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機内で観た4作品

行ってきました。シンガポール。
楽しかったです。暑かったですけど(非常に暑かったですけど)

まぁ旅行自体のことはまた後に書くとして、
そのフライト中に映画を計4本(行き2本、帰り2本)観たので、その感想でも書こうかな、と。

「イミテーション・ゲーム」

内容は下記参照。

第2次世界大戦下の1939年イギリス、若き天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)はドイツ軍の暗号エニグマを解読するチームの一員となる。高慢で不器用な彼は暗号解読をゲーム感覚で捉え、仲間から孤立して作業に没頭していたが、やがて理解者が現れその目的は人命を救うことに変化していく。いつしか一丸となったチームは、思わぬきっかけでエニグマを解き明かすが……。

ものすごくよかったです。最近観た実話の中では一番好きでした。
天才ゆえの苦悩と、中枢側から見た戦争中の葛藤。どうしようもない戦争の悲惨さに胸が痛かったですね。

その上、主人公アラン・チューリングの真実をイギリス政府が何年にもわたって隠していたこと、実際の戦時中にドイツ軍が使用していたエニグマ(暗号製造機)が毎朝そのシステムを改変するハイパー優秀なものだったこと、主人公たちが発明した暗号解読機が後のパソコンの原型だったことなど…..

色々とワクワクする要素が多かったです。

また、脚本のグレアム・ムーア氏がアカデミー賞受賞時の台詞で口にした「stay wired, stay different」という言葉。この作品のテーマはまさにこの一言に詰まってますね。

チューリングが発明したマシンの名称の由来の明かし方も、わざとらしくなくてグッときましたし、とびきり切なかった。

主演のベネディクト・カンバーバッチ。シャーロックシリーズやスタートレックでの演技も光ってましたが、この作品は彼の最高傑作だと思います。

頭の良さそうな芝居をするというより本質的に頭が良いと感じる。存在感が世間離れしてますね。葛藤する表情やマシンの設計に励む姿など、一つ一つの挙動がとてもセクシーで、数学者役にピッタリでした。

「LUCY」

マフィアの闇取引に巻き込まれたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、特殊な薬が入った袋を体に埋め込まれ運び屋にされてしまう。しかし、体内で薬が漏れたことで彼女の脳機能は驚異的に覚醒。脳科学者ノーマン博士(モーガン・フリーマン)が見守る中さまざまな能力が超人的に目覚める一方、少しずつ人間性が喪失し、自らを制御できなくなっていく。

テーマは好きですね。人間の脳みそは10パーセントしか使われていない。残りを解放したら何が起きるのか、、、という。どことなく「SPEC」シリーズと似てますね。というか、作品開始後の上空からのカメラワークなど、重なる要素が多かったような、、、、。

ところどころバイオレンスな表現があるので、苦手な方は観ない方がいいかもです。+ストーリーが薄い。単調。自分はあまり好きじゃなかったですね。どうしたリュック・ベッソン。

しかし、モーガン・フリーマンとスカーレット・ヨハンソンは素晴らしい。至って素晴らしい。

「ベイマックス」

西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。

面白かったです。正直なめてました。笑

まぁよくある心癒す系のあれね。現代人にターゲティングしちゃってる感じね。とか思ってましたが、純粋に楽しめました。本当の悪役の意外さ、そしてその悪役が生まれるに至るあらすじには、独特のディズニーらしさも感じましたね。

ベイマックスにはまっていた友人(ベイマックスフリーク)が一時急増した時期がありましたが、それも少しわかりましたね。あのぷにぷにフォルム、包み込む優しさ、的確な判断力、そして電池が切れると丸っきり役に立たないダメっぷり、、、でもそこもまた可愛いというずるさ。素晴らしいじゃないですか。もう。ごめんなさい。

最後に一つ、舞台の名前が「サンフランソウキョウ」って知ってる人どれくらいいるんだろうか。笑

「ヘアスプレー」

おしゃれとダンスに夢中な女子高生トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)の夢は、人気テレビ番組「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。ある日、番組のオーディションが開催されると知ったトレーシーは、自分と同じく大柄な母親エドナ(ジョン・トラヴォルタ)の反対を押し切り、オーディションに参加する。

最高です。もう。本当に。
帰りは日系の航空会社ではなかったので、映画に日本語字幕がつかず、すべて日本語吹き替えだったので、歌だけでも楽しめるこの作品を選びました。

大好きなんですこの作品。もう何回見たことか。笑

知らない人に言うと驚くのが、お母さん役をやっているのが有名俳優のジョン・トラボルタだということ。

黒人差別なども少しはテーマとして扱っていますが、基本的に意味のない作品です。

でもその分、とびきり楽しい。めちゃくちゃハッピーになれます。

ぜひ観てください!!!!!!!!!!!!!
使われている歌も素晴らしいので、もしハマったら言ってください。CD貨します。

ちなみに、主演のニッキー・ブロンスキーはこの作品のヒットとともに有名作への出演がさっぱりなくなってるんですね。ファンとしてはかなり悲しい。彼女は今どうしてるんだろうか。

演じようとする歌手、歌おうとする役者

「はじまりのうた」を観てきました。

イギリスからニューヨークへとやって来たシンガーソングライターのグレタは、恋人デイブに裏切られ失意のままライブハウスで歌っていたところを、落ち目の音楽プロデューサー、ダンに見出される。ダンに誘われてアルバムを制作することになったグレタは、ニューヨークの街角で次々とゲリラレコーディングを敢行していく。

よかったです。低予算な感じは出てましたが、とてもリアリティがある作品でした。笑える要素の入れ方も程よい。

音楽を通して、主に3人(と周りの仲間たち)の生き方が変わっていくというストーリーは勿論のこと、NYの街並みを存分に楽しめる映像もいい。

グレタとダンはNYの至る所を転々としながら、街の音も含めつつレコーディングに臨むシーンからは、なんだかyoutuberを思い出しましたね。テクノロジーとやる気さえあれば、可能性が広がるという。

そういう挑戦する姿勢に共感する環境というのは、NYの一つのいいところなのかもしれない。

主人公グレタを演じたのは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでおなじみのキーラ・ナイトレイ。本人曰く、演じる役の大半は最後に死ぬらしい。確かに歴史上の人物が多いイメージ。

そんな彼女が今回はシーンの大半で歌を披露してました。

割といけてましたね。特別うまい!ってわけでもなく、スカーレット・ヨハンソンのようなとびきりセクシーなハスキーボイスとか、特徴的なわけでもなかったけれど、自分の想いをそっと呟くような歌い方はアリでした。

彼女のファッションにも注目です。こなれている着こなし感が素敵。

また、この作品の楽しみな要素として大きかったのが、マルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンが主人公の恋人役デイブで出演しているということ。

今回が演技初挑戦だったらしいですが、これまた違和感なし。
まぁ演技力をとびきり見せる役柄ではなかったし、割と普通の「忙しく私生活では大人しめな男性」ではあるものの。グレタとのシーンは理想のカップルといった感じ。

歌は相変わらずうまい。あんな声があったらどんな人生だっただろう、、、。
と、劇中3回くらい思いました。高音がこの上なく甘く響くんです。彼。すごいなほんとに。

劇場で聞く彼の歌声は、ただただ鳥肌もの。

今回、主人公のグレタは自分の歌を大事にしているアーティスト気質、たまに行う作曲も大事な彼に贈るために。といった役柄、それに対して、デイブはポップスターへと駆け上がっていく中で、段々と売れるための音楽に走っていく。

彼らカップルが一旦別れ、再会した際、そのことで彼をグレタが諌めるシーンがありますが、その時のデイブのダメっぷりは、ちょっとMiseryを想起させます。まぁそれは言い過ぎか。

本業で世界的な歌手として活躍している分、「何のための音楽なのか」といったテーマに対して、自分自身を重ね合わせて感じることも多かったんだろうな。
そんな彼は、今作にノーギャラでの出演をOKしたそうで。イケメンですね。

演じようとする歌手と、歌おうとする役者。
このなんとも言えない奇妙な設定が面白かったです。これまた妙に自然で。

で、観る前は上記の二人にしか注目していなかったんですが、
プロデューサーのダンを演じたマーク・ラファエロのはまり感はすごくよかった。ほんとにぴったし。

サングラスがカッコよく思えて、ちょっとかけたいなと思ったものの、似合わないので残念です。

印象的なシーンは二つ。(まだ観てない方はここまでで読むのをやめるといいかもしれない)

まず、上映はじめ、主人公がライブハウスで歌うシーンが二度繰り返されるのだけど、一回目は主人公視点で、二回目はプロデューサーのダン視点で。
二人の音楽の聞こえ方の違いがとても面白かったですね。

まぁ観て確認してください。ニューヨークはアーティストにフェアな環境なんだな。

次に、グレタとダンがお互いの音楽プレイヤー(おそらくiPhone?)のプレイリストを見せあいっこして、それを聴きながら夜のNYをデートするシーン。

ちょっと素敵すぎましたね。このデートはしてみたい。二人が流す楽曲も素晴らしい。

二人のくっつきそうでくっつかない絶妙な距離感は、「ONCE」を思い出す人が多いと思われる。

なかなかオススメです。

観て損はないはず。音楽と無縁な人はいないはずなので、楽しめることでしょう。

映画観たいけど、観る映画がない。という方はぜひ。

映画日和

久々に映画を観ました。

「サイコパス劇場版」「あと1センチの恋」という全くもって正反対の二本。

なんとなく気分転換もしたく、卒論も提出したことだし、ご褒美を与えなければって感じで。

もう上映後しばらく経つ二本かつ、DVDでもいいかな。と思っていたんですが、少し気になるということもあり、また、最近はネットのレビューを見た上で自分ならどう思うか。(たとえそれが低くとも)という見方をするようになったこともあり。
世間一般の評価と自分がいかにずれているのか、もしくは同質なのか。

最近、職場も含め渋谷に行きすぎなので、あえて池袋にしたんですが、池袋の劇場って狭いところ多いですね。今回の二つはあまりよろしくなかった。覚えておこう。

まずは「サイコパス」

ん?サイコパス?ってなる方も多いですよね。自分もきちんと見たの最近ですし。
最近流行っている(おそらく)アニメです。

ストーリーは、、、、っていう説明がなかなか難しいので、ググっちゃってください。

最近、abejaという企業が面白いことしてたので、知ってる方も多いはず。
画像解析テクノロジー集団のABEJA、「PSYCHO-PASS サイコパス」のシビュラシステムを再現したデジタルサイネージのシステムを開発

全体的に、よく作られてるなーと思いました。
総監督は”踊る”シリーズなどでおなじみの本広さん。
彼曰く、「今回の劇場版に関し、僕から塩谷監督に具体的にお願いしたのは一点だけ。冒頭に『爆発』を入れて欲しいということでした。」だそうです。

アニメの可能性を改めて感じました。というか知りました。
今まであまり詳しくなかったんですが、実写なら果たしていくらかかるんだろう、、、、という映像をアニメで楽しむことができる。
その根源的かつ本質的な部分の価値が浮かび上がったような作品だと思います。サイコパスって。

音声もテレビアニメでは到底出せないくらいに重低音が響き、映像もきれい。
この作品においては水色と赤の光が近未来を彷彿とさせるのにすごく重要な部分なのだろうな。と勝手に思っているんですが、いかがですかお詳しい方(舞台設定は確か100年後)

内容的なところで、今回は霜月さん優等生でしたね。割と。
またシャワーシーンはなにかノルマ的なものがあるんでしょうか。
アニメ版1期、2期、そして劇場版で全て登場したと思いますが。

宜野座さんは髪が伸びたせいかポニーテールになって、ワイルドな雰囲気をまとってましたが、前髪の長さはなぜ変わらないんだろう、とか細かいことはさておき。

今回の感じだと、まだまだ続編はありえそうですね。
シビュラの輸出の進行フェーズによって、段階的に。

自分は卒論終了後(1/20)に、たまたま友人に勧められてアニメ版を観たんですが、社会風刺系、近未来SFあたりが好きな方は絶対好きなはずです。
哲学要素もあり、勉強になるくらいの入れ方のバランスがいい。

ちなみに、パンフレットは1,200円と少々お高め。
(そして主題歌はふわっふわ。)

次に「あと1センチの恋」

このブログを始める前は、Instagramで観た映画の感想をハッシュタグをつけて投稿していたんですが、その度にlikeをくれる映画ソムリエ的な方がいらっしゃって、その方が絶賛していた作品。

ストーリーは、ロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は6歳のころからの友達同士。自分たちの住むイギリスの田舎町を出て、アメリカのボストンの大学へ進学しようと約束し、二人とも合格。ところがロージーは、クラスの人気者クレッグと軽い気持ちで関係を持ち、身ごもってしまう。アレックスはボストンへ移り、ロージーは一人で子育てに奮闘するが……。というもの。

自分には展開が多すぎて、逆に薄く感じてしまいましたね。
「アバウト・タイム」と比べてしまった自分のせいかもしれませんが。

テンポはいいと思いました。
コンドームが中に入ってしまったから取り出すっていうシーンで、その担当医の名前がDickだったりとか、その会話をエレベーター内で聞かれるシーンとか、笑えるポイントもまぁまぁある。

でも、全体的に薄い。
これでもか!ってくらいすれ違う二人を映していたのに、最後の最後で結ばれるシーンで早足になったからかな。
それとも、子供の父親が再び現れたシーンあたりの展開が早すぎたのかな。

映画プロデューサーの川村元気さんが書いた「世界から猫が消えたなら」という本。
確か本屋大賞を取った作品ですが、amazonのレビューなどで結構荒れているのは、おそらく小説という作品で見ると薄っぺらく、読み応えもないから。
なんですが、おそらく映画化すれば、その言葉足らずの情景描写が補完され、もともと良いセリフなどの素材が活きてくるのではないか。

と思っていたことに近しい要因があると思います。この作品には。
まぁ状況はだいぶ違うんですが。

でもヒロインは可愛い。白雪姫のパロディ的なのをジュリア・ロバーツと共演してやっていた子だけど、その時より7倍くらいは可愛い。
ヒロインの可愛さだけでも見る価値があるんじゃないか。ってくらい可愛い。(言い過ぎた)

12年間という期間が長すぎて違和感だったんだろうか。
でも、アン・ハサウェイ主演の「ワン・デイ」も同じくらい長期間思い合っていたはずだけれど、あれは素敵な作品だった。まぁハッピーエンドではないけれど。

しかし、右隣は号泣する女子高生四人。彼女たちにはあのくらいライトで数々の試練が降ってくる系の展開がヒットするんですかね。とても勉強になりました。
また、女子高生って涙を流すとどうして顔を仰ぐんですかね。
熱い熱い言いますよね、彼女たち。現役の時から気になってたんですが。
化粧が落ちるから?

ただ、ストーリー的にはあるあるの話。
お互いに思い合っているのになかなか伝えらえない。
お互いに結婚して幸せだけど、その幸せはベストではなくベターどまり。
もしあいつと結ばれれば、、といったような、心の穴が塞がることはない。

ここへの共感ですかね。女子高生の涙は。
おませさんなのでしょうか。漫画からの追体験でしょうか。
まぁ若さを見くびるのはよろしくないですね。反省。

そして、左隣にはおばさまが一人。
おばさまは右隣の女子高生’sのポップコーンを果敢に頬張る音が気になって仕方がないご様子。度々右側(つまり自分側)にガンまではいかない何かを飛ばしてくる。

自分が挟まれていてよかったですね。居心地は良くなかったです。はい。