2022年に観た80本

100本くらい観たいなーと標榜していたものの、昨日時点で80本着地でした。

記録的に各作品に対する5段階評価+メモを残しておきます。

  1. 街の上で
  2. ★★★★☆
    空気感が生々しくてずっと観ていられた。
    カルチャーに傾倒することで何者かにでもなれたような錯覚は、この道を志した者には永遠に付き纏うものなんだろうな。
    今泉監督が撮る女の子はなぜかいつも魅力的だけど、自分は城定さんに惚れました。

  3. ボクたちはみんな大人になれなかった
  4. ★★★☆☆
    主演の2人がひたすら映える作品でした。
    忘れられない人ってのは、やはりみな共通でいるものなのかな…と妄想しましたが、どうも男性と女性の精神年齢の差から、あの時あんなに素敵だった君…と思い返してしまうのは男性に多い現象なのか?というのが個人的な見解。
    20代から47歳までを演じ分ける森山未來は、ただの化け物でしたね。

  5. 浅草キッド
  6. ★★★★☆
    よかった。
    グショグショなまでにウェットな浅草の人情に心揺さぶられ、矜持を貫き、舞台に命を燃やす芸人のかっこよさに痺れました。
    ビートたけしがなぜ伝説的な立ち位置なのかもいまいちわかってなかった身としては、いろいろと衝撃的。
    鑑賞後、思わず浅草を歩きました。

  7. まともじゃないのは君も一緒
  8. ★★★☆☆
    テンポが良くて見やすかった。
    成田凌って演技の幅が広いのね。ただ、成田凌が俳優にならず予備校講師をしている世界線がどうも想像できない。
    まともじゃないのは僕も一緒でした。

  9. 私がモテてどうすんだ
  10. ★☆☆☆☆
    正直観たこと自体はだいぶ後悔しました。時間を返してほしい。
    ただ、イケメンって存在するだけで価値があるんですね。
    イケメンってすごい。

  11. ドント・ルック・アップ
  12. ★★★☆☆
    温暖化という危機に今行動を起こさなければ、地球はとんでもない事になる…それを人々に理解してもらうにはどうしたらいいのか、そう考えながら構想に着手し、あるときジャーナリストとの会話で、温暖化への今の対応は「彗星が地球に衝突しても、誰も気にしないようなものだ」という喩えを聞き、これなら映画になる!と確信したとのこと。
    ブラックコメディ〜って感じのあるあるテイスト満載だったけど、クライマックスに差し掛かった時のカット割とタイトルの挿れ方が斬新だったな。

  13. 今日から俺は!! 劇場版
  14. ★★☆☆☆
    アドリブと福田監督ならではのネタを楽しむ映画としては成立してると思う。
    心地よい展開と感情移入させる余白を短い時間に詰め込むのはそもそも無理があるね。そもそもそこを狙ってないだろうけど。。

  15. スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
  16. ★★★☆☆
    スパイダーマンファン達にとってはバイブルとなりそうな作品だった。
    さまざま呼び寄せてしまう理由にマーベルならではの無茶を感じてしまったけど、大切な人を危険に晒さないようにと、自己犠牲を持って親愛なる隣人であり続けるピーターに惚れました。

  17. コンフィデンスマンJP 英雄編
  18. ★★★☆☆
    このフォーマットなら××編、××編って作りたい放題なところにプロットの優秀さを感じる。三浦春馬、竹内涼子の役名が出てきて胸熱だったな。そんなところも流石。

  19. 空白
  20. ★★★★☆
    実際の事件を元にしているとのことだけど、作品中ではいつまでも未遂事件としての”空白”を残しつつ描かれる分、真実と嘘、正しさと正しくなさ、二面性のグラデーションの中で、登場人物誰にでも感情移入できるようで誰にも感情移入できないような。
    本作の英語タイトルは「Intolerance(不寛容)、他者のグラデーション、空白を理解することに向き合わされるすごい作品でした。
    そんな中、空白の端と端を安易に切り取ろうとするメディア、ネットリンチの描き方は分かり易い反面、少しデフォルメしすぎかなと。
    キャストの良さも含め、THE 和製版スリービルボードだね。オープニングが凄まじかったです。目を見張りました。
    みんな不器用で独自の空白を抱える中、絵を描き始めたのは空白(娘との距離、娘に対する想い)を埋めるためだったのか。

  21. スクール・オブ・ロック
  22. ★★★★☆
    すっごく久々に観たけど、暇・確定申告・休みの終わりと憂鬱3連単な日曜日にはピッタリたったな…

  23. ヒメアノ〜ル
  24. ★★★★☆
    途中までずっとムロツヨシの演技にしか目が行かなかったけど、森田剛様様ですね。ほんとすごいな。感情移入自体、なかなかしづらい作品だったけど、唯一濱田岳が演じた彼がその受け皿というか、ストーリーテラーの立ち位置なのかな。
    原作未読のため、だいぶ印象が違う作品に仕上がってる説があるかもだけど、邦画では稀に見えるエログロ表現の正直さも垣間見れて、個人的にはセンセーショナルでした。(褒めてます)
    ヒロインのあのいそうでいない美人感が個人的にドンピシャだったりします(何の話)

  25. MOTHER マザー
  26. ★★★★☆
    すごい作品だったな…。
    長澤まさみの怪演にびっくりすると思いきや、奥平大兼くん良すぎませんか。。。初出演だとは全く思えない。第二の柳楽優弥っぷり。
    傍若無人な母に振り回される周平君の気持ち、少しわかるな…と思いながら見てしまいました。(レベルは違いすぎますが)。
    どのご家庭にもあるであろう幼少期特有のものかと思いますが、見えてる世界が狭すぎて、母がいかに偏見に満ち溢れていたとしても、それを正としてしまうし、生みの親としての感謝・愛情も掛け合わさって、その呪縛から抜け出せないような。
    唯一のエアスポットとしては、そんな母・長澤まさみはどのように形成されたのか。あえて描かないことで考えさせる作品に仕立てたのかなと思いますが、そのあたりは事件の経緯や少年の生い立ちなどが詳しく書かれた原作「誰もボクを見ていない: なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか」を読んで確認したいところ。

  27. 凶悪
  28. ★★★★☆
    ピエール瀧、リリー・フランキーが演じる一義的な凶悪だけでなく、主人公が自分の正義にのめり込む凶悪さ、その他登場人物の凶悪な一面が折り重なっていて、作品に厚みを感じました。
    ラストシーン、非常によかったな。

  29. 花束みたいな恋をした
  30. ★★★☆☆
    若年層向けの恋愛指南書的な何某を見ているような感覚になったし、サブカルに傾倒する彼ら(自分も含め)を世間はどう見てるかが如実に表れてる気がして、少し虚しくなった。そんなこと気にする必要がないということは前提として。
    反面、社会に忙殺され、次第に新たな作品に触れることに頭のキャバを割けなくなるあの感じが妙にリアルで、これら作者も含め皆に共通してあるものなのかと少しホッとした。
    ジャックパーセルな足元が揃うカップル、果たしてどのくらいの確率で出会うのだろう…起因してものすごく売れてそう。(調べてみよう)
    麦くんが放った”絹ちゃんとずっとに一緒にいたい、現状維持で満足”的なセリフ、作中だとそれなりに幸せ絶頂期ゆえ、絹ちゃんはニコニコしてたような気がしたけど、あれは満足だったのか。クソつまらん発言しておるやん。とか思わないのかな。(自分だったら確実に思う)
    学生時代にまともに恋愛をしてこなかった勢からすると、そこまで過去を抉られるような共感やエモみを感じられなかったのだけれど、始まってしまった恋愛は決して同じスピードでは走りきれない、あの特有な辛さを想った。
    「花束みたいな恋をした」
    このタイトルの意図を考えていたのだけれど、どれだけ美しい花(思い出)をいくつ束ねても、月日は残酷で、最後には萎れ、枯れていくさまを重ねたのだろうか。
    ずっとそばに飾っていたくなるような、そんな素敵な花束(思い出たち)だった、ということだろうか。答えはわからない。
    と、いろいろ書いたものの、本作の2人の別れ方、これは別れ方の理想系なのかもしれない。
    そんな恋をまたしてみたい。などと言ってみる。

  31. バッド・ジーニアス 危険な天才たち
  32. ★★★☆☆
    リンが主人公と思いきや、これはバンクの話なんだな。(と思いました)
    優秀ゆえに特待生 and 正義感 but 貧しい

    優秀ゆえに特待生 and 機会到来 but 不運

    優秀ゆえに特待生 but 貧しさゆえ闇に手を染める but 罪を背負う

    優秀 but 退学 but 闇堕ち
    という流れが完全に現代のダースベイダーだし、これはアジアの学歴至上主義に対するアンチテーゼかつ、貧困と教育の関係性を考えざるを得なかった。

  33. バッド・ジーニアス 危険な天才たち
  34. ★★☆☆☆
    扱いにくく、口に出すことが憚れがちなテーマをここまでコミカルに仕立て、見やすくさせるのはとても素敵なことだし、某米国映画のようにただのエロティックに昇華させなかったことは本作の価値だと思う。

  35. アイネクライネナハトムジーク
  36. ★★★★★
    すごくよかったな…。
    選手への応援を通し、自分自身を応援するスポーツ観戦のフレームの中でも、目の前で打ち合うボクシングの熱量ってとてつもないはず。
    今まで格闘技にそれほど関心を持てずにいたけれど、これは一度生で観たら簡単にハマるやつだなと認識。
    人の人の想いと縁がつながり合う過程がとてもリアル(かつ理想的)で、30歳の自分にやさしく刺さる作品でした。

  37. 騙し絵の牙
  38. ★★☆☆☆
    すごく中途半端な作品だった。原作未読のため奥行きを知り尽くせてはないものの。
    騙し絵と称するほどの騙し合いもなく、わりかし予定調和な展開をキャストと映像の良さでカバーしました、という感じ。
    出版社の構造自体を極力シンプルに扱ったのも、人間関係のしがらみもわかりやすくて万人受けに配慮したんだろうなと思いつつ、現実は小説は違うということすら暗に仄めかしている?

  39. Red
  40. ★★☆☆☆
    小説原作特有の余白を映像で示す難易度高すぎて、伝わらない問題が多分にありそうな作品。
    そもそもどうして結婚した、なぜ別れた、なぜ嘘をついたなど、語られないことを前提としている分、意味わからん!と決めつけてしまう方は一定数いそう。
    その点は、そんなに嫌いじゃなかったけれど、そもそも作品として伝えたい主題がとっても中途半端に思えてしまった。どっちつかず。これは小説原作を読まないとわからないやつなのか。
    ただ、映像美とキャストは好みでした。
    夏帆が出てる時点でテンションが上がっていたものの、それ以上に妻夫木くんが美しい、妖艶というのが正しいのかな、ミステリアスな魅力が一言一句その言葉通り詰まっていた。
    柄本明も良かったけど、間宮祥太朗にダメ旦那を演じさせたらこんなにどハマりするのか。
    印象的だったセリフは下記。
    「1,000年経っても男は男」
    「どれだけ惚れて死んでいけるか」
    「やるならちゃんとやって」

  41. ビート -心を解き放て-
  42. ★★☆☆☆
    あんまし好みではなかったな。
    主題は分かるのだけど、もう少し展開できたような。

  43. mellow
  44. ★★★☆☆
    告白にフォーカスしているものの、いわゆる感情のエゴを全く感じさせず、一人一人の一歩を全て肯定する優しさ。
    主人公が花屋という設定も含め、花束のように各々の小さな勇気を抱き締める意味合いが込められているのかな。
    ネタバレだからあまり言及しないものの、観た後心に一輪の花が灯るような、という表現もできそう。
    今泉力哉監督作品のラストシーン30秒フェチという新たな癖ができました。

  45. 虐殺器官
  46. ★★☆☆☆
    ちょっと前に観たのですが、原作ファンとしてすごくガッカリしたことだけを覚えています。

  47. 不能犯
  48. ★☆☆☆☆
    この映画の良さはただ一つ。
    松坂桃李の顔が綺麗だということ。

  49. ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
  50. ★★★☆☆
    何を楽しみにするかで評価が分かれる作品だと思う。
    映像・キャストならそれは最高、脚本ならうーん、という感じ。
    ハリポタのように全7巻+1の作品として、全体構成を踏まえつつ見れなかった。
    ファンタビは5部作、本作はちょうど中間地点とのことだけど、一作ずつで独立しすぎているというか、新たなキャストと設定でバラバラに作っている感覚。
    でも自分もやりたい。擬態。

  51. さがす
  52. ★★★★★
    最高だった。最後の演出が忘れられない。言いたきこと多すぎるけど、佐藤二郎ってすごいのね。
    こちら側と向こう側という構図で示すと分かりやすそう。

  53. 明け方の若者たち
  54. ★★★☆☆
    タイトルの時点で、すでにトラップにかけられていたのね。イケメンくんいいやつすぎるな。

  55. シン・ウルトラマン
  56. ★★★☆☆
    そもそもウルトラマンフリークではない故に、元ネタを楽しめない前提かつ、ネタバレを避けるべく、言いたきことは避けつつ友人との語りに持っていくつもりだけど、庵野作品として捉えると残念だった。
    ただそれでもウルトラマンは美しい。
    そして、斎藤工の笑わないことで誠実さを見せる演技と、山本耕史の必要以上に笑うことで和睦しようとする演技が最高でした。

  57. 20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり
  58. ★★☆☆☆
    トヨエツ渋いなぁ。

  59. 20世紀少年<第2章> 最後の希望
  60. ★☆☆☆☆
    小池栄子主役のお遊戯会かと思えた。

  61. 20世紀少年<第2章> 最後の希望
  62. ★★★☆☆
    終わり方が良すぎる。

  63. 死刑にいたる病
  64. ★★★★☆
    艶さえも感じてしまう映像の美しさに加え、岡田君と阿部サダヲが対面する部屋でのわざとガラスの反射で両者の顔が重なる演出(あえて重ねない演出も含む)、ラストのオチまで最高だった。
    ちょっと目を塞ぎたくなる映像がちらほらあるのは、「ヒメアノール」以来だな。黒目がちな阿部サダヲの眼が最高に良かったし、もし今後「真実の行方」が日本版リメイクされる機会があったら、エドワード・ノートン役は阿部サダヲがいいな…。

  65. 友だちのパパが好き
  66. ★★☆☆☆
    岸井ゆきの目当てだったけど、映画ポスターと内容のギャップよ。
    内容は残念だけど、吹越満さん、平岩紙さんの独特な雰囲気って唯一無二だよなぁ…。

  67. 彼女がその名を知らない鳥たち
  68. ★★★☆☆
    そうか、これが親鳥の愛なのか。

  69. あのこは貴族
  70. ★★★★☆
    すごく好きだった。沁みました。
    ダブルキャストの二人のちょうど間にいるマジョリティ層だけど、共感できる節が多かったな。
    水原希子って演技うまいのね。

  71. リバーズ・エッジ
  72. ★★★☆☆
    吉沢亮×SUMIREの美しい2トップだけで満足。

  73. Swallow/スワロウ
  74. ★★★☆☆
    ヘイリー・ベネットの儚い美しさが際立つ演出、それだけで観る価値がある作品だった。
    周りの人間から保育器としてしか見られない彼女は、異物を飲み込むことでしか自身のアイデンディティを感じられなかったと。
    最後の決断は賛否両論あれど、独り立ちしていくにつれて服も髪も食べるものもよりナチュラルなテイストになっていき、少し清々しくある場所から立ち去る彼女はとてもよかった。

  75. ちょっと思い出しただけ
  76. ★★★☆☆
    恋の苦しさを起点に楽しかった日々を振り返りつつ回想するのは、主人公たちに自然と自身を重ねて共感してしまう人が多そう。
    伊藤沙莉のタクシー運転手姿がツボでした。

  77. The Witch/魔女
  78. ★★★★☆
    キム・ダミとチェ・ウシクがここで共演してとは…。次回作今年放映は楽しみ。

  79. 真夜中乙女戦争
  80. ★★☆☆☆
    プロットには惹かれなかったけど、主演2人の目つきが艶かしくてよかったのと、柄本佑が意外とハマり役なのが驚きだった。

  81. アルキメデスの大戦
  82. ★★★☆☆
    田中泯・柄本佑の存在感たるや…。

  83. 海賊とよばれた男
  84. ★★★☆☆
    改めて、岡田君ってすごいなーと思いました。
    ちょくちょくブラック企業みを感じてしまうのは現代病だろうな。

  85. 青天の霹靂
  86. ★★★★☆
    久々に映画を観て泣きました。
    そうか、ここから浅草キッドに繋がるんですね。ようやく理解。

  87. 佐々木、イン、マイマイン
  88. ★★★★☆
    よかったなぁ….。ふとこういった作品に出会えるNetFlixに感謝。
    始まりのドラム音がバードマン過ぎたし、ラストシーンが最高だった。

  89. ★★★☆☆
    上質な短編小説を読んでいるような感覚だった。
    yonigeのメジャーデビューに際した映像だなんて知らなかったな。

  90. DUNE/デューン 砂の惑星
  91. ★★★☆☆
    ドゥニ・ヴィルヌーヴ×ティモシー・シャラメでもう☆3は担保されてるよね。

  92. 夏への扉 ―キミのいる未来へ―
  93. ★★☆☆☆
    夏菜が出てる時点で展開が読めた。

  94. 鳩の撃退法
  95. ★★★★☆
    すごくよくできたプロットだった。

  96. あの頃。
  97. ★★★☆☆
    オタクとか関係なしに、何かにのめりこんだ経験を持つ人はあの熱かった日々を思い出す素敵な作品だと思う。
    誰も悪者にならない感じが素敵。

  98. 人数の町
  99. ★★★☆☆
    石橋静河さんが大好きなのですが、いつも絶妙な役だなと。

  100. ザ・ファブル
  101. ★★★☆☆
    漫画原作未読だけど、漫画のキャラの良さが少しずつ薄れ、結果的にSPの下位互換のアクション映画になっているような…。

  102. ムーンフォール
  103. ★☆☆☆☆
    ゼログラビティ+宇宙戦争+スターウォーズ+プロメテウスって感じ。

  104. ブレイブ 群青戦記
  105. ★☆☆☆☆
    原作と違ったけれど、まとめ方は綺麗だったな。
    三浦春馬が出ているだけで、ちょっとジーンと来てしまうよね。
    とはいえ、演出….。
    まるで、B級ゾンビ映画のよう。

  106. グレイマン
  107. ★★★☆☆
    これは劇場で見るべき作品だろうな。
    飛行機内での戦闘シーンとか、まれにみる緊迫感だった。と思ったら監督を見て納得。
    アナ・デ・アルマスが好きなのだけど、最近スパイ映画に引っ張りだこだな。そしてライアン・ゴズリングとはブレードランナー以来?
    ライアン・ゴズリング×えんじ色の服装のマッチ度合いがえげつなくて、それだけで眼福でした。

  108. ぐらんぶる
  109. ★☆☆☆☆
    なんというか、何目的で見るかによるよね。
    イケメンと美女を楽しむ写真集の映像版的な感覚になった。

  110. 新解釈・三國志
  111. ★★☆☆☆
    役者の日頃のうっぷん発散大会を見ているような。

  112. 先生、私の隣に座っていただけませんか?
  113. ★★☆☆☆
    演技力に頼る部分が多すぎて、イマイチだなぁと感じてしまった。
    裏を返せば、主演のお二人がお見事ということ。

  114. ステップ
  115. ★★★★☆
    シングルファーザーの苦悩に関して、本当にリアリティが高くて自分事のように見てしまった。
    周りの登場人物にも、みんなそれぞれに”愛”があるのがこの作品の素敵なところ。
    お母さんは亡くなったけれど、いないわけではなく、家にはずっとお母さんが思い出として居続けている。その存在がなくなるわけではない、死んだらなくなるなんていいわけがない。
    そんなことを小学生の娘がクラスのみんなに発言するシーンが印象的。
    どうしたらそんなやさしく、強い子供に育つのだろうか。
    話は変わるけれど、勇者ヨシヒコもやって、こんな誠実な父親役も最高にハマる山田孝之、本当にカメレオンだなというか、相当モテるだろうな…。

  116. コーダ あいのうた
  117. ★★★☆☆
    自分自身耳の聞こえない家族。よって年齢とともに自身の夢を追いかけるべきか、家族のサポートに徹するべきか、その単一障害点のような状況になってしまうのはわかりやすい構図。
    とはいえ、やはり父とのシーンなどはすごくよかった。グッときました。
    2015年に「エール!」という似たような作品があったけれど、これはオマージュなのかな。だいぶ近しい。と思ったら、堂々とリメイク作品として世に出てるのか。
    前作はフランス作品でもあり、かなり一般的に見やすい構成だなと。ただ、ちょっぴりエロ要素が含まれるところは、フランス映画の名残なのかしら。
    主演の女性可愛かったな…。

  118. AWAKE
  119. ★★★☆☆
    「事実は小説よりも奇なり」とはよく言うけれど、実際に電脳戦を開発側で戦った巨瀬さんは、対局相手であった阿久津主税八段がハメ手を使ったことを「残念だ」と述べており、記者会見でも残念な表情を露わにし、時折涙ぐむこともあったとのこと。
    その点、個人的には本作のエピソード、展開にはとても希望が感じられて好きでした。特にエンディング。また、若葉竜也の棋士姿がハマりすぎていたな。
    ところで、本作の音楽がめちゃくちゃよかったのだけど、特にエンドロールの音楽は誰が作っているんだろう…と調べてみたところ出てきた「佐藤望さん」、存じ上げなかったけどこれから注目していきたい。

  120. キャラクター
  121. ★★☆☆☆
    想像の数倍くらいFukaseに違和感がなくて驚いたし、小栗旬がただ単にイケメンな役で見ていて心地よかったけれど、高畑充希である理由が全く分からなかった。
    そもそも、34って..というところは突っ込んだら負け。(つまりは負けました)

  122. 東京リベンジャーズ
  123. ★★☆☆☆
    再限度はすごいのではないでしょうか。
    原作読了ゆえに展開が読めるから説はあれど、心が動く作品ではなかったな。

  124. 水曜日が消えた
  125. ★★☆☆☆
    プロットは興味深いと思ったけれど、少し盛り込みすぎた感があるかな…。もう少しシンプルでもよかったような。何が言いたかったのかよくわからなかった。
    ただ、きたろうの存在感は唯一無二。

  126. 浅田家!
  127. ★★★★★
    最高でした。家族ものに感動しがちな点、だいぶ偏見を含むけど、笑って泣けてあたたかくて…しかも実話をもとに構成されている。
    もはや文句のつけようがないような。2時間にまとめるのが大変だよなぁと脚本家の苦労を感じました。
    強いて言うならニノと黒木華の年齢の表し方がネタかと思うくらい。特にニノは途中、芸人のような風貌だった。
    ニノは相変わらず演技がうまいし、渡辺真起子さんがいい味出してたな…。そして、忘れてはいけないお兄ちゃんの人望、お兄ちゃんに幸あれ。
    カメラっていいね。家族っていいね。

  128. 前科者
  129. ★★★☆☆
    森田剛の演技力に再び脱帽するし、役どころ的に最初はヒメアノ~ルの続編かと思った。
    また、有村架純の新たな一面が見れた気がする。(とってもいい意味で)
    “亡くなった方の殺害現場には花を手向けるけれど、花は時が経てば異臭を放つ。時が流れ、その異臭に近隣住民からは苦情が生まれる。
    対処するために掃除をするが、道路にへばりつく花びらはなかなかとれない。もちろん掃除するのは遺族である。”
    というセリフがずっと脳裏に焼き付いてる。

  130. mid90s ミッドナインティーズ
  131. ★★★★☆
    仲間からクールだと思われるためには、無理にかっこつける必要がある。そんないわゆるメンズ文化は、いかに思春期のナイーブな心を刺激し、苦しめたのか。
    誰しも自分と重ね合わせられる要素が詰まっていて、少し切ないというか、ノスタルジックな心情になった。
    誰もが居場所を求めている、そして求める理由・背景はそれぞれ違う。そのことを忘れないようにしたい。

  132. ある夜、彼女は明け方を想う
  133. ★★★☆☆
    “明け方の若者たち”の別視点ものだと知らずに見ていたら、北村匠海と出会っててびっくりした。
    45分という短い回想ドラマのような印象だけど、展開に無駄がなく、主演の黒島結菜の声もよく、心に残る美しい作品でした。

  134. 名も無き世界のエンドロール
  135. ★☆☆☆☆
    臭い演技合戦できついなと思っていたけれど、唯一、山田杏奈の演技がよかったな…。

  136. ファースト・マン
  137. ★★★★☆
    対立がテーマの話なのかな、と思った。
    家族と夢、失敗への恐怖と栄光の眩しさ、現場の熱とメディアの虚構…etc。
    当時の技術レベルの描写、現場の不安感がとても生々しくて、実話の部分が気になるいい作品だった。関連書籍を読みたくなった。
    月面に降り立つシーン、ハッチを開けた瞬間に無音になる演出がとても印象的。
    反面、チャゼル監督っぽくないな…とも。ララランドの構想がありつつお金が集まらないからと、セッションで実績を見せつけた彼がどのような思いで本作に挑んだのか非常に気になる。

  138. くれなずめ
  139. ★★★☆☆
    こんな友人関係は羨ましい、憧れてしまうな。

  140. 私をくいとめて
  141. ★★☆☆☆
    のんファン歓喜な2時間なのかもしれないけれど、ぶっちゃけ見ていてしんどかった。長すぎる。主人公視点への共感は多少あれど、やっぱり長すぎる。

  142. アフタースクール
  143. ★★★☆☆
    演者の豪華さ × プロットの良さ。

  144. WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常
  145. ★★★☆☆
    想像以上に良かったのは三浦しをんの原作の素晴らしさを表してるのか。あとは伊藤英明のハマり具合かな。
    都会から来る大学生に対して素直に嫌気を表明する主人公がナイスでした。そうそう、って思った。

  146. 予告犯
  147. ★☆☆☆☆
    漫画原作のサスペンスってどうしてこうなってしまうんだろう。

  148. とんかつDJアゲ太郎
  149. ★★★★☆
    想像以上に良い作品だった。
    どことなく、WE ARE THE FRIENDSみがあるよな。
    そんなにストーリー性はないけれど。

  150. 坂道のアポロン
  151. ★★★☆☆
    終わり方が斬新すぎて笑った。
    小松菜奈が小田和正を歌ってるのかと思った。
    そして泣きすぎでは?笑
    ただ、作品としては結構好みかも。

  152. ダンスウィズミー
  153. ★★★☆☆
    三吉彩花の美しさを楽しむだけでも鑑賞する価値がありそう。
    音楽を聴くと踊りだしたくてたまらない、なんて最高な世界だよね。(踊っていい場合)

  154. ずっと独身でいるつもり?
  155. ★★★☆☆
    男性陣が悉くクソで同姓として申し訳なくなった。そしてパパ活女子がちゃんと税金払えてるだろうか、心配になってしまったな。
    好きな演者さんが多数出ていたけれど、やっぱり藤井ちゃん最高ですね。
    Z世代には古く昭和世代には伝わらない。響く人には響くものがあるのでしょう。
    幸せは自分が決める。
    そのことが後押しされる反面、重視されすぎて路頭に悩む人が多いけど、それで自殺者は余計に増えていくのか、とか考えながら観てたら作品が終わってた。

  156. THE FIRST SLAM DUNK
  157. ★★★★☆
    言いたきことは多々あれど、まだ見てない方が多そうなので多くは語りません。
    ただ、描く主題を変えた分、まとめるの大変だったろうな…。

  158. 劇場版 呪術廻戦 0
  159. ★☆☆☆☆
    ほう、これが令和のエヴァンゲリオンか。
    という感覚で見ていました。原作ファンとしてはちょっとショックな作品かな。

IT企業が実施している中途入社者向けのオンボーディング施策を調べてみた。

最近ちょっとした課題感がありまして、他社って何してるんだろう…と思い、ざざざっと調べてみました。

下記、順不同かつネットから拾ったものの中からこれはレアだな、と思うもののみを記載しています。(よって会社ごとに行われている施策を全網羅していません)

また、課題感とセットではないと意味がない、というのもおっしゃる通りかなと思いつつ、一旦は施策ベースで幅広さを見たかったために抜いています。

施策が生まれた背景などを知りたい方は恐れ入りますが、参照URLより確認してくださいませ。

1. GMOペパボ

ペパボカクテル

中途入社者を社内の専用チャンネル「カクテルチャンネル」に入れて歓迎、なんでも聞ける場にする。

ペパボテックフライデー

エンジニア組織全体の社内勉強会、毎月第2金曜日に約2時間かけて、外部の勉強会でのシェア内容や社内で起こった事象をアウトプット。

ランチワゴン

毎週火曜日・木曜日に様々な事業部のエンジニアとランチに行く制度。

やっていきシート

ペパボでやっていきたいことを専用シートに1か月目、2か月目、3か月目のそれぞれに分けて記載。

参照:https://hrnote.jp/contents/b-contents-soshiki-pepabo-cocktails-20190917/

2. ミクシィ

Slackアプリの活用

Slackアプリを活用して温かみのある文面を自動シナリオ配信。(画像を見たほうが早いので下記参照をぜひ)

参照:https://note.com/mixi_design/n/n7bda23172a67

3. コネヒト

クイックウィンの支援

「クイックウィン」とは、長期視点での目標を見据えつつ、短期・中期でも成果を目指す方策のこと。内定時、最初の90日間でその人に期待する目標をドキュメントで提示。

参照:https://hrnote.jp/contents/c-contents-sogo-onboardingtoha-190626-2/

4. 日本オラクル

5週間研修

新しく入ったメンバーが会社の印象を決めるのは、最初の1ヶ月ほどだと考えており、営業社員向けの「5週間研修」を実施。

5週間研修
1週目:集合研修で、会社や組織、ルールなどオラクルの基礎を学習
2週目:時間割に沿ったOJT(上司がグローバル標準のテキストを使って教えたり、eラーニングで単元ごとに自己学習)
3週目:自分が担当する製品を中心に、機能からツールまでをOJTで学習
4週目:再び集合研修をおこない、ロールプレイングを通じて、これまで学んだことの習熟度を確認
5週目:上司と習熟状況を確認し、お客様とのコンタクトの取り方などを練習

OJTは現場の上司以外に、ナビゲーターやサクセスマネージャーがついて伴走。

ナビゲーター:現場の先輩社員が務め細かい会社のルールや、細かいサポートなどをおこなう
サクセスマネージャー:社員エンゲージメント室が担当して、入社者の「成功」にコミットする役割(カリキュラムが思うように進まない、と相談されたときは、2人目のナビゲーターを指名する、上司にペースアップを頼むなど

2人メンター制

現場の上司とは別に2人のメンター(教育担当・サポート担当)を新入社員に付け、役割を分けてサポート。

参照:https://hrnote.jp/contents/c-contents-sogo-onboardingtoha-190626-2/
参照:https://www.dodadsj.com/content/170912_oracle/

5. LINE

LINE上で相談窓口を設置「LINE CARE」

オンボーディングにおけるホテルのコンシェルジュ的存在として、パソコン操作や福利厚生、社内カルチャー、人間関係の悩みなど、あらゆる相談が可能なLINE上の窓口を設けている。

参照:https://www.jmam.co.jp/hrm/column/0027-onbording.html

6. CAMPFIRE

入社前交流会

入社まで1ヶ月以上の期間がある方を対象に、所属チームメンバーとの入社前交流会(オンライン)を実施。

Communication Partner制度

新卒・中途問わず、新メンバーに対して組織理解とコミュニケーションを促すために、所属事業部外のメンバーがパートナーとして1名つき、オンボーディングをサポートする。

参照:https://note.campfire.co.jp/n/ncbf59308f96f

7. メルカリ

必要なものをポータル(社内Wiki)に集約

新人が欲しい情報がオンボーディングポータルにアップされており、新人はそこにアクセスすれば何をやれば良いかがわかるようになっている。

オンボーディングの達成度合いを定量測定

オンボーディングの達成度合いを測るため、技術領域ごとに各自のKPIを設け、サーベイで進捗確認も行っている。オンボーディングの状況を感覚ではなくデータで可視化することで、個々人に適切なサポートを届けられるようにしている。

参照:https://www.hrbrain.jp/media/human-resources-development/on-boarding-2
参照:https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=2393

8. overflow

正社員、業務委託に差をつけない一元管理

コミットメントスタイルに関わらず、全てのメンバーの情報を一元管理。具体的には、業務委託の方々にも、SmartHRのアカウントを1人1つ付与して、人事データの情報を管理する。

業務委託契約の自動化プロセス

業務委託でジョインしていただくことが決まったら、Talentio上でその方のステータスを「選考中」から「入社」に変更する。すると自動でSlackに繋がり、その方への様々な招待が送られ、必要な情報が提示。

オンボーディングワークを用意

オンボーディングキットで得られた知識を使って、様々な課題に取り組んでいただくことで、実際に使える知識を習得してもらう。

参照:https://note.com/overflow_inc/n/nbe6160f23b03

9. iCARE

専用チャンネル「iCARE Backstage」

内定承諾後、iCAREから招待されたSlackのチャンネルにログインしてもらい、コミュニケーションを実施。入社当日にチャンネルから卒業して、一通りのインプットが完了。

参照:https://note.com/taji_hikasen/n/n0456676e9674

10. Moneyforward

MVVCを浸透させるための入社グッズ配布

詳細は参照URLをご確認くださいませ。

参照:https://note.com/akariy/n/na898760267d6

11. Meety

ウェルカムページの配布

事業・組織・その他必要事項に関する説明を集約した専用ページを作成。

参照:https://note.com/gokitarie/n/nc8bc86b0aef1

12. LAPRAS

19個の会社全体を理解するプログラム

入社後1ヶ月間で19個の会社全体のオンボーディングプログラムを用意。

既存社員30人全員との1on1

自身で作成したプロフィールを見せあいながら雑談する場を設ける。

毎週末、毎月末にアンケートを実施

最初1か月は毎週末、それ以降は1か月毎にアンケートを実施。

1ヶ月目に「卒論」(改善して欲しいこと)を提出

①入社前と入社後のギャップ、②プロセス・制度上改善すべきことの2点を箇条書きで提出してもらう。

参照:https://note-corp.lapras.com/n/n08f4273d4682

13. Ubie

カルチャーガイドの作成

ビジョン→事業戦略と事業特性→組織戦略と人材要件→行動指針 という構造になっており、大上段から日常の行動のDo’sDon’tsまで一気通貫でUbieというプロダクトを解説。

Ubie Discovery カルチャーガイド (社外公開版)

オンボーディング完了状態を定義

新メンバーとメンターが共に目指すゴールとして、まずは状態を明文化。

メンバーがSuccessするまでのジャーニーを整理

オンボーディング完了までのプロセスと、各プロセスにおける関係者の役割をジャーニーマップとして整理。

参照:https://note.com/sonopy/n/nd7a42c136784

14. hey(STORES)

「セルフディスカバリーシート」を作成

自己対話→発見を促すための専用シートを用意し、社内で声をかけ参加者で一斉に書く「もくもく会」を実施。

マネジャー用ガイド・説明会を実施

話を聴き、受け止める側は、どんな構えで、どんな対話ができたらよさそうなのか、というガイドを作成し、1on1実施をサポート。

内定者向け「入社控室」

毎月の全社総会の動画や社内報を内定者でも見れるようにするページ。

参照:https://note.com/halcafe/n/n7d8d0e240297
参照:https://twitter.com/adwarf/status/1431098176904130570?s=20&t=3Gn0CoYkMPYDdVWHSEc5_Q
参照:https://note.com/takinoharuka/n/n358ebd3a79b9

15. アル

Slackのワークフロー活用

新入社員は指示に従って進めていくだけで、初日オンボーディングの大半が終わる仕組みを構築。

参照:https://note.com/nobuuuu/n/n888875c805c4

16. SMARTCAMP

初めて行うタスクをめちゃくちゃ丁寧に説明する

こちらもnoteを参照。とてもわかりやすい。

参照:https://note.com/smartcamp_design/n/n8dbf767c47f9

17. atama plus

プロダクト・事業・組織を理解する、全53個の研修プログラム

各種制度の説明はもちろん、組織体制や事業・プロダクト戦略から、各チームの役割やプロダクトの仕組みまでをも理解するプログラムを実施。

全員で大切にしていきたい価値観をカルチャーコードとして言語化

カルチャーは一度作って終わりではなく、全員で磨き続けることが大事という前提に立ち、カルチャーについて理解を深め、すりあわせる取り組み「カルチャーガーデニング」を実施。

atama+ culture code

チーム内外の仲間と信頼関係を築く、スター施策

入社3か月までのメンバーを「スター」と呼んでいて、スターを対象にしたさまざまな施策を行う。

参照:https://note.com/atamaplus/n/n784633783a19

18. ポテンシャライト

入社100日目のパーティー

入社100日目にパーティー(お祝い)を実施。

逆フィードバック会

1ヶ月/2ヶ月/3ヶ月で会社に対して意見を言う会を設定。

参照:https://note.com/pote_academy/n/na4493453de9a

19. 令和トラベル

ワークショップ形式の研修でMVVの理解を深める

ただMVVを座学として聞くだけではなく、自分たちの言葉で置き換えて理解するようなワークショップ形式で行う。

参照:https://note.com/reiwatravel/n/n3c7074253a06

20. grooves

1on1を1ヶ月間毎日実施

毎日30分1on1で話す時間をつくり、「ちょっとした事すぎて聞くことを躊躇してしまう疑問」に答える。

学んだことを社内に共有してもらう

新メンバーから既存メンバーに対して積極的に情報発信をしてもらう。

参照:https://note.grooves.com/n/n899ee4e7f60b

21. ビットキー

ファーストゴールを掲げる

オンボーディング期間である60日以内にはじめて出す成果を設定してもらう。

全社から称賛を集める渾身の一枚「コンイチ」

オンボーディング終了のタイミングで、渾身の一枚スライド(通称:コンイチ)を作成し、Slackの全社員が参加するチャンネルに投稿。

参照:https://note.com/bitkey/n/nc96cd4ef3710

22. FOLIO

全社員参加可能の1on1を実施

全社員が自由に出入りできる新入社員との1on1を毎日実施。

参照:https://note.com/foliobackstage/n/nefa77a683cac

23. カカクコム

スキルヒアリングの実施

業務に必要とされる知識や技術がマインドマップ形式でまとまっている資料が存在し、初日に確認。不安のある項目があればフォローの提案を実施。

参照:https://note.com/tabelog_frontend/n/n47017bf79a34#cUJQ9

24. モノタロウ

自部門全体の業務内容を調べ、他部門の方にプレゼンテーション

対象者は入社3ヶ月~半年程度の中途、新卒併せた新入社員の方々。同時期入社の30名程度が一度に参加し、2日間にわたって実施。

参照:https://note.com/monotaro_note/n/nb70ec84047f9

25. Retty

社内カジュアル面談マッチング「RettyMeety」の実施

話したい社員に対して面談を申し込める仕組みをつくり、雑談する機会を担保。

参照:https://note.com/retty_inc/n/n77d1e1a2f836

26. HERP

Meは何しにHERPへ?

HERPメンバーのHERPで働くまでの経緯を自己語り形式で深堀りする企画。

1ヶ月後の360°フィードバック

1ヶ月での働きに対して自分が関わったメンバーからのフィードバックをもらう。

参照:https://note.com/uxkong/n/n803b7efa9a95#D6LLo

27. YOUTRUST

「ほめほめ」コーナー

毎週水曜日の1コーナーとして現場メンバー同士で素晴らしい動きをほめ合う。

定期的な頻度でのオフライン合宿

四半期に1回程度、オフラインでの1Day合宿を実施。

スローガンを毎Q作成

2022年7〜9月のスローガンは「Be Positive!One Team!」だったとのこと。

参照:https://note.com/kadomai/n/n0c3014c016fd

28. フラー

机の制作

新メンバーは、自分の後に入ってくるメンバーのための机を手作りする。

参照:https://note.fuller-inc.com/n/nd488a558fcb5

29. freee

価値基準を解釈することをサポートするゲームコンテンツ

価値基準をより自分らしい考え方や行動へ置き換えたり、解釈することをサポートする、「Value Card(※)」というゲームコンテンツを実施。

参照:https://note.com/atsunorinomoto/n/n0f3546cb373a

30. BASE

入社前Welcome Box

WFHの環境で快適に働けるよう、2020年4月以降入社する方全員に送る。

入社直後8回まで利用可能なメンターランチ

入社から2ヶ月の間、合計8回までランチ代の補助を行う制度。

参照:https://basebook.binc.jp/entry/2021/09/15/130259
参照:https://basebook.binc.jp/entry/2021/07/30/160000_1

と、一旦30社ほど。追記するかもしれませんが。

atama plusさん、LAPRASさんあたりの設計がとても緻密ですごいなーと思いました。

上記には載せてないですが、VISIONALさんの考え方がとても体系的に整理されていたので最後に貼っておきます。

3年間のオンボーディングで培われた、リモートでも効果的な7+3のプラクティス – Visional Engineering Blog

なんで僕に聞くんだろう。

cakesで人気だった連載「幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。」のうちのいくつかが掲載された一冊。

実は、「2019年にもっとも読まれた連載」「1000万人が読んだ人気連載」が待望の書籍化!!!とのこと、恥ずかしながら全く存じ上げなかった。

筆者はがん患者であり、余命数年の写真家。そんな彼に投稿者から寄せられる人生相談に、綺麗事や建前ではなく、本音で真摯に向き合う。

知らない人たちの人生相談なのに何故か読む手を止められない。

時にクスッと笑えるユーモアも交えながら、相談者たちの肩の荷を軽くするような人間性は読んでいるだけで惚れ惚れしました。

(もちろん、感謝していることを前提として)

下記、特段気になった一節。

 最初に断っておきますが、ぼくは不倫が悪いとはおもいません。離婚を悪いこととも失敗ともおもわないし、ぼくが死んだあと妻が再婚を願うなら、あの世から背中を押してあげたいです。
 配偶者って、自分が選べるゆいいつの家族です。親きょうだいも親戚のおっさんも選ぶことはできないけど、自分の夫や妻は選べるんです。家族選びに失敗したら、かえりゃいいんです。
 たくさんの不倫相談に目を通していて、気づくことがあります。それは自分を偽っている人があまりにも多いということです。負い目を感じているためなのか、
自分を綺麗に見せようとする人ばかりです。
 不倫相談をするかたがたがよく使う言葉があります。それは「大切」という言葉です。
 彼には大切な家族が…..、私には大切な子どもが…..。
 日常会話ではわざわざ大切なんていいません。ぼくは息子のことを紹介するときに、大切な息子です、とは紹介しません。こういう話を聞くたびに、「大切」という言葉には、邪魔という意味が込められているんだなぁっていつも感じます。
 「今の彼の子を産むつもりはありません。彼の大切な家族を壊す気持ちはありません」
 相談者さんのこの一文、ぼくにはこう読めます、きっと本心はこうでしょう。「彼の子が欲しいです。私にとって邪魔な、彼の仮定が壊れてほしいです」
 そんなことはない、と否定されるなら、いますぐ別れましょう。彼の大切な家族のためです。彼にとっては大切でも、あなたにとっては邪魔なだけです。

 この相談はお母様にはしないほうがいいとおもいます。「『普通に結婚して就職するように』というお母さんの期待に応えたい」ということですが、普通ってなんですか?江戸時代の普通と平成最後の普通って違います。”普通”は時代で大きく変化するものです。
 親のいう普通って、だいたい親が経験した時代の普通ですよ。
 親子ってだいたい30歳ぐらい年齢が離れているものですが、30年もたてば時代って変わります。あなたが37歳ということは、お母様は67歳くらいでしょうか。親があなたとおなじ年齢のころ日本はバブルです、肩パッドで風を切りながら歩く時代ですよ。
 当時の男性の生涯未婚率は6%、非正規雇用者の割合は20%です。おったまげですが、これがお母様の時代の普通です。現在では男性の生涯未婚率は23%、非正規雇用者の割合は40%です。これがぼくたちの普通です、チョベリバ。…

 …「普通」という言葉に気をとられないでください。時代は変わりました。いろんな環境の人がいます。これからの「普通」は多様性です。いろいろな幸せの価値観があります。あなたがしあわせならそれでいいんです。

 ドラえもんにでてくる、ジャイアンがぼくは嫌いです。人をボコボコにしてモノを奪って、映画になったら急に善人になる。どんなDV男だよ。
ぼくはジャイアンのお母さんはもっと嫌いです。ジャイアンの意見には耳をかさず、やりたくない店番をさせ、暴力でジャイアンを服従させる、それでいて妹のジャイ子には漫画家の道を許す。ジャイアンがイジメっ子になったのには理由があります。

 「頑張れ」と言えませんでした。(お父さんのことを)否定しないぐらいしかできないですよね…とかなり謙遜しておっしゃってるけど、医療従事者でもないのにそれができてるってたいしたものなんです。なんでできているのか教えてほしいぐらいです。
 自分の話になって恐縮だけど、ぼくは親戚の言葉にいちばん傷つけられました。匿名のネット中傷やクソリプみたいなものなんてたいしたことなくて、正義感や善意がたっぷりの、たまたま血がつながっているだけの、年齢が親世代の親戚の言葉のほうが、遠慮もないから本当に面倒なの。
 父方の叔父からは「親より先に死ぬのは親不孝だぞ、治療をやりきれ」といわれました。
 不可能な要求を、亡くなったぼくの父の名前をかたっていうものだから、心が折れました。
 父の叔母からは、ぼくがやりたいことにたいして、まだ2歳にもなっていなかった息子を自分の顔の前に抱き上げて「パパそんなことやらないでぇ、一緒にいてぇ」と、息子がいっているかのようにいってきました。
 息子はなにをされているかがわからず、ぼくにニコニコしていましたが、ぼくは息子にたいして悲しい顔をしてしまいました。しばらく息子を苦しめているのではないかと落ち込みました。
 叔父のことは霊媒師、妻の叔母のことは腹話術師とぼくは呼んでいるのだけど、正直なところ、死ぬまで会わなくていいかな。
 あなたの相談を読んだとき、いちばん初めにぼくが感じたことは、あなたみたいな親戚が喉から手が出るほどほしかったなということです。本当に喉から手が出たら緊急手術しないといけないけど、それくらいお父さんがうらやましいという意味です。
 ぼくには否定せずに背中を押してくれる妻がいるけど、あなたみたいな息子さんがいるお父さんもうらやましいです。
 年齢はまったく違うけど、ぼくの息子とあなたのことがすこし重なってしまい、ちょっと泣きそうです。
 自信はないかもしれません、不安かもしれません、でもここでお父さまと向き合っておかないと、あなたの生きやすさにつながらないかもしれません。お父さまもそんなことは望んでいません。
 あなたとお父さんのボタンのかけ違いは、あとひと指で直せます。

 あなたは自分が被害者で、娘さんが加害者とおもっているかもしれませんが、まったく逆です。ちょっと前まであなたが加害者で娘さんが被害者だったの。過去にあなたの言動で娘さんを傷つけてしまっているんです。…

 親孝行という言葉がありますが、これはお金を払い続けた人が老後にもらえる年金のようなものです。子どもが親を大切にしたり、感謝したりすることが常識とおもわれがちな社会ですが、子どもを大切にして、子どもに感謝した親が享受できることです。
 自分のことを大切にしてくれなかった人を、どうして大切にできるんですか?従業員のことを大切にしている企業の社員は会社が好きになるので、たのしそうに働きます。娘さんの「汚い、近寄るな」という言葉にすべて集約されています。
 嫌いな人間とは会話をしたくないし、おなじ空間にすら一緒にいたくないでしょう。深夜に帰宅するのは、できればあなたと一緒にいたくないからです。

 そこまで娘さんがあなたのことを嫌いなのに、16歳で男性経験をすませたことや、ツイッターで男性を探しまわっていることを、どうしてあなたが知っているのですか?ただでさえ家族というのはテレビドラマを見ていてうっかりキスシーンが流れると気まずくなるぐらいなのに、こんな話題は、よっぽど親子関係が良好でないといいたくないものですよ。
 カフェで親子でデートして、娘さんからうれしそうに彼氏ができたことを教えられたわけでも、ツイッターを一緒にやりながら「ママ、この人どうかなぁ」と相談されたわけでもないでしょう。
 勝手な想像ですが、あなたが問い詰めたかスマホを強制的に見たのでしょうか。あなたはツイッターを制限すればいいとおもっているかもしれませんが、そんなことは根本的な解決にはなりません。娘さんに必要なのは、親のお金を盗まなくてもいい環境、深夜に帰宅しなくていい環境、買春をする男性の偽りの優しさに惹かれなくていい環境。
 18歳の娘さんが持ってるゲーセンのぬいぐるみを疑うって、ぼくからすれば親の非行です。あなたが娘さんを疑うように、娘さんもあなたを疑っています。
 親子関係というのは積み重ねです。あなたの積み重ねの結果がいまの娘さんです。子どもが大人に成長したあとの親への態度は、親が子どもにしていた態度です。
 娘さんに変わってほしければ、あなたが変わるしかありません。

 ぼくは死ぬことを肯定的にとらえています。健康なときからずっとそうです。こういうことをいうと、ギャーギャーといわれちゃいそうなんだけど、人に対して死ぬ死ぬといっているわけじゃなくて、死ぬことを否定しないという程度のことです。
 だからぼくは自殺をまったく否定しません。ただ本当に自殺を実行する人には、自殺の失敗だけには気をつけるようにいいます。自殺したいほど苦しんでいる人が選んだ死です。それを否定する人って、結局は自分が悲しみたくないだけですよ。あなたの周りにもあなたのことを否定する人、たくさんいるでしょう。
 「自殺したらダメだ」という言葉って一見綺麗だし、倫理観的にも正しいですよね。でもこの言葉で、自殺したい人はさらに追い詰められるだけなんです。だって、ただの否定と押し付けだから。
 はっきりいってしまいますけど、健康な人からすると、自殺したい人の話って面倒なんデスよ。自分の一言がきっかけで死なれても困るし、オレだってがんばって生きてんだっておもっちゃうし、だから「死んじゃダメだ」って自分のために相手を否定するしかないですよね。
 これって「黒ひげ危機一発」にソックリなんです。黒ひげの悪人顔がぼくに見た目ソックリという話ではなく、構造がソックリということです。
 みんなナイフが刺さっていないときは何も考えずにナイフを刺して、だんだん穴が減ってきていよいよ飛びそうになってくると、とたんにどこに刺そうか考え出すんです。運のゲームだから考えたって無駄なのに。そもそも考えるなら、最初の一本から考えればいいのに。
 黒ひげが「自殺する人」、ナイフが「否定する言葉」です。最後のナイフで黒ひげが飛んだようにおもうけど(というかあれはそういうゲームだけど)、じつは否定の言葉を刺した全員で殺しているんです。あなたの自殺をいま否定する人は、あなたが本当に死にそうだから否定するのです。でも、あなたの入ってる樽に余裕があったときにナイフを刺してきた友人は、なにも感じないですよ。そもそもナイフを刺した感覚もないだろうし。
 「健康な人からすると、自殺したい人の話って面倒なんデスよ」と書きましたが、本音をいえば自殺する人と関わりたくないんでしょうね。みんな死んじゃダメっていうけど、コストをかけて自殺を止める人は極めて稀です。ちなみにこのデスはdeathとかけています。誤変換ではありませんデス。
 すこしまえに、自殺する人が最後に電話をかけて相談する全国規模の団体で、講演をしたんです。対象はその電話を応対する相談員のかたがた、一般のかたは対象外でした。つまり自殺したい人と日常的に話をするかたがたです。「なんでぼくに聞くんだろう?」って感じた最大のピークはこのときです。
 人手不足のなか、電話は一日中鳴り続けるそうです。彼らは講習を受けたボランティアで、訓練を受けた医療者ではありません。イライラして怒鳴り付けてしまったり、「しっかり生きろ」と説教をしてしまうこともあるそうです。ぼくはその話を聞いて、最後の自殺を止めるどころか自殺を促してしまっていると危機感をもちました。
 「まずは自殺することを否定せずに、肯定してあげてください。いつでも死のうとおもったら死ねるんだから、いま生きる方法を一緒に考えましょう」
こういうように、と電話相談員に伝えました。しかし彼らのほとんどは納得のいっていない顔をしていました。

 これは健康な人には理解されにくい感覚かもしれません、でもあなたにはわかるんじゃないですか?ぼくも病気になって自殺を考えましたが、自殺したいときにいちばん苦しかったのは自殺を否定する人の言葉です。

 褒められたときに居心地の悪さを感じてしまうのは、きっと自信がないからなんでしょうね。自分に自信がなくて、自己評価と他者評価がうまくマッチしていないから、居心地が悪いのだとおもいます。
 36歳にもなってなにをいってんだっておもわれそうですけど、この自信のなさって結局のところ、子どものころに褒められなかったことが原因だとぼくはおもいます。
 中学校のころのぼくと、いまのぼくの国語能力はほぼ変わりません。子どものころも言葉を知りませんし、文法はわからないし、漢字も書けませんでした。
 だから国語の成績がすごく悪かったんですよ、もちろん国語だけじゃなく他の教科も悪かったです。写真家なんて自称していますが、美術の成績もバツグンに悪かったですよ。
 親は成績しか見ていないから怒りますし、同級生からもバカにされるわけです。子どものころのぼくは、ドラえもんがいないのび太のような子どもでした。
 ダメな子であると周囲から評価されていたので、自分でもダメな子なんだろうとおもい込んでいました。
 だから自信なんてあるわけないじゃないですか。この環境で自己肯定感が高い人間になれたら、逆にちょっとヤバいでしょ。
 親戚や一部の知人あるあるなのですが、さいきんになって、村から勇者でも出たかのように褒めたたえるわけですよ。子どものころは学校の先生が評価した成績で怒られて、36歳になったいまでは、世間の誰かが評価した言葉でぼくを褒めるわけです。
 言葉を紡いじゃってますけど、どれだけ褒められようと、評価そのものを褒められるのはとても虚しいものです。
 褒められてうれしい感覚はぼくも理解できるのですが、これって安かったときに買っていた株が高騰してよろこんでいるうれしさと一緒ですよ。株価が急落したら怒るか、もしくは他人のふりをするわけです。
 結局、誰かの評価でしか人を見ることができない、すこし悪くいえば見る目がない人たちなのだとおもいます。
 ”注目株”になったことでたくさんの人から会いたいといわれます。撮影の仕事も文章を書く仕事もたくさんいただきます。
 ぼくの写真や文章がいいと感じてくれて、仕事を依頼してくれたり、話を聞きたいとおもって、会いたいといってくれるわけです。”ぼくの評価”を評価しているのではなく、”ぼく”を評価してくれることなので、本当にありがたいことです。
 病人になろうが、注目株になろうが態度を変えない人の存在に、ぼくは救われてきました。だからぼくも病人になろうが注目株になろうが、態度を変えないように心がけています。ちょっと皮肉な話ですが、自信のなさがあるから、天狗にならないでいられるのかもしれません。
 そして変わらないということが、とても難しいことであることも理解できました。

 学校の先生って文章の書きかたを教えてくれませんよね。文章の書き方を教えないで、いきなり自由に書かせる作文の授業って、いったいなんのためにやってるんでしょうね。
 子どもの作文ってびっくりするほどみんな似てます、アホな男子の書き始めはだいたい「ぼくは」です。
 ぼくはいまでも、ぼくは…からはじめることばかりです。書き始めってなんて書けばいいんだろ?
 よくよく考えてみると、美術の授業で美術館には行かないし、美術に触れることなく自由に描かせますよね。音楽の授業だって合唱を聴かせることなく、いきなり合唱させるわけです。
 インプットがないのに、アウトプットができるわけないじゃないですか。大人だって見本や手本がないとできないのに、なんで子どもには手本を示さないのだろう?

 あなたの質問の答えになっているかどうかわかりませんが、もしも、ぼくが学校で作文を教える先生だったら、「ウソはつかない」ということを教えるとおもいます。
 ウソをつかないというのは、作り話をしないということではありません。作り話ができる子だったらもっとおもしろい作り話ができるように、ぼくはきっとその方向性でのばします。
 ウソというのは、おもってもいないことを書くことです。
 平成から令和になったわけですけど、小学校低学年ぐらいの男の子がテレビに街頭インタビューを受けていました。「平成が終わるけど、どうですか?」という、年齢に対して質問内容がまったく合っていないアホな質問をされていたのですが、その男の子は「ちょっとさみしいです」と答えていました。
 この男の子はそんなことおもってないわけですよ。ぼくも昭和を5年ほど経験しましたが、平成に変わったときに、ちょっとさみしいなんておもわないわけです。それよりもテレビが皇室関連のことばかりでつまらないなぁとおもっていました。
 子どもが困ったすえに出した答えなんです、インタビューしてる記者も笑顔で、きっと親も笑顔なんですよ。大人の顔をみて答えているんです。
 きっと学校の作文の授業も、子どもの学力向上や文章能力を高めることが目的ではなく、大人がよろこぶためのものなんでしょうね。いったい誰のための授業なんだろう。
 本音で書くというのがぼくは大切なことだとおもいます。自分が日々感じていることや、自分がたどりついた答えを、ウソをつかないで書くということをぼくは心がけています。
 誰かをよろこばせるために書いているわけではないので、誰かがよろこんでも、もしくは誰かが怒っても気になりません。
 ウソをついた文章ってすぐにわかるんですよ。あなたもウソをつかない文章を書いてみてください、そんなに難しい話ではないです。暑い日に暑いとおもうことや、美味しいラーメンを食べて美味しいとおもうこととそんなに変わりません。

 一部の遠慮を見失ってしまった親や親戚ほど、黙って見守る、困っていたら助けてあげるという大人の対応ができません、黙っていられない、お節介な人たちです。
 自分が経験した子育てが絶対だと信じて、新しいものを拒否してきます。例えば子育てにスマホやタブレットを活用するのを否定しがちだったりします。
 良いところを残して、新しいものをとりいれなければ、何事もよくなっていきません。
 100年前なんて東北の農家の娘は売られていたわけです。いまの時代が最先端でいちばん良いんですよ、社会はぼくたちでどんどん良くしていくの。
 黙って見守る、困っていたら助けてあげる。というのは子育てにおいてとても重要なことだとぼくはおもうのですが、そんなこともできない人に子育てのことをいわれたくないですよね。
 「親になれば、わかるよ」なんてよくいったりしますよね。ぼくはまだ3年しか親をやっていませんが、それでも親になっていろいろわかったのは、親世代のダメさですよ。
 「親になれば、わかるよ」というのはじつは「親になったら、バレるよ」です。
 親にならなくても、大人になるってそういうことじゃないですか。子どものころは30歳ってすごく大人に感じたけど、実際に30歳になってみて、自分のこと大人だと感じますか?やっぱりバレちゃうんですよ。

 …そしてね、愚痴だったり不幸な話というのは、じつは聞いているほうはすごく精神的に負担なの。人の不幸は蜜の味ってよくいうけど、あれは不幸な話を甘い蜜にしてくれるミツバチさんのテクニックなのよ。不幸な花粉だけなら、くしゃみの連発です。
 ぼくは不幸な花粉話を聞かされることがよくあるんだけど、まったく話は聞いていません。もちろん相手を黙らせることはしませんが、聞いているふりして、3億円の宝くじが当たったら何をしよう?っていう妄想にふけっています。
 冷たいとおもわれるかもしれないし、愚痴ぐらい聞いてあげなよっておもわれるかもしれないけど、まともに聞いていると、どんどんこちらのメンタルが削がれてしまいます。3億円の妄想は、心を穏やかにするための、ぼくなりの防衛策です。
 3億円の使い道は、好きな本や好きな道具を販売しつつ、内装やグラスにちょっとこだわったカフェをやるという、絶対に失敗する事業パターンにいつも着地します。

 愚痴だったり不幸な話だったり、波瀾万丈の話は、なるべくおもしろく話せるようになったほうがいいよ。そうすればみんなすすんで話を聞いてくれるから。オレの話を、私の話を聞いてもらえない。聞いてもらえないものだからビャービャーいってしまう。….って人がけっこういるんだけど、あれってやっぱり話がつまんないから聞いてもらえないんだよね。
 穏やかな人生を送ることというのは、心のありかたや、考えかた次第だとおもうよ。あなたが波乱万丈だとおもえば、波乱万丈だし、穏やかとおもえば穏やかです。気楽に生きようとおもえば、気楽です。
 誰かの価値観で決めることではありません。どっちがいい人生かあなたが選べばいいの。

 ぼくは妻にたいしても、再婚したければどんどん再婚すればいいとおもっています。でも、もし妻が再婚するとなると、ギャーギャーと彼女に文句をいってくる人がいるとおもうんです。永遠の夫婦愛や夫婦の絆という感動ポルノに泥酔した人たちだとおもいます。
 「夫を病で亡くして、悲しみにくれつつも懸命にがんばるシングルマザー」というドラマをおつまみにして、苦労とか貧困まで追加でオーダーするような感動ポルノにベロベロに酔っ払った人が、妻をしあわせにさせまいと邪魔するんですよ、勘弁してほしいよね。妻よ、ラクに生きてくれ。
 あなたのいう「しあわせになるうしろめたさ」って、生きている誰かの目や、大衆居酒屋感動ポルノを気にしてるんでしょ。そんなの気にしなくていいよ、人の目を気にしてしあわせにならないなんて、死ぬまえにすっごい後悔するよ。
 死ぬまえに後悔している人ってけっこういるんです。これには一つの共通点みたいものがあって、人の目を気にして生きている人ほど、死ぬまえに後悔をしているようにぼくは感じます。
 そして人の目を気にして生きてきた人ほど、人の目を気にして死んでいくようにも感じるから、人の目を気にする生きかたはやめたほうがいいよ。
 傍若無人やワガママになるということじゃなくて、自分にとってのしあわせや好きなことがなんなのかよく考えて、好きなことをしたり、しあわせを享受できるように自分の駒を進めていくことが大切だとおもいます。
 ただ、あなたにとってのしあわせは、他の誰かにとってはしあわせではないかもしれません。それくらいしあわせのかたちというのは多種多様です。結婚とか出産とか、ドラマが描くようなしあわせのかたちがあるけど、それが日本人全員のしあわせとは限らないです。

 ”加害者になった元被害者”というのは、ぼくも付き合えません、無理です。そりゃ綺麗事や道徳的なことをいえば、話を聞いて受け止めてあげるべきなんでしょうけど、ぼくにもぼくの人生があるので無理です。
 加害者になった元被害者というのは、金銭や収入の問題でよく見かけます。さいきんも「12年勤務して手取り14万円『日本終わってますよね?』」というツイートが話題になっていましたが「そんなの大したことはない、オレは月収12万円だ」という旨のコメントをたくさん目にしました。
 加害者になった元被害者の人がもしも人を雇う立場になったときに、きっと12万円で人を使ってしまうんですよね。月収12万円がかなりきついって知ってるはずなのに。加害者になった元被害者というのは、自分がしたつらい経験を、人にもさせようとする人ですよ。負のスパイラルを増長させるような人です。
 あなたは周囲を恨んでいない、それどころか若い人に同じ轍を踏んでほしくないとおもっているわけですよね。負のスパイラルには入ってないですよ、それどころかそれを断ち切ろうとしているわけで、ぼくからすれば立派な人格者ですよ。
 あなたみたいな人ってなかなかいません。フィクションのような綺麗事ストーリーにはたくさん登場してくるけど、救済者になる元被害者っていそうでいません。
 ぼくはあなたみたいな人が、若い人を指導や育成する側になるべきだとおもいます。

世間にはいろんな悩みを抱えた人がいるんだな…というのをリアリティを持って体感できるのが、視野の狭まった自分にとっては貴重な一冊でした。

細かい言及は避けるものの、自分も家庭環境やら友人関係やらに苦しんだ経験があり、共感できる節も多々。

レベルは全く違うのだろうし、もちろん、感謝してもしきれないくらいなのは前提として。

なんてこと書くものではないですね。反省。