月別アーカイブ: 2024年8月

「超・箇条書き」を読んだ。

A・Tカーニーのマネージャーが書かれた一冊。

友人がおすすめしてたから読んでみたけど、確かに良書でした。

下記、確かにな~と思ったポイントをサマっておきます。

体言止めに逃げてはならない

「コストの低下」と記載しても、コストが下がったのか、下がっているのか、下がるのか、下げたのか、下げているのか、下げるのかがわからない。
そもそも状態を表すものか、行為を表すものかわからない(もちろん、読み手もわからない)

体言止めというのは多義的で、曖昧であるという前提に立つ必要がある。

構造化には「ガバニング」

ガバニングは直訳すると「統制する」などの意味。
外コンで「ガバニング」といえば、一般的に”頭出しのまとめ”を指す。 = 「ポイントは3つ」と宣言するやつ

スティーブ・ジョブズはガバニングの達人だった。

“Today, I want to tell you three stories from my life. That’s it. No big deal. Just three stories.”
(今日ですが、私はみなさんに、人生から学んだ3つのことをお話ししたいと思います。それだけです。たいした話はしませんから。ほんとたった3つの話しかしませんから)

“The first story is about connecting the dots.”
(最初の話は点と点をつなぐということです)

・・・(中略)・・・

“My second story is about love and loss.”
(2つ目の話は愛と喪失に関するものです)

・・・(中略)・・・

“My third story is about death.”
(私の3つ目の話はしに関するものです)

・・・(後略)

「フックをつくる」ことで相手の関心を掴む

相手が聞きたい、読みたいと思ってくれるように、関心を引くためには物語化が必要。
そして、物語化にはフックをつくる = 自分に関係があるものと認識される必要がある。

■フックをつくるコツ:イントロづくり ⇒ 出だし・書き出しを工夫する

ユニクロの投資家向けプレゼン資料では、箇条書きがよく使われる。

2015年8月期の振り返り
●海外ユニクロ事業が高い成長を維持
 ・特にグレーターチャイナ、韓国の業績が好調
 ・米国事業の赤字幅が拡大、全社をあげて課題への対策を強化中
●国内ユニクロ事業は増収増益を達成
 ・秋冬シーズンは、ヒートテック、ウルトラライトダウン、ウールセーターなど、冬のコア商品の販売が好調
 ・春夏シーズンは6月から売上が低調、4Qは大幅な減益
 ・マストトレンドを掴んだ商品開発、ニュースの発信力に課題
 ・2014年10月には、グローバル旗艦店のUNIQLO OSAKA、グローバル繁盛店の吉祥寺店を出店し、成功を収める
●ジーユー事業が大きく成長
 ・2015年8月期は大幅な増収増益を達成
 ・”ファッションと低価格”の新しいアパレルブランドとして、日本市場で確固たるポジションを確立

イントロにあえて「海外事業」を持ってきているところがポイント。

2015年8月期において、ファーストリテイリングの最大事業は圧倒的に国内。(全社売上の約46%)
海外事業は36%で、第二事業の立ち位置。

海外事業を伸ばすことが経営方針であり、強調すべきだから最初に持ってきた。
+投資アナリストもそのことを理解し、関心がある。だからこそ、事業規模の大きさを無視している。

ただ、アンサーファーストは万能ではない
結論をイントロに持ってくることは「アンサーファースト」と呼ばれる。

しかし、その妥当性は相手によりけり。
相手がまだ背景や経緯を理解していないときは、いきなり結論を持ってくるべきではない。
一方、最終報告など、相手が背景や経緯をすでに理解している場合は最初に結論を示すべき。

■フックをつくるコツ:「MECE崩し」で山場を作る

MECEの弊害=フックをなくし、相手の関心が引けなくなること
相手に伝えるべき情報、伝える必要がない情報を精査した結果、MECEにこだわらないほうがいいケースもあることに留意する

「スタンス」をとる

ダメな箇条書きは「で、それが何?」で終わる、
大事なのは、賛成なのか、反対なのか、A案なのか、B案なのかの「スタンス」を明確にすること。

多分、コンサル1年目が言われ続けるやつ。

「隠れ重言」を排除する

重言=顔を洗顔する、頭痛が痛い など

隠れ重言は、当たり前すぎてわざわざ伝える必要がないこと。

例えば、サッカー日本代表戦の解説で「日本はゴールが欲しいですね」などと言ってしまうこと。
サッカーをしていれば、ゴールを目指すのは当たり前。

こういった些末な事項で箇条書きを埋めてしまうのは勿体ない。伝えられる情報量には限りがある。

プレゼンにおけるNGワード集

~を改善する
上手くいってないのだから、改善するのは当たり前
⇒ 改善すること自体ではなく、どのように改善するかを相手に伝えないと意味がない

~を見直す
上手くいっていないのだから、見直すのは当たり前
⇒ どのようにして見直すのかを相手に伝えないと意味がない

~を推進する
やることが決まっているものを推進するのは当たり前
⇒ 具体的に何をするのかを相手に伝えないと意味がない

~を最適化する
最適化できるならするのは当たり前、最適化したくない人はいない
⇒ 具体的に何をすると最適化されるのかを相手に伝えないと意味がない

~のバランスをとる
これは「~を最適化する」と同じ、バランスをとるのは当たり前
⇒ どうなるとバランスがとれた状態で、そのために何をすればよいかを相手に伝えないと意味がない

~を徹底する
徹底できるならするのは当たり前
⇒ 具体的にどのように徹底するのかを相手に伝えないと意味がない

~を強化する
これは「~徹底する」と同じ、強化できるならするのは当たり前
⇒ 具体的にどのように強化するのかを相手に伝えないと意味がない

~を実行する
やっていることや、やることが前提のものを実行するのは当たり前
⇒ 実行すること自体ではなく、具体的に何をするのかを相手に伝えないと意味がない

時たま、お偉いさんのプレゼン内容が全く頭に入ってこないなーと思うときはだいたいこのワードが頻発だったりするな~と。

ノリと勢いでAndroidデビューしてみた。

してみました。

職場ではずっとWindowsだし、家で私用のMacを触ることも少なくなり。加えて、なんとなくでiPhoneを使い続けるのも飽きてきたなと。

唯一アップル製品にこだわるべきかなと悩んでいたのは、apple watchの快適さくらい。外を走る人とかは特に感じているはず。

でも、これも割安のスマートウォッチを購入することで解消しました。購入したのは「CMF Watch Pro 2」。この製品の話もいつか書く。

>> https://cmf.tech/ja-jp/pages/watch-pro-2

デビューしたのは、GalaxyのZ Fold 6。

>> https://www.samsung.com/jp/smartphones/galaxy-z-fold6/

折り畳みできるタイプのやつです。開くとiPad要らず。ブラックにこだわった結果、samsungサイトのみの販売となり、同時に格安simデビューもできました。

ちょっと種類が多すぎるなと思いつつ、調べまくった結果kddiから出ているpovoをチョイス。今現時点でも、対応機種一覧に掲載されてませんが、えいや!で申し込んでみたら難なく使えてます。

(対応機種一覧に掲載されるまで悩んでいる方に届け)

>> https://povo.jp/product/?gid=povo-top-head-012

7月末にスマホが届いてから、約2週間ほど使いましたが、今のところ感じているメリデメなんかを書いておこうと思います。

メリット

データ移行が思った以上にらくちんだった

Androidに入っている専用アプリを使えば無駄な操作などナシに実行可能。
元々入れてたデータ・写真などもすべて移行されます。

ただ、時間がめちゃんこかかります。

キャリア観点含め、安いと思う

povoが300GBで9,000円。電話はほぼかけない。

機種代金は20数万するけれど、もともと使っていたiPhoneを10万近くで販売して実質半額。
+キャンペーンでついてきたイヤホンを2万ほどで売れば割と安めに済むかなと。

(とはいえ、自分はiPhone機種代金の残額があるけれど、それでも安くつく計算です)

また、samsungではpaidyが使えるので手数料無料の分割払いも可能です。

type-c最高だぜ

iPhoneのためにlightning用意しなくていいのは快適すぎる。

(社用携帯がiPhoneだから、結局持ち歩くけど)

本も動画もめちゃくちゃ見やすい

Z Fold 6にしたメリットはやはりこれ。

副次的にめっちゃ使えるなーと思うのは、飲食店でdiniiなどモバイルオーダーシステムを操作するとき、開いて見せると同じ卓の友人などと見やすいところ。

自分はiPhoneじゃないんだぞという謎の優越感

いや、別にこれでマウントを取ろうなんて気持ちは毛頭ないけれど、なんか気分はいいです。

1か月後にはこんな気分なくなってそうだけど。

デメリット

最初めちゃくちゃ打ちにくい

iPhoneに慣れすぎてました。

ただ、Googleが出しているフォント入力の設定に切り替えると幾分ラクでした。

ケースの選択肢がめちゃくちゃ少ない(と思う)

今までobjcts.ioの製品にお世話になってた身として、ケースはめちゃんこ悩んでます。

発売間際だからってのはあるだろうけど、検索してもそこまでヒットしないですね…。

壊したら、、、と不安になる

iPhoneは結構安心サポート的なの充実してたなーというか、街を歩けばすぐに修理ショップがあるなーという印象だけど、Androidの場合どうなんだろ。

と、思ってたけど結構あるのか。大切に使おう。

(と言ってる矢先、外でランニングしてるときに落として、カドを小さく破損しました)

使いこなすにはまだまだ時間がかかりそう

あれ、今の画面ってどう出したの?という挙動が1日1回ペースで起きています。

年明けくらいには、バリバリにAIとか活用できるようになっている予定。(優先度も熱量も低い)