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2022年に観た80本

100本くらい観たいなーと標榜していたものの、昨日時点で80本着地でした。

記録的に各作品に対する5段階評価+メモを残しておきます。

  1. 街の上で
  2. ★★★★☆
    空気感が生々しくてずっと観ていられた。
    カルチャーに傾倒することで何者かにでもなれたような錯覚は、この道を志した者には永遠に付き纏うものなんだろうな。
    今泉監督が撮る女の子はなぜかいつも魅力的だけど、自分は城定さんに惚れました。

  3. ボクたちはみんな大人になれなかった
  4. ★★★☆☆
    主演の2人がひたすら映える作品でした。
    忘れられない人ってのは、やはりみな共通でいるものなのかな…と妄想しましたが、どうも男性と女性の精神年齢の差から、あの時あんなに素敵だった君…と思い返してしまうのは男性に多い現象なのか?というのが個人的な見解。
    20代から47歳までを演じ分ける森山未來は、ただの化け物でしたね。

  5. 浅草キッド
  6. ★★★★☆
    よかった。
    グショグショなまでにウェットな浅草の人情に心揺さぶられ、矜持を貫き、舞台に命を燃やす芸人のかっこよさに痺れました。
    ビートたけしがなぜ伝説的な立ち位置なのかもいまいちわかってなかった身としては、いろいろと衝撃的。
    鑑賞後、思わず浅草を歩きました。

  7. まともじゃないのは君も一緒
  8. ★★★☆☆
    テンポが良くて見やすかった。
    成田凌って演技の幅が広いのね。ただ、成田凌が俳優にならず予備校講師をしている世界線がどうも想像できない。
    まともじゃないのは僕も一緒でした。

  9. 私がモテてどうすんだ
  10. ★☆☆☆☆
    正直観たこと自体はだいぶ後悔しました。時間を返してほしい。
    ただ、イケメンって存在するだけで価値があるんですね。
    イケメンってすごい。

  11. ドント・ルック・アップ
  12. ★★★☆☆
    温暖化という危機に今行動を起こさなければ、地球はとんでもない事になる…それを人々に理解してもらうにはどうしたらいいのか、そう考えながら構想に着手し、あるときジャーナリストとの会話で、温暖化への今の対応は「彗星が地球に衝突しても、誰も気にしないようなものだ」という喩えを聞き、これなら映画になる!と確信したとのこと。
    ブラックコメディ〜って感じのあるあるテイスト満載だったけど、クライマックスに差し掛かった時のカット割とタイトルの挿れ方が斬新だったな。

  13. 今日から俺は!! 劇場版
  14. ★★☆☆☆
    アドリブと福田監督ならではのネタを楽しむ映画としては成立してると思う。
    心地よい展開と感情移入させる余白を短い時間に詰め込むのはそもそも無理があるね。そもそもそこを狙ってないだろうけど。。

  15. スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
  16. ★★★☆☆
    スパイダーマンファン達にとってはバイブルとなりそうな作品だった。
    さまざま呼び寄せてしまう理由にマーベルならではの無茶を感じてしまったけど、大切な人を危険に晒さないようにと、自己犠牲を持って親愛なる隣人であり続けるピーターに惚れました。

  17. コンフィデンスマンJP 英雄編
  18. ★★★☆☆
    このフォーマットなら××編、××編って作りたい放題なところにプロットの優秀さを感じる。三浦春馬、竹内涼子の役名が出てきて胸熱だったな。そんなところも流石。

  19. 空白
  20. ★★★★☆
    実際の事件を元にしているとのことだけど、作品中ではいつまでも未遂事件としての”空白”を残しつつ描かれる分、真実と嘘、正しさと正しくなさ、二面性のグラデーションの中で、登場人物誰にでも感情移入できるようで誰にも感情移入できないような。
    本作の英語タイトルは「Intolerance(不寛容)、他者のグラデーション、空白を理解することに向き合わされるすごい作品でした。
    そんな中、空白の端と端を安易に切り取ろうとするメディア、ネットリンチの描き方は分かり易い反面、少しデフォルメしすぎかなと。
    キャストの良さも含め、THE 和製版スリービルボードだね。オープニングが凄まじかったです。目を見張りました。
    みんな不器用で独自の空白を抱える中、絵を描き始めたのは空白(娘との距離、娘に対する想い)を埋めるためだったのか。

  21. スクール・オブ・ロック
  22. ★★★★☆
    すっごく久々に観たけど、暇・確定申告・休みの終わりと憂鬱3連単な日曜日にはピッタリたったな…

  23. ヒメアノ〜ル
  24. ★★★★☆
    途中までずっとムロツヨシの演技にしか目が行かなかったけど、森田剛様様ですね。ほんとすごいな。感情移入自体、なかなかしづらい作品だったけど、唯一濱田岳が演じた彼がその受け皿というか、ストーリーテラーの立ち位置なのかな。
    原作未読のため、だいぶ印象が違う作品に仕上がってる説があるかもだけど、邦画では稀に見えるエログロ表現の正直さも垣間見れて、個人的にはセンセーショナルでした。(褒めてます)
    ヒロインのあのいそうでいない美人感が個人的にドンピシャだったりします(何の話)

  25. MOTHER マザー
  26. ★★★★☆
    すごい作品だったな…。
    長澤まさみの怪演にびっくりすると思いきや、奥平大兼くん良すぎませんか。。。初出演だとは全く思えない。第二の柳楽優弥っぷり。
    傍若無人な母に振り回される周平君の気持ち、少しわかるな…と思いながら見てしまいました。(レベルは違いすぎますが)。
    どのご家庭にもあるであろう幼少期特有のものかと思いますが、見えてる世界が狭すぎて、母がいかに偏見に満ち溢れていたとしても、それを正としてしまうし、生みの親としての感謝・愛情も掛け合わさって、その呪縛から抜け出せないような。
    唯一のエアスポットとしては、そんな母・長澤まさみはどのように形成されたのか。あえて描かないことで考えさせる作品に仕立てたのかなと思いますが、そのあたりは事件の経緯や少年の生い立ちなどが詳しく書かれた原作「誰もボクを見ていない: なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか」を読んで確認したいところ。

  27. 凶悪
  28. ★★★★☆
    ピエール瀧、リリー・フランキーが演じる一義的な凶悪だけでなく、主人公が自分の正義にのめり込む凶悪さ、その他登場人物の凶悪な一面が折り重なっていて、作品に厚みを感じました。
    ラストシーン、非常によかったな。

  29. 花束みたいな恋をした
  30. ★★★☆☆
    若年層向けの恋愛指南書的な何某を見ているような感覚になったし、サブカルに傾倒する彼ら(自分も含め)を世間はどう見てるかが如実に表れてる気がして、少し虚しくなった。そんなこと気にする必要がないということは前提として。
    反面、社会に忙殺され、次第に新たな作品に触れることに頭のキャバを割けなくなるあの感じが妙にリアルで、これら作者も含め皆に共通してあるものなのかと少しホッとした。
    ジャックパーセルな足元が揃うカップル、果たしてどのくらいの確率で出会うのだろう…起因してものすごく売れてそう。(調べてみよう)
    麦くんが放った”絹ちゃんとずっとに一緒にいたい、現状維持で満足”的なセリフ、作中だとそれなりに幸せ絶頂期ゆえ、絹ちゃんはニコニコしてたような気がしたけど、あれは満足だったのか。クソつまらん発言しておるやん。とか思わないのかな。(自分だったら確実に思う)
    学生時代にまともに恋愛をしてこなかった勢からすると、そこまで過去を抉られるような共感やエモみを感じられなかったのだけれど、始まってしまった恋愛は決して同じスピードでは走りきれない、あの特有な辛さを想った。
    「花束みたいな恋をした」
    このタイトルの意図を考えていたのだけれど、どれだけ美しい花(思い出)をいくつ束ねても、月日は残酷で、最後には萎れ、枯れていくさまを重ねたのだろうか。
    ずっとそばに飾っていたくなるような、そんな素敵な花束(思い出たち)だった、ということだろうか。答えはわからない。
    と、いろいろ書いたものの、本作の2人の別れ方、これは別れ方の理想系なのかもしれない。
    そんな恋をまたしてみたい。などと言ってみる。

  31. バッド・ジーニアス 危険な天才たち
  32. ★★★☆☆
    リンが主人公と思いきや、これはバンクの話なんだな。(と思いました)
    優秀ゆえに特待生 and 正義感 but 貧しい

    優秀ゆえに特待生 and 機会到来 but 不運

    優秀ゆえに特待生 but 貧しさゆえ闇に手を染める but 罪を背負う

    優秀 but 退学 but 闇堕ち
    という流れが完全に現代のダースベイダーだし、これはアジアの学歴至上主義に対するアンチテーゼかつ、貧困と教育の関係性を考えざるを得なかった。

  33. バッド・ジーニアス 危険な天才たち
  34. ★★☆☆☆
    扱いにくく、口に出すことが憚れがちなテーマをここまでコミカルに仕立て、見やすくさせるのはとても素敵なことだし、某米国映画のようにただのエロティックに昇華させなかったことは本作の価値だと思う。

  35. アイネクライネナハトムジーク
  36. ★★★★★
    すごくよかったな…。
    選手への応援を通し、自分自身を応援するスポーツ観戦のフレームの中でも、目の前で打ち合うボクシングの熱量ってとてつもないはず。
    今まで格闘技にそれほど関心を持てずにいたけれど、これは一度生で観たら簡単にハマるやつだなと認識。
    人の人の想いと縁がつながり合う過程がとてもリアル(かつ理想的)で、30歳の自分にやさしく刺さる作品でした。

  37. 騙し絵の牙
  38. ★★☆☆☆
    すごく中途半端な作品だった。原作未読のため奥行きを知り尽くせてはないものの。
    騙し絵と称するほどの騙し合いもなく、わりかし予定調和な展開をキャストと映像の良さでカバーしました、という感じ。
    出版社の構造自体を極力シンプルに扱ったのも、人間関係のしがらみもわかりやすくて万人受けに配慮したんだろうなと思いつつ、現実は小説は違うということすら暗に仄めかしている?

  39. Red
  40. ★★☆☆☆
    小説原作特有の余白を映像で示す難易度高すぎて、伝わらない問題が多分にありそうな作品。
    そもそもどうして結婚した、なぜ別れた、なぜ嘘をついたなど、語られないことを前提としている分、意味わからん!と決めつけてしまう方は一定数いそう。
    その点は、そんなに嫌いじゃなかったけれど、そもそも作品として伝えたい主題がとっても中途半端に思えてしまった。どっちつかず。これは小説原作を読まないとわからないやつなのか。
    ただ、映像美とキャストは好みでした。
    夏帆が出てる時点でテンションが上がっていたものの、それ以上に妻夫木くんが美しい、妖艶というのが正しいのかな、ミステリアスな魅力が一言一句その言葉通り詰まっていた。
    柄本明も良かったけど、間宮祥太朗にダメ旦那を演じさせたらこんなにどハマりするのか。
    印象的だったセリフは下記。
    「1,000年経っても男は男」
    「どれだけ惚れて死んでいけるか」
    「やるならちゃんとやって」

  41. ビート -心を解き放て-
  42. ★★☆☆☆
    あんまし好みではなかったな。
    主題は分かるのだけど、もう少し展開できたような。

  43. mellow
  44. ★★★☆☆
    告白にフォーカスしているものの、いわゆる感情のエゴを全く感じさせず、一人一人の一歩を全て肯定する優しさ。
    主人公が花屋という設定も含め、花束のように各々の小さな勇気を抱き締める意味合いが込められているのかな。
    ネタバレだからあまり言及しないものの、観た後心に一輪の花が灯るような、という表現もできそう。
    今泉力哉監督作品のラストシーン30秒フェチという新たな癖ができました。

  45. 虐殺器官
  46. ★★☆☆☆
    ちょっと前に観たのですが、原作ファンとしてすごくガッカリしたことだけを覚えています。

  47. 不能犯
  48. ★☆☆☆☆
    この映画の良さはただ一つ。
    松坂桃李の顔が綺麗だということ。

  49. ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
  50. ★★★☆☆
    何を楽しみにするかで評価が分かれる作品だと思う。
    映像・キャストならそれは最高、脚本ならうーん、という感じ。
    ハリポタのように全7巻+1の作品として、全体構成を踏まえつつ見れなかった。
    ファンタビは5部作、本作はちょうど中間地点とのことだけど、一作ずつで独立しすぎているというか、新たなキャストと設定でバラバラに作っている感覚。
    でも自分もやりたい。擬態。

  51. さがす
  52. ★★★★★
    最高だった。最後の演出が忘れられない。言いたきこと多すぎるけど、佐藤二郎ってすごいのね。
    こちら側と向こう側という構図で示すと分かりやすそう。

  53. 明け方の若者たち
  54. ★★★☆☆
    タイトルの時点で、すでにトラップにかけられていたのね。イケメンくんいいやつすぎるな。

  55. シン・ウルトラマン
  56. ★★★☆☆
    そもそもウルトラマンフリークではない故に、元ネタを楽しめない前提かつ、ネタバレを避けるべく、言いたきことは避けつつ友人との語りに持っていくつもりだけど、庵野作品として捉えると残念だった。
    ただそれでもウルトラマンは美しい。
    そして、斎藤工の笑わないことで誠実さを見せる演技と、山本耕史の必要以上に笑うことで和睦しようとする演技が最高でした。

  57. 20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり
  58. ★★☆☆☆
    トヨエツ渋いなぁ。

  59. 20世紀少年<第2章> 最後の希望
  60. ★☆☆☆☆
    小池栄子主役のお遊戯会かと思えた。

  61. 20世紀少年<第2章> 最後の希望
  62. ★★★☆☆
    終わり方が良すぎる。

  63. 死刑にいたる病
  64. ★★★★☆
    艶さえも感じてしまう映像の美しさに加え、岡田君と阿部サダヲが対面する部屋でのわざとガラスの反射で両者の顔が重なる演出(あえて重ねない演出も含む)、ラストのオチまで最高だった。
    ちょっと目を塞ぎたくなる映像がちらほらあるのは、「ヒメアノール」以来だな。黒目がちな阿部サダヲの眼が最高に良かったし、もし今後「真実の行方」が日本版リメイクされる機会があったら、エドワード・ノートン役は阿部サダヲがいいな…。

  65. 友だちのパパが好き
  66. ★★☆☆☆
    岸井ゆきの目当てだったけど、映画ポスターと内容のギャップよ。
    内容は残念だけど、吹越満さん、平岩紙さんの独特な雰囲気って唯一無二だよなぁ…。

  67. 彼女がその名を知らない鳥たち
  68. ★★★☆☆
    そうか、これが親鳥の愛なのか。

  69. あのこは貴族
  70. ★★★★☆
    すごく好きだった。沁みました。
    ダブルキャストの二人のちょうど間にいるマジョリティ層だけど、共感できる節が多かったな。
    水原希子って演技うまいのね。

  71. リバーズ・エッジ
  72. ★★★☆☆
    吉沢亮×SUMIREの美しい2トップだけで満足。

  73. Swallow/スワロウ
  74. ★★★☆☆
    ヘイリー・ベネットの儚い美しさが際立つ演出、それだけで観る価値がある作品だった。
    周りの人間から保育器としてしか見られない彼女は、異物を飲み込むことでしか自身のアイデンディティを感じられなかったと。
    最後の決断は賛否両論あれど、独り立ちしていくにつれて服も髪も食べるものもよりナチュラルなテイストになっていき、少し清々しくある場所から立ち去る彼女はとてもよかった。

  75. ちょっと思い出しただけ
  76. ★★★☆☆
    恋の苦しさを起点に楽しかった日々を振り返りつつ回想するのは、主人公たちに自然と自身を重ねて共感してしまう人が多そう。
    伊藤沙莉のタクシー運転手姿がツボでした。

  77. The Witch/魔女
  78. ★★★★☆
    キム・ダミとチェ・ウシクがここで共演してとは…。次回作今年放映は楽しみ。

  79. 真夜中乙女戦争
  80. ★★☆☆☆
    プロットには惹かれなかったけど、主演2人の目つきが艶かしくてよかったのと、柄本佑が意外とハマり役なのが驚きだった。

  81. アルキメデスの大戦
  82. ★★★☆☆
    田中泯・柄本佑の存在感たるや…。

  83. 海賊とよばれた男
  84. ★★★☆☆
    改めて、岡田君ってすごいなーと思いました。
    ちょくちょくブラック企業みを感じてしまうのは現代病だろうな。

  85. 青天の霹靂
  86. ★★★★☆
    久々に映画を観て泣きました。
    そうか、ここから浅草キッドに繋がるんですね。ようやく理解。

  87. 佐々木、イン、マイマイン
  88. ★★★★☆
    よかったなぁ….。ふとこういった作品に出会えるNetFlixに感謝。
    始まりのドラム音がバードマン過ぎたし、ラストシーンが最高だった。

  89. ★★★☆☆
    上質な短編小説を読んでいるような感覚だった。
    yonigeのメジャーデビューに際した映像だなんて知らなかったな。

  90. DUNE/デューン 砂の惑星
  91. ★★★☆☆
    ドゥニ・ヴィルヌーヴ×ティモシー・シャラメでもう☆3は担保されてるよね。

  92. 夏への扉 ―キミのいる未来へ―
  93. ★★☆☆☆
    夏菜が出てる時点で展開が読めた。

  94. 鳩の撃退法
  95. ★★★★☆
    すごくよくできたプロットだった。

  96. あの頃。
  97. ★★★☆☆
    オタクとか関係なしに、何かにのめりこんだ経験を持つ人はあの熱かった日々を思い出す素敵な作品だと思う。
    誰も悪者にならない感じが素敵。

  98. 人数の町
  99. ★★★☆☆
    石橋静河さんが大好きなのですが、いつも絶妙な役だなと。

  100. ザ・ファブル
  101. ★★★☆☆
    漫画原作未読だけど、漫画のキャラの良さが少しずつ薄れ、結果的にSPの下位互換のアクション映画になっているような…。

  102. ムーンフォール
  103. ★☆☆☆☆
    ゼログラビティ+宇宙戦争+スターウォーズ+プロメテウスって感じ。

  104. ブレイブ 群青戦記
  105. ★☆☆☆☆
    原作と違ったけれど、まとめ方は綺麗だったな。
    三浦春馬が出ているだけで、ちょっとジーンと来てしまうよね。
    とはいえ、演出….。
    まるで、B級ゾンビ映画のよう。

  106. グレイマン
  107. ★★★☆☆
    これは劇場で見るべき作品だろうな。
    飛行機内での戦闘シーンとか、まれにみる緊迫感だった。と思ったら監督を見て納得。
    アナ・デ・アルマスが好きなのだけど、最近スパイ映画に引っ張りだこだな。そしてライアン・ゴズリングとはブレードランナー以来?
    ライアン・ゴズリング×えんじ色の服装のマッチ度合いがえげつなくて、それだけで眼福でした。

  108. ぐらんぶる
  109. ★☆☆☆☆
    なんというか、何目的で見るかによるよね。
    イケメンと美女を楽しむ写真集の映像版的な感覚になった。

  110. 新解釈・三國志
  111. ★★☆☆☆
    役者の日頃のうっぷん発散大会を見ているような。

  112. 先生、私の隣に座っていただけませんか?
  113. ★★☆☆☆
    演技力に頼る部分が多すぎて、イマイチだなぁと感じてしまった。
    裏を返せば、主演のお二人がお見事ということ。

  114. ステップ
  115. ★★★★☆
    シングルファーザーの苦悩に関して、本当にリアリティが高くて自分事のように見てしまった。
    周りの登場人物にも、みんなそれぞれに”愛”があるのがこの作品の素敵なところ。
    お母さんは亡くなったけれど、いないわけではなく、家にはずっとお母さんが思い出として居続けている。その存在がなくなるわけではない、死んだらなくなるなんていいわけがない。
    そんなことを小学生の娘がクラスのみんなに発言するシーンが印象的。
    どうしたらそんなやさしく、強い子供に育つのだろうか。
    話は変わるけれど、勇者ヨシヒコもやって、こんな誠実な父親役も最高にハマる山田孝之、本当にカメレオンだなというか、相当モテるだろうな…。

  116. コーダ あいのうた
  117. ★★★☆☆
    自分自身耳の聞こえない家族。よって年齢とともに自身の夢を追いかけるべきか、家族のサポートに徹するべきか、その単一障害点のような状況になってしまうのはわかりやすい構図。
    とはいえ、やはり父とのシーンなどはすごくよかった。グッときました。
    2015年に「エール!」という似たような作品があったけれど、これはオマージュなのかな。だいぶ近しい。と思ったら、堂々とリメイク作品として世に出てるのか。
    前作はフランス作品でもあり、かなり一般的に見やすい構成だなと。ただ、ちょっぴりエロ要素が含まれるところは、フランス映画の名残なのかしら。
    主演の女性可愛かったな…。

  118. AWAKE
  119. ★★★☆☆
    「事実は小説よりも奇なり」とはよく言うけれど、実際に電脳戦を開発側で戦った巨瀬さんは、対局相手であった阿久津主税八段がハメ手を使ったことを「残念だ」と述べており、記者会見でも残念な表情を露わにし、時折涙ぐむこともあったとのこと。
    その点、個人的には本作のエピソード、展開にはとても希望が感じられて好きでした。特にエンディング。また、若葉竜也の棋士姿がハマりすぎていたな。
    ところで、本作の音楽がめちゃくちゃよかったのだけど、特にエンドロールの音楽は誰が作っているんだろう…と調べてみたところ出てきた「佐藤望さん」、存じ上げなかったけどこれから注目していきたい。

  120. キャラクター
  121. ★★☆☆☆
    想像の数倍くらいFukaseに違和感がなくて驚いたし、小栗旬がただ単にイケメンな役で見ていて心地よかったけれど、高畑充希である理由が全く分からなかった。
    そもそも、34って..というところは突っ込んだら負け。(つまりは負けました)

  122. 東京リベンジャーズ
  123. ★★☆☆☆
    再限度はすごいのではないでしょうか。
    原作読了ゆえに展開が読めるから説はあれど、心が動く作品ではなかったな。

  124. 水曜日が消えた
  125. ★★☆☆☆
    プロットは興味深いと思ったけれど、少し盛り込みすぎた感があるかな…。もう少しシンプルでもよかったような。何が言いたかったのかよくわからなかった。
    ただ、きたろうの存在感は唯一無二。

  126. 浅田家!
  127. ★★★★★
    最高でした。家族ものに感動しがちな点、だいぶ偏見を含むけど、笑って泣けてあたたかくて…しかも実話をもとに構成されている。
    もはや文句のつけようがないような。2時間にまとめるのが大変だよなぁと脚本家の苦労を感じました。
    強いて言うならニノと黒木華の年齢の表し方がネタかと思うくらい。特にニノは途中、芸人のような風貌だった。
    ニノは相変わらず演技がうまいし、渡辺真起子さんがいい味出してたな…。そして、忘れてはいけないお兄ちゃんの人望、お兄ちゃんに幸あれ。
    カメラっていいね。家族っていいね。

  128. 前科者
  129. ★★★☆☆
    森田剛の演技力に再び脱帽するし、役どころ的に最初はヒメアノ~ルの続編かと思った。
    また、有村架純の新たな一面が見れた気がする。(とってもいい意味で)
    “亡くなった方の殺害現場には花を手向けるけれど、花は時が経てば異臭を放つ。時が流れ、その異臭に近隣住民からは苦情が生まれる。
    対処するために掃除をするが、道路にへばりつく花びらはなかなかとれない。もちろん掃除するのは遺族である。”
    というセリフがずっと脳裏に焼き付いてる。

  130. mid90s ミッドナインティーズ
  131. ★★★★☆
    仲間からクールだと思われるためには、無理にかっこつける必要がある。そんないわゆるメンズ文化は、いかに思春期のナイーブな心を刺激し、苦しめたのか。
    誰しも自分と重ね合わせられる要素が詰まっていて、少し切ないというか、ノスタルジックな心情になった。
    誰もが居場所を求めている、そして求める理由・背景はそれぞれ違う。そのことを忘れないようにしたい。

  132. ある夜、彼女は明け方を想う
  133. ★★★☆☆
    “明け方の若者たち”の別視点ものだと知らずに見ていたら、北村匠海と出会っててびっくりした。
    45分という短い回想ドラマのような印象だけど、展開に無駄がなく、主演の黒島結菜の声もよく、心に残る美しい作品でした。

  134. 名も無き世界のエンドロール
  135. ★☆☆☆☆
    臭い演技合戦できついなと思っていたけれど、唯一、山田杏奈の演技がよかったな…。

  136. ファースト・マン
  137. ★★★★☆
    対立がテーマの話なのかな、と思った。
    家族と夢、失敗への恐怖と栄光の眩しさ、現場の熱とメディアの虚構…etc。
    当時の技術レベルの描写、現場の不安感がとても生々しくて、実話の部分が気になるいい作品だった。関連書籍を読みたくなった。
    月面に降り立つシーン、ハッチを開けた瞬間に無音になる演出がとても印象的。
    反面、チャゼル監督っぽくないな…とも。ララランドの構想がありつつお金が集まらないからと、セッションで実績を見せつけた彼がどのような思いで本作に挑んだのか非常に気になる。

  138. くれなずめ
  139. ★★★☆☆
    こんな友人関係は羨ましい、憧れてしまうな。

  140. 私をくいとめて
  141. ★★☆☆☆
    のんファン歓喜な2時間なのかもしれないけれど、ぶっちゃけ見ていてしんどかった。長すぎる。主人公視点への共感は多少あれど、やっぱり長すぎる。

  142. アフタースクール
  143. ★★★☆☆
    演者の豪華さ × プロットの良さ。

  144. WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常
  145. ★★★☆☆
    想像以上に良かったのは三浦しをんの原作の素晴らしさを表してるのか。あとは伊藤英明のハマり具合かな。
    都会から来る大学生に対して素直に嫌気を表明する主人公がナイスでした。そうそう、って思った。

  146. 予告犯
  147. ★☆☆☆☆
    漫画原作のサスペンスってどうしてこうなってしまうんだろう。

  148. とんかつDJアゲ太郎
  149. ★★★★☆
    想像以上に良い作品だった。
    どことなく、WE ARE THE FRIENDSみがあるよな。
    そんなにストーリー性はないけれど。

  150. 坂道のアポロン
  151. ★★★☆☆
    終わり方が斬新すぎて笑った。
    小松菜奈が小田和正を歌ってるのかと思った。
    そして泣きすぎでは?笑
    ただ、作品としては結構好みかも。

  152. ダンスウィズミー
  153. ★★★☆☆
    三吉彩花の美しさを楽しむだけでも鑑賞する価値がありそう。
    音楽を聴くと踊りだしたくてたまらない、なんて最高な世界だよね。(踊っていい場合)

  154. ずっと独身でいるつもり?
  155. ★★★☆☆
    男性陣が悉くクソで同姓として申し訳なくなった。そしてパパ活女子がちゃんと税金払えてるだろうか、心配になってしまったな。
    好きな演者さんが多数出ていたけれど、やっぱり藤井ちゃん最高ですね。
    Z世代には古く昭和世代には伝わらない。響く人には響くものがあるのでしょう。
    幸せは自分が決める。
    そのことが後押しされる反面、重視されすぎて路頭に悩む人が多いけど、それで自殺者は余計に増えていくのか、とか考えながら観てたら作品が終わってた。

  156. THE FIRST SLAM DUNK
  157. ★★★★☆
    言いたきことは多々あれど、まだ見てない方が多そうなので多くは語りません。
    ただ、描く主題を変えた分、まとめるの大変だったろうな…。

  158. 劇場版 呪術廻戦 0
  159. ★☆☆☆☆
    ほう、これが令和のエヴァンゲリオンか。
    という感覚で見ていました。原作ファンとしてはちょっとショックな作品かな。

花束みたいな恋をした

ようやく観ました。

<あらすじ>東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦<やまねむぎ>(菅田将暉)と八谷絹<はちやきぬ>(有村架純)。
好きな音楽や映画がほとんど同じで、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店してもスマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが──。

若年層向けの恋愛指南書的な何某を見ているような感覚になったし、サブカルに傾倒する彼ら(自分も含め)を世間はどう見てるかが如実に表れてる気がして、少し虚しくなった。そんなこと気にする必要がないということは前提として。

反面、社会に忙殺され、次第に新たな作品に触れることに頭のキャバを割けなくなるあの感じが妙にリアルで、これら作者も含め皆に共通してあるものなのかと少しホッとした。

ジャックパーセルな足元が揃うカップル、果たしてどのくらいの確率で出会うのだろう…起因してものすごく売れてそう。(調べてみよう)

麦くんが放った”絹ちゃんとずっとに一緒にいたい、現状維持で満足”的なセリフ、作中だとそれなりに幸せ絶頂期ゆえ、絹ちゃんはニコニコしてたような気がしたけど、あれは満足だったのか。クソつまらん発言しておるやん。とか思わないのかな。(自分だったら確実に思う)

学生時代にまともに恋愛をしてこなかった勢からすると、そこまで過去を抉られるような共感やエモみを感じられなかったのだけれど、始まってしまった恋愛は決して同じスピードでは走りきれない、あの特有な辛さを想った。

花束みたいな恋をした

このタイトルの意図を考えていたのだけれど、どれだけ美しい花(思い出)をいくつ束ねても、月日は残酷で、最後には萎れ、枯れていくさまを重ねたのだろうか。

ずっとそばに飾っていたくなるような、そんな素敵な花束(思い出たち)だった、ということだろうか。答えはわからない。

と、いろいろ書いたものの、本作の2人の別れ方、これは別れ方の理想系なのかもしれない。

そんな恋をまたしてみたい。などと言ってみる。

22年で観た映画たち

の、感想がてらを書いておきます。


街の上で

<あらすじ>下北沢の古着屋で働いている荒川青。青は基本的にひとりで行動している。たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったり。口数が多くもなく、少なくもなく。ただ生活圏は異常に狭いし、行動範囲も下北沢を出ない。事足りてしまうから。そんな青の日常生活に、ふと訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常、また、いざ出演することにするまでの流れと、出てみたものの、それで何か変わったのかわからない数日間、またその過程で青が出会う女性たちを描いた物語。

空気感が生々しくてずっと観ていられました。下北沢の日常をのぞき見しているような感覚。

カルチャーに傾倒することで何者かにでもなれたような錯覚は、この道を志した者には永遠に付き纏うものなんだろうな。

今泉監督が撮る女の子はなぜかいつも魅力的だけど、自分は城定さんに惚れました。

ボクたちはみんな大人になれなかった

<あらすじ>あの時も、あの場所も、あの人も、すべてがいまの自分に繋がっている。
1995年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」。初めて出来た彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった――。志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行った。そして2020年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……

主演の2人がひたすら映える作品でした。

忘れられない人ってのは、やはりみな共通でいるものなのかな…と妄想しましたが、どうも男性と女性の精神年齢の差から、あの時あんなに素敵だった君…と思い返してしまうのは男性に多い現象なのか?というのが個人的な見解。

20代から47歳までを演じ分ける森山未來は、ただの化け物でしたね。

浅草キッド

<あらすじ>舞台は昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、東八郎や萩本欽一ら数々の芸人を育ててきた・深見千三郎に弟子入りしたタケシ。舞台の上だけでなく日常生活においても芸人たる心構えを求める元、タケシは芸人としての成功を夢見て“笑い”の修行に励んでいたが、テレビの普及と共に演芸場に足を運ぶ人は減る一方…。お茶の間を席巻した大人気芸人を数々育てながら、自身はテレビに出演することがほぼ無かったことから「幻の浅草芸人」と呼ばれた師匠・深見との日々、個性と才能に溢れる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春映画

よかった。

グショグショなまでにウェットな浅草の人情に心揺さぶられ、矜持を貫き、舞台に命を燃やす芸人のかっこよさに痺れました。

ビートたけしがなぜ伝説的な立ち位置なのかもいまいちわかってなかった身としては、いろいろと衝撃的。

鑑賞後、思わず浅草を歩きました。

まともじゃないのは君も一緒

<あらすじ>予備校講師・大野は、独身・彼女なし。ずっと 1 人で大好きな数学の世界で生きてきた。今の生活に不満はないが、このままずっと 1 人なのかと不安になることもある。自分だって普通に結婚したい。ただ、普通が何かわからない。女の子とデートをしてもなんだかピントがずれているような空気は感じているが、どうしていいのかはわからない大野。教え子の香住はそんな大野を”普通じゃない”と指摘してくれる唯一の相手。大野は香住に「どうしたら普通になれる?普通を教えてほしい。」と頼み込むのだが・・・。

テンポが良くて見やすかった。

成田凌って演技の幅が広いのね。ただ、成田凌が俳優にならず予備校講師をしている世界線がどうも想像できない。

まともじゃないのは僕も一緒でした。

私がモテてどうすんだ

<あらすじ>アニメ大好き!BL大好き!妄想大好き!ヲタク道まっしぐらな花依(富田望生)は、大好きなアニメキャラが死んだショックで1週間も寝込んでしまったら・・・なんと激ヤセして、超絶美人(山口乃々華)に!そんな花依を好きになってしまう同じ学校のイケメンたち――六見先輩(吉野北人)、五十嵐くん(神尾楓珠)、七島くん(伊藤あさひ)、四ノ宮くん(奥野壮)。急にモテまくる恋愛興味ナシの花依は、ついつい彼らをBL目線で見て妄想してしまう・・・。「イケメン同士のカップリングが好きなのに、私がモテてどうすんだ~!」悩む花依が出す、想定外の答えとは?!

正直観たこと自体はだいぶ後悔しました。時間を返してほしい。

ただ、イケメンって存在するだけで価値があるんですね。

イケメンってすごい。

ドント・ルック・アップ

<あらすじ>天文学専攻のランドール・ミンディ博士(演:レオナルド・ディカプリオ)は、落ちこぼれ気味の天文学者。ある日、教え子の大学院生ケイト(演:ジェニファー・ローレンス)とともに地球衝突の恐れがある巨大彗星の存在を発見し、世界中の人々に迫りくる危機を知らせるべく奔走することに。仲間の協力も得て、オーリアン大統領(演:メリル・ストリープ)と、彼女の息子であり補佐官のジェイソン(演:ジョナ・ヒル)と対面したり、陽気な司会者ブリー(演:ケイト・ブランシェット)によるテレビ番組出演のチャンスにも恵まれ、熱心に訴えかけますが、相手にしてもらえないばかりか、事態は思わぬ方向へー。果たして2人は手遅れになる前に彗星衝突の危機から地球を救うことが出来るのでしょうか!?

温暖化という危機に今行動を起こさなければ、地球はとんでもない事になる…それを人々に理解してもらうにはどうしたらいいのか、そう考えながら構想に着手し、あるときジャーナリストとの会話で、温暖化への今の対応は「彗星が地球に衝突しても、誰も気にしないようなものだ」という喩えを聞き、これなら映画になる!と確信したとのこと。

ブラックコメディ〜って感じのあるあるテイスト満載だったけど、クライマックスに差し掛かった時のカット割とタイトルの挿れ方が斬新だったな。

コンフィデンスマンJP 英雄編

<あらすじ>これは、コンフィデンスマン誕生の秘密に迫る物語
“英雄”と謳われた詐欺師〈三代目ツチノコ〉が死んだ。
その元で腕を磨いた過去を持つダー子、ボクちゃん、リチャード。
当代随一の腕を持つコンフィデンスマンによって密かに受け継がれる〈ツチノコ〉の称号をかけ、3人の真剣勝負がはじまる。
舞台は世界中のセレブが集まる世界遺産の都市〈マルタ島・ヴァレッタ〉。
狙うは、莫大な財を成し引退したスペイン人の元マフィアが所有する、幻の古代ギリシャ彫刻〈踊るビーナス〉。
それぞれの方法でオサカナに近づく3人だったが、そこに警察さらにはインターポールの捜査の手が迫っていた・・・。
果たして最後に笑うのは誰なのか!?
まったく先の読めない史上最大の騙し合いが始まる!!
そして、本当の〈英雄〉、最後の〈真実〉とは!?
ザ・ラストコンゲームグランドフィナーレバトルロワイヤル、いざ開幕!!

なんだか余興を観ているような感覚だったけど、このフォーマットなら××編、××編って作りたい放題なところにプロットの優秀さを感じる。

三浦春馬、竹内涼子の役名が出てきて胸熱だったな。そんなところも流石。

空白

<あらすじ>全てのはじまりは、よくあるティーンの万引き未遂事件。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生、彼女は国道に出た途端、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまった。
女子中学生の父親は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。
真相はどこにあるのかー?少女の母親、学校の担任や父親の職場も巻き込んで、この事件に関わる人々の疑念を増幅させ、事態は思いもよらない結末へと展開することにー。

実際の事件を元にしているとのことだけど、作品中ではいつまでも未遂事件としての”空白”を残しつつ描かれる分、真実と嘘、正しさと正しくなさ、二面性のグラデーションの中で、登場人物誰にでも感情移入できるようで誰にも感情移入できないような。

本作の英語タイトルは「Intolerance(不寛容)、他者のグラデーション、空白を理解することに向き合わされるすごい作品でした。

そんな中、空白の端と端を安易に切り取ろうとするメディア、ネットリンチの描き方は分かり易い反面、少しデフォルメしすぎかなと。

キャストの良さも含め、THE 和製版スリービルボードだね。オープニングが凄まじかったです。目を見張りました。

みんな不器用で独自の空白を抱える中、絵を描き始めたのは空白(娘との距離、娘に対する想い)を埋めるためだったのか。

スクール・オブ・ロック

<あらすじ>破天荒なロッカー教師をジャック・ブラックが演じるコメディ作品。ロックバンドをクビになったデューイは、親友になりすまして小学校の代用教師になるが、生徒たちの演奏を聞き、バンド・コンテストに出場することを思いつく。

すっごく久々に観たけど、暇・確定申告・休みの終わりと憂鬱3連単な日曜日にはピッタリたったな…

ヒメアノ〜ル

<あらすじ>平凡な毎日に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働いている青年・岡田。ある日、同僚の先輩である安藤から、密かに思いを寄せるカフェ店員・ユカとの恋のキューピッド役を頼まれた彼は、ユカのカフェで高校時代の同級生・森田と再会することになる。その後、岡田はユカの口から、彼女が森田らしき人物からストーキングをされていることを知らされ、不穏な気持ちを抱き始める。かつて過酷ないじめを受けていた森田は、ある事件をきっかけに、欲望のままに無抵抗な相手を殺害していく快楽殺人者になっていたのだ……。

途中までずっとムロツヨシの演技にしか目が行かなかったけど、森田剛様様ですね。ほんとすごいな。感情移入自体、なかなかしづらい作品だったけど、唯一濱田岳が演じた彼がその受け皿というか、ストーリーテラーの立ち位置なのかな。

原作未読のため、だいぶ印象が違う作品に仕上がってる説があるかもだけど、邦画では稀に見えるエログロ表現の正直さも垣間見れて、個人的にはセンセーショナルでした。(褒めてます)

ヒロインのあのいそうでいない美人感が個人的にドンピシャだったりします(何の話)

MOTHER マザー

<あらすじ>ゆきずりの男たちと関係を持つことで、その場しのぎの生活をおくる自堕落で奔放な女・秋子。しかし、彼女の幼い息子・周平には、そんな母親しか頼るものはなかった。やがて寄る辺ない社会の底辺で生き抜く、母と息子の間に“ある感情”が生まれる。そして、成長した周平が起こした“凄惨な事件”。彼が罪を犯してまで守りたかったものとは——?

すごい作品だったな…。

長澤まさみの怪演にびっくりすると思いきや、奥平大兼くん良すぎませんか。。。初出演だとは全く思えない。第二の柳楽優弥っぷり。

傍若無人な母に振り回される周平君の気持ち、少しわかるな…と思いながら見てしまいました。(レベルは違いすぎますが)。

どのご家庭にもあるであろう幼少期特有のものかと思いますが、見えてる世界が狭すぎて、母がいかに偏見に満ち溢れていたとしても、それを正としてしまうし、生みの親としての感謝・愛情も掛け合わさって、その呪縛から抜け出せないような。

唯一のエアスポットとしては、そんな母・長澤まさみはどのように形成されたのか。あえて描かないことで考えさせる作品に仕立てたのかなと思いますが、そのあたりは事件の経緯や少年の生い立ちなどが詳しく書かれた原作「誰もボクを見ていない: なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか」を読んで確認したいところ。


昨年に比べて圧倒的にいいペースで観れている気がする。

転職したばかり、まだまだ忙しくないからかな。

今年はたくさん観るぞ~