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2016年に観てよかった映画(劇場作品のみとする)をいくつか。

今年よかった映画の振り返り。結構観たなーと思っていたけれど、100本もいってなかった気がする。(反省)

ザ・ウォーク

1974年、当時世界一の高さを誇ったワールド・トレード・センター、NYにそびえ立つ摩天楼の中でも王者と呼ぶにふさわしい荘厳なツインのタワー。この間をワイヤーロープ一本でつなぎ、命綱なしの空中闊歩にある男が本当に挑んだ。その男とはフィリップ・プティという。

今年一番手汗をかいた一本。

劇場で思わず叫んでるおっさんがいたのが印象的。

ドリーム・ホーム 99パーセントを操る男たち

無職のシングルファザー、デニス・ナッシュは、ある日突然、長年暮らしてきた家から強制退去させられる。たった2分間の猶予しか与えられず―。家族の思い出が詰まった家を何としてでも取り戻そうとするナッシュは、自分たちを追い出した不動産ブローカー、リック・カーバーに金で釣られ、彼の儲け話に手を染めていく。それは法の穴を抜け、銀行や政府、そしてかつての自分と同じ境遇の人々を巧みに操り、家を差し押さえて大儲けするというビジネスだった。母親と息子に真実を言えないまま、人々を破綻させ大金を稼いでいくナッシュ。それによってやがて自らも大きな代償を払うことに気づくのだが…

今年一位、二位に考えさせられた作品(ちなみに争うのは「怒り」)。

巨悪化するメキシコ麻薬カルテルを殲滅すべく、特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイト(エミリー・ブラント)。特別捜査官(ジョシュ・ブローリン)に召集され、謎のコロンビア人(ベニチオ・デル・トロ)と共に国境付近を拠点とする麻薬組織・ソノラカルテルを撲滅させる極秘任務に就く。仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した極秘任務、人が簡単に命を落とす現場に直面したケイトは、善悪の境界が分からなくなってゆく。麻薬カルテルを捕えるためにどこまで踏み込めばいいのか?法無き世界で悪を征する合法的な手段はあるのだろうか?得体の知れない悪を前に、知れば知るほど深くなる闇の行く末とは―。

結論、ベニチオ・デル・トロの映画だった。とにかく怪演すぎて、ただただ独壇場。「セリフを減らしてほしい」と要望していたらしい。減らす分、目線・頷き方で演ずると。まさにドはまり。さすが。

また、ラストシーンが秀逸。これから観る人は楽しみにしてください。

レヴェナント:蘇りし者

仲間の裏切りで最愛の息子の命を奪われた男、ヒュー・グラス。激しい怒りを力に変え、奇跡的に死の淵から蘇える。復讐の執念のみを武器に、300キロに及ぶ容赦ないサバイルバルの旅が始まる。

ディカプリオの凄まじい演技、ツリーオブライフを連想させる美しい映像(撮影にはすべて自然光使用)と、坂本龍一(音楽)。そりゃ賞もとることは理解できる。

“撮影はすべて自然光のみ”と聞いても、ふーんって感じだったものの、つまりは1日2hしか撮影できないのか。と考えると、監督のこだわりが感じられるかつ、素晴らしいビジュアルをありがとうといった感じですね。

とはいえ戦闘シーンの迫力は凄まじい。猟師たちが何者かに襲撃を受ける最初のシーンから圧倒される。カメラワークがとにかくすごい。(グリズリーって顔狙わないの?とか思ってしまったけど。)

雪崩のシーンはCGではなく、本当に雪崩が起きているということを知り、更に驚き。

ちはやふる 上の句・下の句

千早・太一・新は幼なじみ。いつも一緒にかるたで遊んでいたが、家の事情で新が引っ越し、はなればなれになってしまう。高校生になった千早は、新にもう一度会いたい一心で、再会した太一とともに瑞沢高校“競技かるた部”を作る。創部一年ながら、エース千早の活躍と抜群のチームワークを発揮し、なんとか強豪北央学園に勝利。都大会優勝をなしとげた。 舞台はいよいよ全国大会へ—-。 新に都大会優勝を報告する千早に、思わぬ新の告白「俺、かるたはもうやらん・・・」。 ショックを受ける千早だが、全国大会へ向けて仲間たちと懸命に練習に励む。そんな中、千早は、同級生ながら最強のクイーンと呼ばれる若宮詩暢の存在を知る。全国大会の個人戦で詩暢と対決する可能性がある。新に会って「強くなったな」って言われたい、詩暢に勝てばもう一度新とかるたを取れるかもしれない…!「クイーンに勝ちたい。」千早の気持ちは次第に詩暢にとらわれ、“競技かるた部”の仲間たちから離れていってしまう。そして、そんな千早の目を覚まさせようとする太一。千早、太一、新の気持ちが少しずつバラバラになっていく・・・。 果たして、全国大会の行方は? 今、泣きたくなるほど熱いクライマックスの、幕が上がるー!!!

思わずもう一度青春をしたくなる映画ランキングがあれば、今年部門で堂々の1位だと思いますね。

(ちなみに2位はシング・ストリート)

ズートピア

動物が人間のように暮らす大都会、ズートピア。誰もが夢を叶えられる人間も顔負けの超ハイテク文明社会に、史上最大の危機が訪れていた。立ち上がったのは、立派な警察官になることを夢見るウサギのジュディ。夢を忘れたサギ師のニックを相棒に、彼女は奇跡を起こすことができるのか…?「アナと雪の女王」「ベイマックス」のディズニーが“夢を信じる勇気”にエールを贈る、感動のファンタジー・アドベンチャー。

なんというか文句の付け所がなくて、思わずfilmarksで満点をつけました。ディズニーの本気を垣間見たような気がしますね。

(※日本語吹き替えではなく、字幕版を観ましょう。評価が相当分かれるようです)

サウスポー

リング上で脚光を浴びるチャンピオン、ビリー・ホープ。怒りをエネルギーに相手を倒すというスタイルに心配が耐えない妻と娘。その彼の怒りは無情にも妻の死へと繋がってしまう。最愛の妻を失くしたビリーは悲しみに暮れる毎日。 ボクシングにも力が入らず全てを失ってしまう。愛する娘までも…。そんなビリーは、今は第一線を退き、古いジムを営むトレーナーのティックのもとを訪れる。かつて、ビリーが唯一恐れたボクサーを育てた彼に教えを請い、自らの「怒り」を封印することを学んでいくビリー。やがて彼は、過去の自分と向き合うことで闇のなかに光を見出して行く…。

主演のギレンホールが、ナイトクローラーと別人すぎて、割とびびる。厳しいトレーニングで7キロ落とし、ほぼノースタントで演じてるっていうからすごい。

いやぁ、にしてもレイチェル・マクアダムスがとびきりセクシー。あんな美しい奥さんがいたら、それはそれは。もうね。

エクス・マキナ

検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。 しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも不可思議な実験だった…。

アリシア・ヴィキャンデル!美人すぎる!!!

シング・ストリート 未来へのうた

1985年、大不況のダブリン。人生の14年、どん底を迎えるコナー。父親の失業のせいで公立の荒れた学校に転校させられ、家では両親のけんかで家庭崩壊寸前。音楽狂いの兄と一緒に、隣国ロンドンのMVをテレビで見ている時だけがハッピーだ。ある日、街で見かけたラフィナの大人びた美しさにひと目で心を打ちぬかれたコナーは、「僕のバンドのPVに出ない?」と口走る。慌ててバンドを組んだコナーは、無謀にもロンドンの音楽シーンを驚愕させるPVを撮ると決意、猛特訓&曲作りの日々が始まった-。

“Rock and Roll is a risk.”

こんなに兄貴がかっこいい映画は久々でした。

劇中歌もかなりいい。中でもやはりいいのは下記。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

フツーの高校生・大助は、同級生のひろ美ちゃんに片思い中。修学旅行中のある日、大助は不慮の事故に遭ってしまう。目覚めるとそこは―深紅に染まった空と炎、髑髏(どくろ)が転がり人々が責め苦を受ける、ホンモノの【地獄】だった!!なんで俺だけ?!まだキスもしたことないのに、このまま死ぬには若すぎる!!慌てる大助を待ち受けていたのは、地獄農業高校の軽音楽部顧問で、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる<赤鬼>のキラーK。彼の“鬼特訓”のもと、生き返りを賭けた大助の地獄めぐりが幕を明ける―!!

長瀬智也の顔芸炸裂と、森川葵の可愛さに痺れましたね。さすがはクドカンという小ネタも散りばめられていて、劇場内もかなり爆笑。

劇中歌の作詞も多く手がけててやはり才能豊かだなぁと。

グランド・イリュージョン 見破られたトリック

派手なイリュージョンショーで不正に搾取された金だけを奪い続けるイリュージョニスト集団、フォー・ホースメン。そのテクニックはFBIまでも欺き、世間からの喝采を浴びる存在だ。ホースメンは、とあるハイテク企業の不正を暴露するため、新たなショーで再び現れる。しかし、イリュージョンは何者かの策略で大失敗。その影には、天才的ハイテク・エンジニア、ウォルター・メイブリー(ダニエル・ラドクリフ)の存在があった。徐々に明らかになるウォルターの正体、そして巨大な陰謀。追い詰められたホースメンの運命は?

マジック、イリュージョンといった、そもそも理屈が通じない(?)ものを題材としているからこそ、無理にネタを回収する必要がなく、求められているのは”観ていて楽しいか”と”いかに華麗か”の2点に集約される。

その点、大胆な映画だなぁと思いましたね。

怒り

ある夏の暑い日に八王子で夫婦殺人事件が起こった。 窓は閉め切られ、蒸し風呂状態の現場には、『怒』の血文字が残されていた。 犯人は顔を整形し、全国に逃亡を続ける。その行方はいまだ知れず。 事件から一年後。千葉と東京と沖縄に、素性の知れない3人の男が現れた。 千葉――――――― 3か月前に突然家出をした愛子(宮崎あおい)が東京で見つかった。 彼女は歌舞伎町の風俗店で働いていた。 愛子を連れて帰った父・洋平(渡辺謙)は、千葉の漁港で働く。 8年前に妻を亡くしてから、男手一つで娘を育ててきた。 愛子は、2か月前から漁港で働きはじめた田代(松山ケンイチ)に出会った。 東京――――――― 大手通信会社に勤める優馬(妻夫木聡)は、 日中は仕事に忙殺され、夜はクラブで出会う男と一夜限りの関係を続けていた。 彼には末期がんを患う余命わずかな母がいた。 ある日、優馬は新宿で直人(綾野剛)に出会った。 沖縄―――――― また男と問題を起こした母と、 夜逃げ同然でこの離島に移り住んできた高校生の泉(広瀬すず)。 ある日、無人島でバックパッカーの田中(森山未來)に遭遇した。 殺人犯を追う警察は、新たな手配写真を公開した。 その顔は、出会った男に似ていた。 いつしか交際を始めた愛子と田代。 二人の幸せを願う洋平であったが、 前歴不詳の田代の過去を信用できず苦悩する。 同居を始め、互いの関係が深くなっていく優馬と直人。 しかし直人の日中の不審な行動に優馬は疑いを抱く。 ある事件をきっかけに心を閉ざした泉と 彼女を救えなかったことに苦悶する同級生の辰哉。 親身に支える田中であったが、無人島で暮らす彼の素性を誰も知らない。 愛した人は、殺人犯だったのか? それでも、あなたを信じたい。 そう願う私に信じたくない結末が突きつけられる―――。

今年一番よかった邦画は何か?と聞かれたら、この作品でしょうね。

永い言い訳

妻を亡くした男と、母を亡くした子供たち。 その不思議な出会いから、 「あたらしい家族」の物語が動きはじめる。 人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。その時不倫相手と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族―トラック運転手の夫・陽一とその子供たちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出る。保育園に通う灯(あかり)と、妹の世話のため中学受験を諦めようとしていた兄の真平。子どもを持たない幸夫は、誰かのために生きる幸せを初めて知り、虚しかった毎日が輝き出すのだが・・・。 ひとを愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった。 観る者すべての感情をかきみだす、かつてないラブストーリー。

小説原作も淡々としたテンポでしたが、映像も独特な味わい深みがあり、おすすめです。

湯を沸かすほどの熱い愛

死にゆく母の熱い想いと、想像もつかない驚きのラストに、涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語。 銭湯「幸 さちの湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔 し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。 家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる。 気が優しすぎる娘を独り立ちさせる。 娘をある人に会わせる。 その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛を込めて母を葬(おく)ることを決意する。

今年一番泣いた映画でした。いやぁ、もう涙腺崩壊。

つって、後で思い出したけれど、「世界から猫が消えたなら」でも泣いてたな。自分。

2017年も沢山映画を観たいですね。楽しみや。

湯を沸かすほどの熱い愛

自分は普段あまり泣けないたちで、絶対泣ける!とか基本信じてないんですが、唯一にボロボロに泣いてしまった作品がこの「湯を沸かすほどの熱い愛」。

http://atsui-ai.com/

ちなみに自分は、泣ける映画の定番と呼ばれている「アイ・アム・サム」では全く泣けず、去年泣いた覚えがあるのは「アバウト・タイム」、初めて劇場で泣いたのは「A.I.」といった人間です。(いやぁ、懐かしきハーレイ・ジョエル・オスメントくん) まぁ自分の話はこんな感じで。

あらすじは下記の通り。

死にゆく母の熱い想いと、想像もつかない驚きのラストに、涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語。 銭湯「幸 さちの湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔 し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。 家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる。 気が優しすぎる娘を独り立ちさせる。 娘をある人に会わせる。 その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛を込めて母を葬(おく)ることを決意する。

なぜここまで泣けたんだろう。。。と、ぼんやりと考えていたのだけれど、おそらくこの作品では「悲しさ」で泣いていたわけではないからなんだな、と思いました。

“死の悲しさ”ではなく、どちらかというと”生きる強さ”、その熱すぎる情熱に胸を打たれて泣いてしまっているからであると。

生きること、立ち向かうこと、ぶつかり合うことを決して諦めない主人公。会わずともネットでコミュニケーションが済んでしまう現代だからこそ、その姿勢が響いてしまう。いやぁ、もう一度観たくなってきた。

また、この作品のすごいところが、めちゃくちゃしっかりと伏線を回収しているところ。ミステリー作品かと思うくらい、きれーーーにまとまっているかつ、観客を迷わせる部分も用意しているところがなんというか、ズルい。笑 成立しすぎている。

ひとまずもう悩んでる時間もない(そろそろ上映が終わる気がする)ので、さっさと観てほしいです。ええ、観ましょう。みなさま。

そしてできれば、レビューとか、(上に貼っちゃってるけど)予告とかは全く観ないで観てほしいです。はい。

ちなみに、DVD作品で泣いたのも一本のみ。それが下記。

永い言い訳

愛するべき日々に愛することを怠ったことの、代償は小さくないなぁと思いました。

西川美和先生は、2011年頃に本作の着想を得たそう。何気なく築いてきた関係性が、何の予兆もなく急に壊れてしまう。

辛い別れの経験は、多くの場合誰にも語られず、残された人の胸のうちで孤独にわだかまり、自らを責め続け、癒えることがない。

その永遠とさえ思える重責は、泣いて済むだけのものでもない。(実際に主人公は全く泣けてない)

どうして”長い”ではなく”永い”なんだろう。と考えていたけれど、長いには終わりがあるのに対して、永いは永遠に続くからなのかと。人間は永遠に自分の行動を正当化し、”言い訳”をし続ける。

そんな中、最愛の妻が亡くなった途端、今までついてきた言い訳を振り返る機会が生まれる。その点、今まで見逃してきた大事な点に気付き始め、後悔し、生き方を考え直す。

本木くんは、難しい主人公の役どころを本当にうまく演じていたと思う。クズっぷりを見せつつもどうも憎めない。それは、彼の行動や姿勢(例えばネットでの検索、子供と触れて親の顔になっていくこと)に共感してしまうから。

リアルすぎるからなのか、キャスト一人残らず演技に違和感がない。特にすごいのが子役。そのタイミングでそんなにうまく無視するかぁ…と思わず感服。

荒んだ大人が無垢な子供と出会って、戸惑いつつも生きていく描写は”レオン”を、小説家が主人公で…(ネタバレなので省略)ってのは”ルビー・スパークス”を、全体的な撮り方・音楽には”そして父になる”を想起。と思ったら、是枝監督が本当に手伝ってるのね。

いい映画だと思った、もしくは制作意図が気になった方は、絶対にパンフレットを買いましょう。

最後に、ちゃぷちゃぷローリーの脚本を西川美和先生がやってるのは、結構笑いました。