月別アーカイブ: 2018年1月

ストレングスファインダーをやってみた

前職の先輩におすすめされてからずっと気になってた「ストレングスファインダー」をやってみました。

こちらですね。

質問項目は割と多かった印象だけど、すべて選択式でぱぱっと答えていけば25分くらいだったはず。

なので多忙な方でも、お昼の空き時間とかでできるんじゃないかなと。

本の一番後ろに専用コードが書かれていて、そのコードで下記ページからログインすると受験可能です。

(そういや大学生の頃にブックオフで面白そうだなーと思って、何もわからずに中古本だけ購入する暴挙に出たことがあったな)

https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/home.aspx

この本に書かれているコードだと、その人にある34ある強みのうちTOP5が診断できます。

ちなみに、自分の結果は【最上志向、内省、戦略性、競争性、適応性】だそう。

つまりは、よいものをベストに持っていくためにも、多分に考えるのが好きで、その中で見つかった勝ちパターンを構築することで、周りより飛びぬけていたい。しかも自身の方向性は固めずにその瞬間瞬間を適応して生きていると。

(って、自分で書くとスーパー恥ずかしいですね。笑)

ただ、個人的には結構図星だなーーーとは思ってます。

特に前職の上司にも言われ続けてきた内向型を言い表している内省、とっても(×5 by 大スキ!)負けず嫌いな競争性、そもそも何が起こるかわからんのにキャリアプランって?って思っている部分での適応性はかなりしっくり来てます。

各項目の詳細説明、強みの説明および特徴を理解するためのレポート、これからその強みを活かしていくためのアクションプラン作成のマニュアルなるものがついてきます。(各レポート、若干内容の被りを感じますが…)

転職であったり、いわゆる自己分析を必要とする機会がある方はもちろんですが、もしお時間あれば興味本位でやってみても良いと思います。自分を説明するのが苦手な方などは特に。

組織体の場合はお互いの結果をミエルカすることで、よりシステマティックに分析できて、結果的に協働がスムーズになりそう。

「キングスマン ゴールデンサークル」は期待通りの面白さだった

期待していたキングスマンの続編を昨日観てきました。とっても面白かった!ので書きます。(失敗しがちな続編にしては素晴らしかったと思う)

少しネタバレを含むので、まだ観てない方はここまでで。

去年か一昨年あたりに、意味深なポスター予告が突如現れて話題になりましたよね。ハリー(ガラハッド)の「私が死んだという報せは多少大げさすぎるように思える」的な意味合いのやつ。

旧友からのメッセージ。だなんてシャレオツすぎる。

本作のあらすじは下記にて。

スパイ機関“キングスマン”の拠点が、謎の敵、ゴールデン・サークルの攻撃により壊滅。残されたのは、前作で一流のエージェントに成長した主人公エグジー(タロン・エガートン)と、教官兼メカ担当のマーリン(マーク・ストロング)のみとなってしまう。敵を追い、同盟を結ぶスパイ機関“ステイツマン”の協力を得るためアメリカに向かう二人。しかし、表ではバーボン・ウイスキーの蒸留所と最高級のバーボンを提供する店を経営しているステイツマンは、英国文化に強い影響を受けたキングスマンと対照的に、コテコテにアメリカンなチームだった!彼らは文化の違いを乗り越えて、ゴールデン・サークルが企む陰謀を阻止することができるのか!?

開始3分からいきなりのアクション飛ばしまくり。さすがですね。前作もそんなに昔じゃないように思うんだけど、ここ数年で映像表現の技術が格段に上がったように思います。アクションシーンの迫力たるや。

しかも、出てくる車も小物もスーツも何もかもに見栄えがある。(これは自分が英国紳士風の服装フェチなだけかもだけど)

前作が空前絶後のスマッシュヒットだったかつ、エグジーを演じているタロン・エガートン君はなんと映画初出演。「バイオレンス多めなのにどことなくお洒落でしかも笑える、そしてスッキリ!」という色んな意味で映画の新境地を開拓した作品の続編なわけで、これはこれはプレッシャーが大きかったはず。

その前提においたら、本作は完全に成立していました。その点抜きにしても面白かったし結構声上げて笑った。

ステイツマンが出てくるのがだいぶ急だったし、キングスマンに対する理解に比べたらステイツマンに関する情報がだいぶ薄いけれど、まぁその点は多めに見たい。それくらいには面白かった。(もはや”ステイツマン”っていうスピンオフが十分にできるレベルに薄かったな)

というか、ステイツマンのボスもチャニング・テイタムがやってたテキーラも影薄すぎるでしょ!(ランスロット死んじゃったしw)

この作品のシリーズを通しての面白さといったら、やっぱり個性的な敵役(なぜかアメリカの大富豪縛り)が欠かせないと思うのだけど、今回もなかなかのヒステリックさ。

前作のヴァレンタインは地球の自然を守るために、貧乏な人々に殺し合いをさせて滅ぼすというエコであるにも関わらず貧困層を見下すアメリカのリベラルの自己矛盾を揶揄する存在だったけれど、今回のポピー(ボス)はドラッグを供給しているのに解毒剤をもってドラッグを合法化しろという、こやつはドラッグを肯定したいのか否定したいのか…。

って思っていたんですが、そこで重要なのが「カントリー・ロード」であると。つまり、彼女はアメリカに帰りたいんですよね。だから帰国して、自由に商売を行いつつ、正式に公的な地位と名誉が欲しかっただけなのだと。

敵のアジトはカンボジアの山奥という設定だったけれど、ポピーが「こんなへんぴな山の中で!(In the middle of nowhere)」と何度も言っていて大丈夫かな?と思いきや、やはりカンボジアでは上映されていないらしい。笑

そんなポピーのおかげでドラッグ使用者が一掃できると喜ぶ大統領は「ドラッグとの戦争」を宣言したレーガンがモチーフらしいですね。エイズ流行の際に一切の対策を講じずに「同性愛者を死なせようとした」と批判されたレーガン。

あと、エグジーが腕にオートメイルみたいなのつけてる敵の元カノを口説けたのは、Tinder左スワイプから連想するに、彼女のSNSを観ていたからなんだろうね。フェスに参加することを知ったのもSNS経由だし。(スパイたるもの情報が大事とはいえ、なんと現代的なこと)

劇中、一つだけ気になる点があるとしたら、やはり、なぜステイツマンが敵だということにハリーが気付けたのか。

ハリーのスパイとしての勘なのか、エグジーと2人だけでイタリアに行きたがったこと かつ わざわざ解毒剤を狙って振り払ったからなのか。それだけじゃちょっと弱いかなぁと思っているのだけれど。

一応、かつての彼女が麻薬中毒者に殺害された → 麻薬中毒者は死ねばいい → ステイツマン・キングスマンはワクチンを配ろうとしている → 止めなければといった構図自体は理解できたんですが。

これはもう一度観て確かめるしかない。

そして、エルトン・ジョン最高!!!!

エンドロールのElton Johnの横に「himself」って書いてあったのは地味に笑ったし、実際にゲイであることを認めているから、ゲイ衣装で演じている本作のハマり具合にもやっぱり笑ってしまった。

最後に、ハリーが引用したセリフ。

This is not the end. It is not even the beginning of the end. But it is, perhaps, the end of the beginning.(これは終わりではない。終わりの始まりでもない。だがこれは始まりの終わりかもしれない)

これはウィンストン・チャーチルの演説から引っぱっているわけですが、つまりは次回作の暗示。

今から楽しみですね。

世界史偏差値46くらいの方は「最速で身につく世界史」が面白いかもしれないです

(実際のところもう少しあると思います)(多分)

最近、世界史にハマってまして4、5冊くらい読んでみたんですが、この本はなかなかおすすめです。

特に、世界史を一度勉強してみたいけど全く分からない自分のような人が手始めに読んでおくと、全体の概要が掴めるかと。

ちなみに、自分のスペックとしては下記のような感じ。

– 私立文系
– 日本史専攻
– 世界史は高1で少しだけ履修(五賢帝が出てくるあたりまで)
– どうもカタカナが苦手らしくテストはぼろぼろ

こんな自分でもだいぶ面白かったので、一度も学問的な世界史に触れたことがない人でもイケるかと。(その点、ある程度詳しいと自負される方は分かり切ったことかと思われますので、サピエンス全史とか読んだ方がよいと思います)

そして、書いてる方の経歴もだいぶ興味深い。東大を出てTBSに入ってるんですね。

角田陽一郎【かくた・よういちろう】

・1970年、千葉県生まれ。1994年、東京大学文学部西洋史学科を卒業。卒業論文のテーマは「独裁者ナポレオンの登場はフランス革命の一部なのか?」。
・1994年4月に、TBSテレビに入社。制作局バラエティ部でAD・ディレクターを経たのち、現在はメディアビジネス局スマートイノベーション推進部 兼 制作局制作一部所属。ACC CM FESTIVALのインタラティブ部門審査員も務める。
・バラエティ番組の企画制作をしながら、映画監督やネット動画配信会社goomoの設立、人の嗜好や行動をわずか3つの質問で答えてしまうスマートフォンアプリ「カテゴリン」の制作など、新しいメディアビジネスをプロデュースし続ける。
・担当した番組は「さんまのスーパーからくりTV」「中居正広の金曜日のスマたちへ」「オトナの! 」など。

ちなみに筆者が日本史ではなくて世界史を選んだ理由は、日本も世界の一部なわけで、世界史を学べば日本のことも見えてくるのでは。と思ったかららしい。高校時代にその視点すらなかったな…。