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やっぱり、アバウト・タイムがよかったと思う。


(ちょっとミーハーだけど。)

だいぶ話題になってたし、ツイッターやらインスタで絶賛している人もちらほらみかけた(自分もした)ので、もう既に観ている人も多いはず。(ちなみに自分は3回観た)

ちなみにストーリーは、下記。

自分に自信がなく恋人のいないティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。恋人を得るため張り切ってタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と恋をする。しかしタイムトラベルによって生じたアクシデントにより、そもそもメアリーと出会っていなかったということになってしまい……。

「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」というタイトルの、”愛おしさ”って果たしてどういうことなんだろうと、感覚的にわかっていることについてしっかり書いてみたいな。と思っていたんですが、
考えれば考えるほど、わからない。ので、

この作品のどこがよかったんだろう。というお話にします。
で、いくらか考えたんですが、、、

・どんな能力を使っても変えられないものは変えられないという教訓
・”今、生きている” そのことが大事。という素晴らしい終わり方
・もしかしたら自分もタンスに入ればできてしまうのでは、、と思わせるリアル感
・子供をお見送りするシーンなどの光の差し込み加減のあたたかさ
・ただただキャストがいい
・クスッと笑えるユーモアセンス
・わざとらしさが全く見えないその演出
・色・風景・インテリア・服装のヨーロピアンテイストがおしゃれ
・「私たちの人生も同じよ いろんな天気があるわ」「パパのいない人生に興味はないの」という素晴らしいセリフの数々…

といった素晴らしいセリフの数々….

なんて、出そうと思えばいくらでも出ると思うんですが、結果、決め手ってないんだろうな。って思うんですよね。
すべて組み合わさっていたというか。

どんなジャンルだとか、いつ作られたとか、どの国で作られたかとか、誰が出ていて誰が監督しているとか、そんなことをツタヤ(登場人物)は超越していた。究極的には「いいものは、いいものだ」。そのことに時代や国籍は関係ないのだ

と、「モテキ」「告白」「悪人」などを手がけた映画プロデューサーの川村元気さんは著書で言っていますが、まさしく、そんな感じだなーと。

また、この作品はおそらく5年後見ても、10年後見ても、同じく感動を覚えるんじゃないかと思います。
それは、時間、家族という永遠のテーマを扱っているという点が大きいし、このくらい映像が綺麗になったことに加え、作中でなにかしらのIT技術を使っているわけではないために、おそらくこれを観て「うわ、古いなー」とは思わない。違和感なしに観れるのではないかと。

定期的に観たい。そして、
できれば大事な人と。家族ができてもこういう作品を観ていきたい。
そう思える作品でした。

個人的には、主人公ティムを演じたドーナル・グリーソン(ハリポタでロンのお兄ちゃんでした)の優しさ溢れるあの風貌、ヒロインを演じたレイチェル・マクアダムスの可愛いと感じない人はいないと断言できるほどのあの可愛さ、お父さん役のビル・ナイのコミカルな演技と温かさ、このお三方がとにかくよかったですね。

ちなみに、アバウト・タイム(about time)というタイトルには、リチャード・カーティス監督の引退の意味も含まれているというおしゃれさ。(about time = 今がそのとき)

やりますね。監督。