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最近、劇場で観た3作品

直近の3本について、軽く感想でも書いておきます。

ラインナップはこちら。

マリアンヌ
素晴らしきかな、人生
SING

それぞれに良さを持った作品でした。(すみません、少しばかりネタバレを含みます)

マリアンヌ

1942年、カサブランカ。マックス(ブラッド・ピット)とマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は出会った。極秘諜報員とフランス軍レジスタンス―決して交わることのない人生を歩んでいたふたりは、ある重大なミッションによって引き寄せられる。それは夫婦を装って、敵の裏をかき、ドイツ大使を狙う作戦だった。その後、ロンドンで再会したふたり、愛が芽生え始めるのは自然のことだった。しかしマリアンヌには愛した人にも決して言えない「ある秘密」を抱えていたのだった。

まぁまぁ、これまた美男美女だこと。

「ジョー・ブラックによろしく」の時なんかと比べたら、相当にダンディさが増し、THE いい男になられたブラピがそれはそれはカッコいいし、何よりマリオン・コティヤールがいちいち綺麗かつセクシーでそれはもう、ね。

(「ジョー・ブラックによろしく」は確かAmazonプライムで観れたはずなので、まるでゴールデン・レトリバーのような若かりし頃のブラピを観たい方は必見です)(観れなかったらごめんなさい)

ひとまずこの二人の顔をスクリーンいっぱいに映しておけば、なんとなく上質な映画になってしまう気がするんだよな….。(例えばめっちゃゾンビとか出てきたとしても)

監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でおなじみのロバート・ゼメキス。この監督の映像はどうやって撮ったん?というシーンが多くて、かなりの見ごたえ。

今回でいうと、やはり砂漠でのカーセックスですかね。思わず見惚れました。ただ、ストーリーの面白さを期待すると、結構先回りして想像してしまえた点、若干イマイチかなぁ。

しかし、どうしようもない、誰にも打ち明けられない苦悩を抱えた男性目線は、過去のあれこれを思い出して結構共感できました。

そして、やはり二人とも演技がお上手。ただただ見つめ合い、お互いの核心に触れずとも心を通わせようとする、見透かそうとするシーンなど。

また、それを彩るロンドンのプレッピーなファッション、街並みが素敵。

総じて、とても綺麗な124分でした。

(エンドロールで、SWING GIRLを連想するとは思わなかったけれど)

素晴らしきかな、人生

ニューヨークの広告代理店で成功を収めていたハワード(ウィル・スミス)。しかし彼は最愛の人を失い、深い喪失感に見舞われ、プライベートも仕事もやる気なし。会社も危ない。同僚たち(ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャ)もそんなハワードと会社を心配していた。そんなある日、人生ドン底のハワードの前に3人の奇妙な舞台俳優(キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン他)が突然現れた。不可思議な言動をハワードに投げかける年代も性別も異なる3人。しかし、その出会いによってハワードに徐々に変化が。

人生はなぜ素晴らしいのか?

それは、いつだって、いくらだって、やり直すことができるから。というのが、この作品としての回答でしたね。(と、自分は認識しています)

久々のウィル・スミス作品でしたが、やはり彼の泣き顔はすさまじいなと。(思わず息を吞みました)

また、個人的に(演技面で)好きな俳優№1のエドワード・ノートンが出ている時点で、観なければと思っていたんですが、彼が劇中に言っていたセリフは割と刺さりましたね。(下記)

娘を初めて見たとき、愛を感じなくなっていた。僕が愛になっていたんだ。

(若干うろ覚えなので、間違えたらすみません)

つまり、自分が愛を求めようとせず、ただ(無償の愛を)与える側になっていたと。

恋は落ちるもの、愛は与えるものだとよく言いますが、そう定義した際、ここ最近で一番によいことばだった感があります。

(与えるだとなんとなく上から目線を感じる点、”贈るもの”かな?と個人的には思っていますが、”贈る”は特別感が出過ぎて日常に浸透しない点、やはり与えるなんですかね)

主題歌をOneRepublicが手掛けているのもポイントですね。

(しかし、彼らならやっぱりCounting Starsがカッコいいと思う)

ちなみに、”人生”にまつわる映画上での好きなセリフは下記。

“年をとれば命が惜しくなる。慣れ親しんだ人生だからだ。”

(脱線しましたね、すみません)

ストーリー的には、うーん、こちらもまぁまぁといったところ。正直キャストが豪華すぎて若干勿体ないかな?とも思った。

とはいえ、「愛」「時間」「死」と劇中に出てくるテーマが哲学チックな面、ところどころよいセリフが散りばめられていて、素敵な作品だな、と。

SING / シング

かつては栄えていたにも関わらず、今や客足は途絶え、経営が全く上手くいかない状態が続く劇場の主宰であるコアラのバスタームーン(マコノヒー)。バスターは根っからの楽天家で(少しろくでなしなところもありますが)、自分の劇場を何よりも愛し、劇場を守る為なら何でもやろうと決心。そんな彼の望みが危機に直面した今、劇場にかつての栄光を取り戻すため、最後のチャンスである世界最高の歌唱コンテストをプロデュースする事に!感傷的に優しく歌うハツカネズミ(マクファーレン)、ステージに上がることに恐怖心を持つ内気なティーンエイジャーのゾウ(ケリー)、25匹のコブタの面倒を見る疲れ果てた母親(ウィザースプーン)、自らの家族である犯罪一家から自由になりたいと願う若いギャングスターのゴリラ(エガートン)、横柄な彼氏を捨ててソロになるべきか葛藤するパンクロッカーのヤマアラシ(ヨハンソン)など、それぞれの動物たちが、自らの未来を変える機会となることを信じバスターのいる会場に集結する。

こういう作品大好き!!!!(二週連続で観ました)

まず、音楽がとてもよい。思わず肩を揺らしてノリノリで観てしまった。(後ろの方、すみません)

自分は字幕版で観ましたが、豪華声優陣の歌がこれまたうまいこと!!!!

特に、タロン・エガートン(キングスマンの主人公です)の歌声にはびっくりした。

スカーレット・ヨハンソンお姉さまは貫禄の歌声(下記、劇中映像になるのでこれから観る方はお控え下さいませ)。

あとは下記。トリ・ケリーという歌手が演じた象の「ミーナ」の歌声がとてつもなく素晴らしかった。存じ上げてなかったんですが、なかなか苦労されているらしいです。

http://wasabiny.hatenablog.com/entry/2015/09/12/231824

また、音楽がただいいのではなく、ストーリーとしても思わず感動してしまう要素、ならびにくすっと笑えてしまう要素がきちんと共存しているのが、この作品のすごいところ。

自分は家族ものに弱いので、ムーンの劇場が….といったシーンは堪えましたね。思わず静かに泣きました。笑える点では豚のお母さまが素敵すぎる。

王様のブランチのランキングで、2週連続で1位になっていましたが、観る価値はあると思います。友人・恋人・家族と、どの関係性で観てもきっと心地よい作品のはず。

また、結構な量の楽曲が劇中で使用されているんですが、きゃりーぱみゅぱみゅの曲が2~3使われていて、もはや海外にも浸透しているんだなぁ…と改めて感服しましたね、

日本語字幕版はスキマスイッチのボーカル、長澤まさみと、これまた豪華なのだけど、字幕版がよすぎたので若干観るのをためらってます。(世界観が壊れてしまいそうで)

(長澤まさみの声はとっても好きなんですけどね。(いわゆる君の名は。効果))

そんなこんなで4月。もう今年の4分の1が過ぎてしまった、その時の速さに驚きを隠せませんが、より一日一日を、その今しかない今の時間を大切にしていきたいですね。

ということで、明日は「ムーンライト」を観ます(文脈どうした)。いやぁ、楽しみや。

最近観た映画のふりかえり。

社会人になって、あまり映画が観れていない。(とはいえ、おそらく平均よりかはかなり観ている(はず))

なので、自分の福利厚生のためにも毎週火曜日は映画デーと題し、遅くとも9時には帰社しレイトショーを観るといった日を設けたりしている中、最近結構よい映画が多々あった。ので、せっかくなのでまとめてみます。

マネー・ショート 華麗なる大逆転

金融に疎い為か、7割の理解しかできなかった。悔しい。ドリーム・ホームと通ずる面があるため、同時期に観るのがオススメ。

でも演者陣は良かった。コメディ系のスティーブ・カレルもはまり役だったし、クリスチャン・ベールの奇天烈さもすごい。バットマンと違い過ぎる。

そして、どれだけヒゲもじゃでも、やはりブラピはかっこいい。若干、サブタイトルに引っ張られ過ぎた感があるかな。

スポットライト 世紀のスクープ

まず、このような事件があった。という歴史的事実を映画を通して認識し、把握できるという価値を1,800円で買えるのであれば安すぎると思う。

マーク・ラファロ、マイケル・キートンの熱演が光っていたけど、実在するスポットライトチームのメンバーを演じ切るというかなりの重圧に耐え、素晴らしい映画にしてくれた役者陣、そして、この題材を映画化する過程にあったであろう様々な軋轢を乗り越えた制作陣に拍手。

ボーダーライン

良い。相当良い。結論、ベニチオ・デル・トロの映画だった。とにかく怪演すぎて、ただただ独壇場。「セリフを減らしてほしい」と要望していたらしい。減らす分、目線・頷き方で演ずると。まさにドはまり。さすが。

暴力的なシーンは極力省いているものの、進行するストーリーの様々が謎すぎて、観客すらが完全に蚊帳の外。第三者的にストーリーをくみ取りつつ観るのとはわけが違う。だからこそ気味が悪い。また、メキシコでは今この瞬間も同じような状況が繰り広げられていると思うと胸が痛む。

「Listen, nothing will make sense you to your American ears, and you will doubt everything that we do, but in the end you will understand. (よく聞け。お前たちアメリカ人には何も理解できないだろう。我々のやることすべてに疑いを持つだろう。だが、最後には君にもすべてがわかる)」

上記は、デル・トロ演じるアレハンドロのセリフ。この話の物語構造、すべてを言い表していると思う。また、不安感を煽らせる音楽も秀逸。基本的に重低音。

キャストの中では、エミリー・ブラントお姉さまが美しすぎて、もう一度「砂漠でサーモン・フィッシング」を観たくなった。あの顔が相当タイプだってことを改めて再認識。困り顔系美人。

この映画の原題となっている「SICARIO」。結論これは、デル・トロ演じるアレハンドロを指していたのか。

ラストシーンが秀逸。これから観る人は楽しみにしてほしい。

レヴェナント

ディカプリオ、トム・ハーディの凄まじい演技、そして、ツリーオブライフを連想させる美しい映像(撮影にはすべて自然光使用)と、坂本龍一(音楽)。そりゃ賞もとることは理解できる。

“撮影はすべて自然光のみ”と聞いても、ふーんって感じだったものの、つまりは1日2hしか撮影できないのか。と考えると、監督のこだわりが感じられるかつ、素晴らしいビジュアルをありがとうといった感じ。

近年のレオ様作品にしては、かなりセリフが少ない。また、レオ様演じる役柄はすべてが”逆走”していることに気づく。キャッチミー・イフ・ユー・キャン、J・エドガー、ウルフ・オブ・ウォールストリート…などなど。全てがすべて”何か”に立ち向かい、逆走する。何故だろうと思いつつ、似合うな。

とはいえ戦闘シーンの迫力は凄まじい。猟師たちが何者かに襲撃を受ける最初のシーンから圧倒される。カメラワークがとにかくすごい。(グリズリーって顔狙わないの?とか思ってしまったけど。)雪崩のシーンはCGではなく、本当に雪崩が起きているということを知り、更に驚き。

グラスが、熊の毛皮を纏うことに対する意味には気づけなかった。毛皮を着ることは単なる防寒という機能的意味がある他、獣の霊的な智慧と一体化しようとする人間の野生知の発露に基づくもの。だからこそ獣の毛皮を経済的取引のための商品として見る近代アメリカ白人と、霊力の顕現と捉えるインディアンの心性の断絶は深かったと。

記録によれば、インディアンは300マイル(約480キロメートル)の距離を磁石も地図も使わずに進み、まったく迷わずに目的地にたどり着けたらしい。

ラストシーンのカメラ目線は「バードマン」と重なる。あれは、イニャリトゥ方式なのかな?ロケハンは5年前からしていたと。さすがすぎる。

世界から猫が消えたなら

原作を読んでいたので、泣かないぞ的な構えで挑んだ結果、原作と同じポイントで結構泣いた。家族ものは涙腺が緩む。タツヤとトムさん以外の名前(キャベツ・レタスもか)が出てこないという不思議な作品。

原作は酷評だったけど、映画化したら面白いだろうな。というか原作者自体、映画プロデューサーだしな。と認識しながら読んだ原作は脚本のような作品だと思っていた分、映画化してくれてかなりうれしい。

濱田岳の演技がいい。オタ要素のあるコミュ障気味の人にありがちな、自分の分野の話は目を合わせないまま熱狂的に喋る感じとかがとてもリアル。

不協和音的な主題歌はCoocoを連想。不思議と安らいで心地が良い。ヒーリング効果的な?

トムさんのくだりは展開が早すぎて、アルゼンチンの色彩美と滝を堪能するしかなかったのと、主人公の決心がついた瞬間にBGMがポップになったのはちょっと違和感。そもそも、そんなに走っていいの?とも思ってしまうけどちょっとシニカルすぎるなと反省。

しかし、宮崎あおいはやっぱりかわいくて、猫飼いたい欲がひたすら高まる。また登場人物の服装と、映像の光とピントのぼやけ具合が温かい映画だった。うん。そんな感じ。

手紙ってやっぱりいい。

ズートピア

字幕版鑑賞。文句のつけようがない気がする。無駄がない。楽しい映画。観ようかなぁ…とか渋っている人はさっさと観るべき。

面白いトリビアがあったので、下記に引用。

・登場する動物は64種類。その64種類がそれぞれ性別や年代、ファッションや体型などの異なるタイプに分類され、外見の異なる約800種類ものキャラクターが誕生した。ただし哺乳類ではあるものの、人間にとってもっとも身近な存在であるイヌやネコは、ズートピアに暮らしていない。
・アメリカでは、免許センターに行くことは、丸一日を要することを意味する。その職員たちのスローな仕事ぶりへのちょっとした皮肉と遊び心から、免許センターで働く怠け者の設定ができあがった。
・地域ごとに異なる”顔”のニュースキャスターが登場。オリジナルのUS版ではヘラジカ、日本版ではタヌキ、中国版ではパンダ、オーストラリア&ニュージーランド晩はコアラ、ブラジル版はジャガーがニュースを読み上げる。

個人的にはビジネスマン役のヘミングと、Mr.ビッグがツボ。

また、J・K・シモンズ(”セッション”の鬼教師フレッチャー)が声の出演してるのは笑った。

サウスポー

主要キャスト3人の演技がすごくいい。ファイトシーンはやっぱり興奮したし、ジェイク・ギレンホールが素人に見えない。(本人は素人に見えないか不安だったらしい) そして、ナイトクローラーと別人すぎて、割とびびる。厳しいトレーニングで7キロ落とし、ほぼノースタントで演じてるっていうからすごい。

また、ホープは泥沼から這い上がる人間としての強さを得たけれど、その弱い彼を常に支えていた奥さんの人間としての芯の強さに惚れる。メンタル、体調と浮き沈みするスポーツ選手を支える妻。スポーツ抜きにしろ、女性側が懸命に支えるという、よく見る夫婦関係。やっぱり奥さんには敵わないんだな、改めてと悟った。(まぁにしても、主人公はダメ男レベルがなかなか高いけれど)

なぜか因縁の対決のラストは、るろうに剣心伝説の最期編を連想。そこまでアップダウンのある展開じゃなかったけど、拮抗してる感じがそれまたリアルだったかな。選手視点でのカメラワークを見て、自分には出来ないスポーツだと改めて認識した。以前主人公がお金で勝利した話が伏線にならなくてホッとした。

フォレスト・ウィテカーの安定の演技だし、007のマネーペニー(ナオミ・ハリス)出てるし、割と演者が豪華な印象。

いやぁ、にしてもレイチェル・マクアダムスがとびきりセクシー。あんな美しい奥さんがいたら、それはそれは。もうね。

以上7作品。どれも良作ばかり。来週の映画は何にしようかな。なんて。

映画日和

久々に映画を観ました。

「サイコパス劇場版」「あと1センチの恋」という全くもって正反対の二本。

なんとなく気分転換もしたく、卒論も提出したことだし、ご褒美を与えなければって感じで。

もう上映後しばらく経つ二本かつ、DVDでもいいかな。と思っていたんですが、少し気になるということもあり、また、最近はネットのレビューを見た上で自分ならどう思うか。(たとえそれが低くとも)という見方をするようになったこともあり。
世間一般の評価と自分がいかにずれているのか、もしくは同質なのか。

最近、職場も含め渋谷に行きすぎなので、あえて池袋にしたんですが、池袋の劇場って狭いところ多いですね。今回の二つはあまりよろしくなかった。覚えておこう。

まずは「サイコパス」

ん?サイコパス?ってなる方も多いですよね。自分もきちんと見たの最近ですし。
最近流行っている(おそらく)アニメです。

ストーリーは、、、、っていう説明がなかなか難しいので、ググっちゃってください。

最近、abejaという企業が面白いことしてたので、知ってる方も多いはず。
画像解析テクノロジー集団のABEJA、「PSYCHO-PASS サイコパス」のシビュラシステムを再現したデジタルサイネージのシステムを開発

全体的に、よく作られてるなーと思いました。
総監督は”踊る”シリーズなどでおなじみの本広さん。
彼曰く、「今回の劇場版に関し、僕から塩谷監督に具体的にお願いしたのは一点だけ。冒頭に『爆発』を入れて欲しいということでした。」だそうです。

アニメの可能性を改めて感じました。というか知りました。
今まであまり詳しくなかったんですが、実写なら果たしていくらかかるんだろう、、、、という映像をアニメで楽しむことができる。
その根源的かつ本質的な部分の価値が浮かび上がったような作品だと思います。サイコパスって。

音声もテレビアニメでは到底出せないくらいに重低音が響き、映像もきれい。
この作品においては水色と赤の光が近未来を彷彿とさせるのにすごく重要な部分なのだろうな。と勝手に思っているんですが、いかがですかお詳しい方(舞台設定は確か100年後)

内容的なところで、今回は霜月さん優等生でしたね。割と。
またシャワーシーンはなにかノルマ的なものがあるんでしょうか。
アニメ版1期、2期、そして劇場版で全て登場したと思いますが。

宜野座さんは髪が伸びたせいかポニーテールになって、ワイルドな雰囲気をまとってましたが、前髪の長さはなぜ変わらないんだろう、とか細かいことはさておき。

今回の感じだと、まだまだ続編はありえそうですね。
シビュラの輸出の進行フェーズによって、段階的に。

自分は卒論終了後(1/20)に、たまたま友人に勧められてアニメ版を観たんですが、社会風刺系、近未来SFあたりが好きな方は絶対好きなはずです。
哲学要素もあり、勉強になるくらいの入れ方のバランスがいい。

ちなみに、パンフレットは1,200円と少々お高め。
(そして主題歌はふわっふわ。)

次に「あと1センチの恋」

このブログを始める前は、Instagramで観た映画の感想をハッシュタグをつけて投稿していたんですが、その度にlikeをくれる映画ソムリエ的な方がいらっしゃって、その方が絶賛していた作品。

ストーリーは、ロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は6歳のころからの友達同士。自分たちの住むイギリスの田舎町を出て、アメリカのボストンの大学へ進学しようと約束し、二人とも合格。ところがロージーは、クラスの人気者クレッグと軽い気持ちで関係を持ち、身ごもってしまう。アレックスはボストンへ移り、ロージーは一人で子育てに奮闘するが……。というもの。

自分には展開が多すぎて、逆に薄く感じてしまいましたね。
「アバウト・タイム」と比べてしまった自分のせいかもしれませんが。

テンポはいいと思いました。
コンドームが中に入ってしまったから取り出すっていうシーンで、その担当医の名前がDickだったりとか、その会話をエレベーター内で聞かれるシーンとか、笑えるポイントもまぁまぁある。

でも、全体的に薄い。
これでもか!ってくらいすれ違う二人を映していたのに、最後の最後で結ばれるシーンで早足になったからかな。
それとも、子供の父親が再び現れたシーンあたりの展開が早すぎたのかな。

映画プロデューサーの川村元気さんが書いた「世界から猫が消えたなら」という本。
確か本屋大賞を取った作品ですが、amazonのレビューなどで結構荒れているのは、おそらく小説という作品で見ると薄っぺらく、読み応えもないから。
なんですが、おそらく映画化すれば、その言葉足らずの情景描写が補完され、もともと良いセリフなどの素材が活きてくるのではないか。

と思っていたことに近しい要因があると思います。この作品には。
まぁ状況はだいぶ違うんですが。

でもヒロインは可愛い。白雪姫のパロディ的なのをジュリア・ロバーツと共演してやっていた子だけど、その時より7倍くらいは可愛い。
ヒロインの可愛さだけでも見る価値があるんじゃないか。ってくらい可愛い。(言い過ぎた)

12年間という期間が長すぎて違和感だったんだろうか。
でも、アン・ハサウェイ主演の「ワン・デイ」も同じくらい長期間思い合っていたはずだけれど、あれは素敵な作品だった。まぁハッピーエンドではないけれど。

しかし、右隣は号泣する女子高生四人。彼女たちにはあのくらいライトで数々の試練が降ってくる系の展開がヒットするんですかね。とても勉強になりました。
また、女子高生って涙を流すとどうして顔を仰ぐんですかね。
熱い熱い言いますよね、彼女たち。現役の時から気になってたんですが。
化粧が落ちるから?

ただ、ストーリー的にはあるあるの話。
お互いに思い合っているのになかなか伝えらえない。
お互いに結婚して幸せだけど、その幸せはベストではなくベターどまり。
もしあいつと結ばれれば、、といったような、心の穴が塞がることはない。

ここへの共感ですかね。女子高生の涙は。
おませさんなのでしょうか。漫画からの追体験でしょうか。
まぁ若さを見くびるのはよろしくないですね。反省。

そして、左隣にはおばさまが一人。
おばさまは右隣の女子高生’sのポップコーンを果敢に頬張る音が気になって仕方がないご様子。度々右側(つまり自分側)にガンまではいかない何かを飛ばしてくる。

自分が挟まれていてよかったですね。居心地は良くなかったです。はい。