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京都・大阪・兵庫を食べ歩き

タイトルの通り、1日1都道府県をまわってきました。まぁあてもなくノープランで。

せっかくなので、これから行かれる方のために美味しかったものをメモ。

まずは大阪。

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あべのハルカスの近くにあるお店です。
たこ焼き自体の美味しさはもちろんのこと、店主のおばちゃんのキャラが素晴らしくいい!
大阪に対して、恐怖感のあった自分としては嬉しかったですね。

まぁその安心感もこの時までで、その後はひたすらにパワフル感を感じるだけだったんですが。

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なんばの方面に色々と店が揃っているんですが、大抵めちゃくちゃ混んでます。もはや街自体が混みすぎていて、嫌になってくる(はず)。

なので、ちょっと中心地から外れてその土地の名店に行くのがオススメです。まぁ尼崎まで行くことはないけれど、甲子園球場とか行きたい方は途中下車でぜひ!

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日本一?(だっけ?)長いらしい商店街にあります。
キャベツ焼きはなんと140円!食べ歩きにはもってこいですね。

次に兵庫。

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いやーこの薄皮はおいしかった。

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このラーメンは感動しました。鶏と豚をどちらも使っていてえぐみがまったくない。
いままでこんなスープは飲んだことがない。細麺だったけれど、中太麺とかでも美味しいだろうなぁー。

とまぁこんな感じ。
京都は、いろいろとテンパってて適当に入ってラーメンを食べたくらい。まぁ美味しかったっす。

一人じゃなかったんで写真は撮らなかったけれど、
京都勤務の姉貴が連れてってくれた味穂という居酒屋はちょーオススメです。

雰囲気がすばらしい。味も美味しい。そして安い。
おいくつなんですか!?っていうくらいのじいちゃんが赤ハチマキ巻いてがんばってらっしゃいます。

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こういうお店がわんさかある街って素敵だなーって思いました。
チェーンで飲むよりも安いくらいなのに、味は格段に美味しい。

やはり関東だと、大学生が飲む!っていうとやはり安め=チェーンになるし、新橋とかあるじゃん!と言っても、年齢層も限られる。

大阪は20~60代くらい年齢層に幅がありますからね。そして隣の人+店員さんとも仲良くなりやすい。

こういうお店を渋谷にも見つけたいですね。うむ。

色々と観光もして、マイペースな旅でした。とりあえず、姉貴と飲めて嬉しかった。

味覚と口コミを考える。

「居酒屋の予約よろしくね。なるべく不味いところがいいな」

ある朝、アルバイト先でこんな言葉を耳にしました。見ると、社長が経理部門の友人に対し、当然であるかのように言っています。今やほぼ全ての情報がユーザーによる口コミで評価される時代。飲食店はその代表格とも言えるでしょう。

なのに、どうしてわざわざ”不味い”店を探させるのか?自分は気になっていました。(予約くらい自分でやれよ。というツッコミはさておき。)

休憩時間、たまたまその友人とランチを食べることになり、今朝の社長の言葉について聞いてみたところ、社長は「今ではどこの店もサービスは一定以上。少しでも悪ければ苦情の嵐。どこもそれなりに美味しい。そんなチェーン店が蔓延している。だから、そういった居酒屋に入ると、”どこで何を食べて、何を思ったのか”を覚えていない。それはなんだか悲しい事だと思う」と言っていたそうで。個人的にかなり腑に落ちた考え方でした。

「要するに、何の情報もない商品、それについて語る内容の無い商品を出されることに反発しているのだ。飲んで噴き出すほどまずいウイスキーなんて出会わないほど、品質が揃った時代だからこそ、サービスをするというのなら、そこに何らかの情報がほしいのだ。人とひとの間に置けば、そこから会話がはじまるモノ、語るべき内容を持つモノこそ、今はご馳走なのである。」

有名なコピーライターである仲畑貴志氏は、著書「みんなに好かれようとして、みんなに嫌われる。(勝つ広告のぜんぶ)」の中でこう語っています。

人々の記憶に残るということは、実は想像している以上に大変なことなのかもしれません。記憶の定着は、送り手の意図によっては保障されず、いくら思い入れを込めて語ったとしても、それが相手の心に確実に残るとは限らないわけで。

とまぁ、ふと耳にした言葉が以前読んでいた本の一節とリンクして、こんなことを思ったんですが、それと同時に味覚と口コミの関係ってちょっと面白いな。と思いました。

そもそも”美味しい”、”不味い”を判断する味覚は人それぞれ違います。人の味覚の発達は10~15歳頃までには終わると言われ、それまでに自分が口にしてきたものや、食生活、養育環境が個人個人の味覚を形成するらしいです。

となると、口コミサイトでの高評価を追い求め続ける限り、自分の舌に本当にあった「これぞ!」という料理には永遠にありつけないのかもしれません。

確かに、口コミサイトで高評価の店の料理は美味しいですし、それぞれの店にこだわりがあり、提供する際にはその料理に対する自信が垣間見える程です。ただ、そうやって行列してまで皆が皆同じ店に通うということが、知らぬ間に味覚の画一化を促進しているとも言えると思います。

自分は、口コミサイトに恨みがあるわけでもなく、利用することが間違いだ!と言いたいわけでもありません。口コミは情報の王様と言われる程、信頼できる情報の宝庫だと思っています。

ただ、自分の記憶に強烈に残る料理は、それなりの評価を追い求めて食べ続けるだけでは、見つけられないのかもしれません。

じゃあどうすれば良いのか。

というハナシですが、たまには、口コミに頼らずに、ぶらりと店を探してみる。また、あえて低評価の店に出向いてみる。そんなゆるい外食をしてみるのはどうでしょうか。

自分の嗜好を知ることも出来ますし、記憶に残る良い機会になりそうな気がします。なんてことを思いつつ、ブログに書きつつ、やっぱり星の高い店には一度は行ってみたいな。って思うんですけどね。