新人ですか?」
ではなく、
「本当に新人ですか?」
と言われる
くらいじゃないと。

宝島社

ヒトは、
本を読まねば
サルである。

かながわ子ども環境サミット2010 / 日立製作所 横浜支社

大きくなったら、
小さなことに、
気付く人になってね。

earth music&ecology / ストライプインターナショナル

理不尽を知って、
私、
もっと強くなれ。

母の日 / イトーヨーカドー

花を好きなのは
母親似。
母を好きなのは
父親似。

GLIP / リクルートキャリア

やらない理由を
探すのがうまくなると、
成長は止まる。

長沼静きもの学院

ふだん、どんなに急いで歩いているかは、
きものを着た日にふとわかる。
食べ方だとか、座ったときの姿勢とか、
小さな仕草のひとつひとつが、少し丁寧になっていく。
そう、これはきっと、生き方が見えてしまう服。
いくら若くて美しくても、
しっくり馴染むとは限らないし、
逆に、どうしてもかなわない80歳のおばあさまもいる。
それが、なぜかうれしい。
きものがもっと似合うようになるために、
もっときちんと生きようと思った。

着ることは、生きること。

ヤマサ 鮮度の一滴 / ヤマサ醤油

おいしいと言うかわりに、
あの人はあの人はおかわりしてくれた。

ゼクシィ / リクルート

父が、あんなに飲んでいるのを初めて見た。
母が、あんなに写真を撮るのを初めて見た。
友達が、あんなに泣いているのを初めて見た。
上司が、あんなに褒めてくれるのを初めて見た。
旦那が、あんなに笑っているのを初めて見た。

結婚式に来てくれる人は、
あなたの人生を支えてくれる人です、

私が、あんなに幸せだったのを、初めて見た。

日本教育大学院大学

「やっとできた」は、
「やればできる」を教えてくれる。

ボイスレコーダー / 山善

人類史上、
いちばん続く争いは
「言った言わない論争」だ。

明光義塾

「全然勉強
してないよ」
リアルなのは
俺だけだった。

岩美町観光協会

海や山に励まされる。
大人になるって、
そういうことかも。

ときには酔っ払ってしまうことも、
ときには「つぶやき」を
誰かに聞いてもらうことも
大切だけれど、こころ静かに
大自然を眺めるのはいかがでしょう。
海や山も、何も返事を
してくれないけれど、
何かを気づかせてくれる、
そう思うのです。

TOYOTA NEXT ONE//AUSTRALIA 2014 / トヨタ自動車

群れに答えはない。

西武夏市 / そごう・西武

迷う。悩む。
奪われる。
バーゲンは青春だ。

あんどうピアノ教室

練習では私が泣いて、
発表会ではママが泣く。

ウィッカ / シチズン

いじわる言ったのは、
あなたが時計を見たから。

TOYOTA GAZOO Racing / トヨタ自動車

摩擦を恐れるな。
摩擦は熱になる。
その熱だけが
情熱になる。

JOMO / ジャパンエナジー

一日が短いと
思った日の
日記は長く
書けるなぁ。

そうだ京都、行こう。 / 東海旅客鉄道

絵日記を書いて、
それでおしまいに
なってしまうような夏じゃなく。

大きくなって、
思い出してくれるような
「夏の記憶」を
つくれるかどうか、
親も、試されているのです。

グリコ幼児のみもの / グリコ乳業

ずっと一緒には
いられないから、

今はずっと
一緒にいよう。

青森トヨペット

乗りたいクルマに迷ったら、
乗せたい人を思い浮かべるといい。

JT

一瞬の輝きが、
上を向く時間をくれる。

空を見上げる人を、ふやしたい。
花火は、そんな願いが込められて生まれました。

花火大会が本格的に始まったのは1733年。
大飢饉や疫病など、災いが重なった翌年です。
うつむきがちな世の中を少しでも励ますために、
二大花火師「鍵屋」と「玉屋」は、
色や大きさ、デザインなどに
工夫をこらし、技を競いました。

華やかな花火に誘われて、
人は夜空を見上げ、歓声をあげる。
花火が照らしていたのはいつも、
ひたむきに生きる人々でした。

TOYOTA NEXT ONE//AUSTRALIA 2014 / トヨタ自動車

山を越えないと見えない山があった。

H.I.S.

人生が長い道なら、その道草が旅なんだ。

DRIVE&LOVE

帰省ラッシュ。
それは親を想う
子どもたちの行列です。

五明

海も山もある故郷を、
なにも無い町と呼んでいた。

小さくまとまりたくないと、
ふるさとを飛び出して二十年。
猫の額ほどの家から、肩をすぼめて電車に乗り、
小さか会社の、小さなデスクに通う。
そんな未来が分かっていても、
あの日の俺は同じ決断をしたのだろうか。
夜十一時の居酒屋のカウンター。
ひとりで呑むのも、もう慣れた。
目の前には、地元のお酒と、
地元の名物だった鰯のへしこ。
親にはもう5年近く顔を見せていないが、
胃袋だけは、こうして毎週帰省している。

あの町には、海があり、山があり、
魚がいて、酒があった。
友人がいて、家族がいて、
たしか、恋人だっていた。
何も無いのは・・・
思わず、日本酒に手が伸びる。
何も無いのは、都会の方だったのかもしれない。
少し濁ったお酒を眺めながら、
東京でどうしても見つからないものたちを、思う。
いつしか手の上のスマートフォンは、
新幹線の予約画面を開いていた。

日本赤十字社

ち、
のち、
いのち。

イムズ

「ずっと」なんてないことを、
こどもたちは夏から教わる。

JT

人の想いは、
見えるものではなく、
気づくものでした。

読売巨人軍 / 読売新聞社

好きな選手がいるだけで、
人生は盛り上がる。

いしかわ子育て支援財団 / 石川県

毎日「10分」早く帰る。
1年で「5連休」分の
家族の時間が生まれる。

カンロ飴 / カンロ

体という字の
ほとんどは
休むという字で
できている。

タフマン / ヤクルト本社

逆風も、逆から見れば順風だよね。

バーグローリー長野

言いたいことを言える場所を、
ネット以外にも、
もってたほうがいい。

迷惑駐輪啓発 / 札幌市

問題は、問題意識がないことでした。

ドモホルンリンクル / 再春館製薬所

成長はいつから老いへと
変わるのでしょう。

マンツーマン英会話 GABA

このままだと、
この先ずっと、
このままだと思う。

長崎バス / 長崎自動車

帰省のひとはすぐにわかる。
なんでもない景色を、
見る目がやさしい。

天神コア

気が多いのは、秋のせいにした。

黒門小路 / めいてつ・エムザ

「旅行どうだった?」
と聞いてほしくて、
おみやげを買った。

ホクレン農業協同組合連合会

食欲の秋が来ても、食欲に飽きは来ない。

カラオケバー きまぐれ

いま一番タイムマシンに近いのは、
カラオケだと思う。

ソラリアプラザ商店会

お客さまは神様です。
バーゲンは神様の戦いです。

セディナカード / セディナ

しあわせは買えないけど、
買い物はしあわせ。

デジタルカメラ / リコー

退屈なのは
世の中か、
自分か。

フォーラス / イオンリテール

世の中なんて、ぜんぶワタシの背景だ。

中川政七商店

「なるはや」で仕事をする
職人はいない。

アディダスジャパン JFA

あの日の炎は、消えたのか。

20年前日本代表はワールドカップ出場を決めた。お世辞にも上手いチームじゃなかった。練習環境だって整っているとは言えなかった。だが、その情熱と野心と本戦出場を渇望する気持ちは、燃えたぎっていた。本物だった。いまはどうだ。ここ数年メディアは本戦出場を当然のことのように語っている。本当に夢ではなくなったのか。そんなに日本は強いのか。いや、違う。相変わらず世界は高い壁のままだ。勘違いをするな。20年前の我武者羅さはどこへ行った。上手い日本じゃなくていい。強い日本を見せてくれ。クールな日本なんか見たくない。暑苦しいまでに貪欲な日本を出せ。くすぶっている場合じゃない。燃えたぎる日本を、もういちど。

秋葉原電脳商店街

なくても生きられるものほど、
欲しくなるのはなぜだろう。

パイロットコーポレーション

言わなくていい言葉まで、
つい言ってしまうんだなぁ。
顔を見ると。

人生の長い道のりを、ともに歩いてきたご夫婦も。
その一歩を踏み出したばかりの、初々しいお二人も。
胸に手をあてると、身に覚えがあるのでは?
「余計だったよなぁ、あの一言」ということが。
分かっているつもりでも、つい意地を張ってしまったり。
気持ちとは裏腹な言葉に、後悔したり。
でもそれは、「何でも言い合える間柄」でもある証。
夫婦って、それぐらいで、ちょうどいいのかもしれません。
それでも、ちょっと言いすぎたな、という夜は。ぜひ、ペンを。
そして、素直な言葉をしたためてください。
「ごめん」「ありがとう」「分かってる」「言い過ぎた」
あらためて声にするのは照れくさい言葉たちも、
文字でなら、伝えられそうな気がしませんか。
人生が長くなった分、夫婦で過ごす時間も長くなっています。
ケンカをしながら、仲直りをしながら、いつまでもいつまでも、
お幸せに。

人は思い、人は書き、人はつながる。

ドライバー募集 / 富士タクシー

嫌々働くほど、
人生は長くない。

寺子屋塾

あきらめが悪いと
先生に褒められた。

ランニングサポートステーション ジョグスタ

42.195キロ。
私には、
理想の体重にみえる。

梅園会

この時代に、
住所を教えあう。
そこが年賀状の
いいところです。

ハルタ

人生は選択の連続だ。
些細なことから、
一生を左右するような
大きなことまで。

自分で選んできたものの積み重ねで
わたしの心はできている。
わたしのからだはできている。
わたしは、わたしらしくいられる。

選んできたものが、わたし。

アミュプラザ長野

生まれ変わるなら、生きているうちに。

その一文に馳せる思い

先日、数億年ぶり(謎のウソ)くらいに漫喫に行ったんですけど、なんかもうスーパー極楽ですね。もはやずっと居られる….(ハマってしまいそう)(暇人がばれるな。笑)

読んだのは「PLUTO」。

https://ja.wikipedia.org/wiki/PLUTO

学生の時に仲良くしてくれていた先輩(何故か一年中家のカギを掛けないから、居座りまくってた)がおすすめしてたなーくらいで、ふと手に取ってみたんですが、結論、めっちゃ面白い。

“21世紀版鉄腕アトム”という立ち位置みたいですね。

『PLUTO』(プルートウ)は、手塚治虫の『鉄腕アトム』に含まれる「地上最大のロボット」の回を原作としている浦沢直樹の漫画。

存じ上げませんでしたが、かなり話題になった作品だそうです。(下記を参照)

第9回手塚治虫文化賞マンガ大賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第41回星雲賞コミック部門受賞。宝島社の「このマンガがすごい!」2006年版オトコ編の1位、フリースタイルの「このマンガを読め!2005」の1位作品。単行本は850万部以上を売り上げている

感情移入のできる登場人物、ドラマ性のある展開を見せる脚本、どれをとっても素晴らしくて、もう一気に読み進めてしまいました。とはいえ、全8巻ほどなので気になった方は是非に。(と言いつつ、自分が買うかもしれない)

もうある程度前(10年前くらい?)の作品なので書いてしまうと、伝えようとしているのは「憎しみからは何も生まれない」というメッセージ。この一文を言いたいがために、8冊にわたって丁寧に物語が紡ぐことのできる浦沢直樹先生、ほんとすごいなー。(感銘した)

ひたすらタイプなコンテンツ形式なんですよね。ワンセンテンスワンメッセージではないですが、ああ、この一文を言いたいがために、作者はここまで頭をひねったのか…と最後にとてつもなく感激してしまえるような。(もちろん、感激できるほどに練られたストーリー性がないとダメです)

上記、映画でいえば「マイ・ブルーベリー・ナイツ」とかも割とその色強いですよね。(最後にしっとりと余韻たっぷりに伝えらえるそのメッセージは、ぜひ観て確認してください)(ジュードロウがひたすらイケメンなのと、画がだけでも楽しめるところがポイントです)(デートでもよいかも)

https://movies.yahoo.co.jp/movie/327838/

その点、山崎ナオコーラさんの「ニキの屈辱」と映画「her」を思い出します。

ナオコーラと「her」

そんな「PLUTO」ですが、実は来年舞台やるんですね(!!!!)って、2015年に一度舞台で上映されていたとのこと。(知らなかった)

https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/18_pluto.html

主人公アトム役は前回の舞台と同じく森山未來。そしてウランちゃんを土屋太鳳(!)その他、大東駿介、吉見一豊、吹越満、柄本明と、これまたキャストが豪華….。

そして、なんとなんと映画化もされるとのこと。(ほんとですかWikipedia先生)

2010年、映画の制作が発表されている

アメリカの映画プロダクションイルミネーション・エンターテインメントは、手塚プロダクションと共同で本作を基にした実写映画を企画・製作中であると発表した

楽しみがまた増えてしまったな。

最近よかったことば。

を、羅列します。

幸福の話をこれほどまでに聞かされていなかったら、人間はもっと幸福だったろう。(仏作家・シャルドネ)

経営から事務仕事のレベルの差こそあれ、会社というのはつまるところ、「同じことを繰り返すのが好きな人」と「同じことを繰り返すのが嫌いな人」のせめぎ合いでしかない。

ちょっとでも詳しいとすぐ「オタク」「マニア」って侮蔑の意味を込めて呼び始めた時点から理系の立場が崩壊し始めたのだろう。何故無知なほうが知っている側をバカにできるのかその精神構造がわからない

『pen』がブレードランナーきっかけでSFを特集してて、その中で書評家の大森望氏がSFの定義を解説してるんだけど、「現実的で論理的なのがミステリー、非現実的で論理的なのがSF、現実的で非論理的なのがホラー、非現実的で非論理的なのがファンタジー」とまとめられていて最高に腑に落ちた

私がこの世で一番好きな言葉は、高校生の時誰か知らない人が黒板に書き残した『バファリン工場爆発 半径3㎞にやさしさ飛び散る』っていう一文なんだけど、いまだにこのセンスを超えて琴線に触れるフレーズに会ったことがない

あと「我慢していたら褒められるしいつか解ってもらえる、我慢が認められて尊重してもらえる日が来る」って思うんだけど、それは全くの嘘で我慢する人には他人はどこまでも我慢を強いるし口先で褒められても尊重してもらえる日は決して来ないんだよね。

逃げるのは卑怯じゃない。作戦のうち。つまり逃げるのも、戦い方の一つだ。生きてさえいれば、いずれ仕返しができる。無駄に死ぬよりは、ずっと勇気がいる(スカル・ブレーカ – The Skull Breaker / 森博嗣)

殺人事件の被害に遭われた方のお顔、私は見たくないし、小学校の頃の文集も読みたくないし、昔の同級生の証言とかそういうのも一切要らないし、勿論そのご家族のお話も伺いたくないと思うし、伺うべきでない、我々の知る権利はそこまで及ばないと考えますけど、誰のためにこれらの情報があるんですか。

フランスの飯が高すぎるので「これだけで9ユーロだと!フランス人は大丈夫なのか!?」と思ってたけど対話の結果フランス人も孤独のグルメのDVDとか見て「あんなに食って4ユーロかそこらだと!それで日本の飲食店の従業員はちゃんとまともな給料を貰えているのか!?」と思ってることが分かった。

ばかみたいに本を読むのはどうしてかといえば、もうひとつの世界に行かなくては健康が害されるからである。私は物心つくかつかないかのころから、現実でないものを見るためだけに日ごと夜ごと本を読むくせを持った。まとまった時間などなくてもよい。あればもっとよいけれども、十分でも三分でもよい。向学心も向上心もない。読んだあとに役に立てようという気がない。本の中は現実でなければそれだけで価値があった。空想された物語がもっともよかったが、他者の人生であろうが、数字の並びであろうが、論述であろうが、現実でさえなければそれでよかった。

今は現実をそんなに嫌いではない。だいたい幸福だし、いい人生だと思う。いやなことはそんなにないし、あってもだいたい戦える。最悪でも逃げることはできる。それでも身についた癖は抜けない。現実がどれほど好ましいものであろうと、目の前の現実から遊離する行為を止めることができない。そういうふうにできあがって、たぶんもう直らない。

そんなだから、犯罪者についての本など読むと、まったく他人事ではないと思う。だいそれた犯罪者の幼少時代にはしばしば、「空想にふけっていた」「(異常なまでの)フィクション好きだった」といった記述がある。そんなの私じゃないかと思う。私が彼らでなかったのは単なる偶然にすぎないと思う。私に何らかの不幸な出会いがあったなら、私が暴力を比較的肯定される男児に生まれていたら、私がもう少し怒りというものを抑圧されていなければ、私は彼らになっていただろう。私がそうした何らかの要素によってフィクションに没入しきれず、そのためにダメージを癒やし足りなかったとしたら。

そう、私は彼我を隔てるものを、本質的には「じゅうぶん本を読むことができたか」の一点しかないと思う。じゅうぶんに現実の外に出て、その中で精神の体力をやしなうことができれば、人を殺さなくても済んだのではないかと思う。夜ごと現実の外に出て、本の中の、自分に熱心に語りかけてくれる何か、いつでも自分を待っていてくれる誰かと、古今東西の実に多様な他者と、話すことができたなら、人を殺さなくても生きていられたのではないかと思う。

どうしてもどうしてもさわりたくて、気が狂うほど、もういてもたってもいられなくて、彼女の手に触れることができたらもうなんでもする、神様。
そう思った。そう思ってした。自然も不自然もない。せざるをえない。思い出した。本当はそうだった。何となく気があるふたりがいて、何となく約束して、夜になって、食べて飲んで、どうする?となって、今日あたりいけるとお互いが暗黙の打ち合わせをしてる、というものではなかった、本当はただたださわりたくて、キスしたくて、抱きたくて、少しでも近くに行きたくてたまらなくて一方的にでもなんでも、涙がでるほどしたくて、今すぐ、その人とだけ、その人じゃなければ嫌だ。それが恋だった。思い出した。(吉本ばなな『とかげ』)

高校生以下で賢い子に私が言ってるのは、「評価者が君よりバカなことがある。その時はバカに合わせてやれ。君がバカを矯正してあげることにメリットはないから、相手から学ぶものが無さそうなら切り上げろ」ということ。この辺を割り切れないと賢い子が学校教育でバカになってしまう。

古代エジプト人「俺のわけわからん落書きめっちゃ考察されててわろた」( ピラミッド建設する際、内部通路つくるために電球が使われていた真実をどう説明すんの?:哲学ニュースnwk)

「働き方を変えるよりも、稼ぎ方を変えるべき」というのは、ものすごく同意する意見だなー。
「稼ぎ方」が本来先にあるんですよ。高収益な事業を回していれば、自然と働き方はホワイトになる。
働く側(労働者)ではなく、事業を舵取りする経営者側の問題なのです。(イケダハヤト)

「正しいことを言っている、やっているように見える人」っていうのは、逆に「正しくしなければならないという強迫観念みたいなものに追われている」ことが多い。(「ポンコツのほうが、やりやすいです」 – いつか電池がきれるまで)

「人が考えるべきことは、何をなすべきかではなく、自分が何であるかである」(マイスター・エックハルト)

「みんなが嫌いなものでも好きなら好きと言おう」というメッセージの曲はたくさんあるけど、「みんなが好きなものでも堂々と好きと言おう」という曲はほとんどないと思います。「みんなが好きだって言うから、嫌いになる」という人はとても多い。僕はそれをとても愚かなことだと思っています。(星野源『働く男』文春文庫 p172 『エピソード』日常 )

はやく偉い大人が、特に意味はないけどカッコいいと思ったからこのデザインしましたって言ってほしい。意図があっても説明しないでほしい。

金が必要なら職に就くものだと思っている。実際には、この伝統には100年程度の歴史しかない。それ以前には、生活のためのデフォルトの方法は、農業をすることだった。ほんの100年くらいしか歴史のないものを原理のように扱うのは間違っている。これは短期間で変わっていることなのだ。(Paul Graham)

ジョジョ読んでたら覗き込んできた父親が「それは『北斗の拳』の絵のパクりだな?」と得意げに言ってきて以来、独自性より類似性に気がいくのは無知の特徴じゃないかと思うようになった。(ダ・ダ・恐山)

染まり上がりを見た美容師のお兄さんが「またひとつ、可愛すぎる存在をこの世に作り出してしまった……」って言ってて、美容師ってすごいなと思った

「俺の頭が悪いんじゃなくて、お前の頭がいいんだよ。人を馬鹿にする前に、自分を褒めろよ。」

「ルールを増やす」ってのは管理方法の中では一番ダサい

アナ雪といえば、マツコデラックスが「あの映画って結局ありのままの自分じゃだめで、それをちゃんとコントロールして初めて幸せになれるって話なのに、皆ありのままの自分でいいのって思っちゃっててそれじゃダメだと思う」ってコメントしてて、アナ雪の評論として初めて首がもげるほど頷いた。

「俺は、何もプレッシャーなどかけていない」 「ムリな要求などしていない」 「勝手に、潰れていっただけだ」 「あの程度で潰れるのなら、どこに行っても同じだ」 などという発言が聞かれることが多いが、その発言自体が、リーダーシップの失敗を物語っている。(自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れを取る技術 / 下園 壮太)

何世紀もかけて科学技術を発達させてきたのに未だに週休2日で8時間労働とかギャグかと思う。

大音量で音楽鳴らして走っている車からいい曲を聴いたことがないように、声がデカいやつの意見にはロクな意見がない。

真実は常につぶやかれるものだ。

決して良い悪いという次元で考えてはいけない。つねに良いか、もっと良いかという次元で考えなさい。生とはその通りのものだ。(OSHO)

嵐の相場くんがインタビューで「アホなひとが好き」っていっててアホの定義を聞かれ「力の配分に損得がないこと」と答えていてあまりの的確さに感動をおぼえた