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家族もので涙腺が緩みやすい方は、「龍馬伝第七話」を観るといいと思う。

(おそらく、号泣するはずなので。)

龍馬伝」は、福山雅治主演のNHK大河ドラマ。

龍馬と深い親交があったという同じ土佐藩出身の岩崎弥太郎(三菱財閥創業者)を香川照之が演じており、他にもなかなかに豪華なキャストで展開されてたような。

Wikipedia先生は下記。
* 龍馬伝 – Wikipedia

放映は2010年ということで、自分はちょうど浪人生(龍馬も浪人とか言いたいわけではない)。日曜の20:00からは必ずテレビの前でスタンバイするくらいにはドはまりしてました。(同じく金曜の22:00も絶対に観るようにしてた)(作品名はなんでしょう)

SPECっすね)

この作品は、チーフ演出を大友啓史が務めているのが大きなポイント。(映画「るろうに剣心」のヒットで、日本のアクションに再度火を灯したといわれる監督です)

最近の作品だと小栗旬の「ミュージアム」。これから上映される作品だと「3月のライオン」の監督を務めますね。

(ちなみに「3月のライオン」だと、後編の主題歌で藤原さくらがスピッツ先生の「春の歌」をカバーするとのことで、どんなテイストに仕上がるのかが気になっている)

この監督の映像は、演者同士の交錯した想いであったり、スリル溢れる緊迫感が、映像全体からひしひしと伝わってくるので、個人的にかなり好きなんですが、やはりそれ相応に結構ハードな撮り方らしく。下記はWikipedia先生より。

芝居が終わってもカットを掛けない、10分超え当たり前の長廻し、現場への台本持ち込み禁止といった、キャスト・スタッフの緊張感を高める演出も行なわれた

大友監督×NHKだと「ハゲタカ」、「白洲次郎」とか。ハゲタカを初めて観た時は確か高校1年生とかで、かなり重厚な経済ドラマ(投資ファンドの買収劇)にも関わらず、これめちゃ面白いやん!って感じだったのを思い出す。

バルクセール(保有債権のまとめ売り)ないしは、ゴールデンパラシュート(高額な退職金)など用語の意味が全く分からないのにあそこまで食いついてみられたのは、映像自体の見応えによるところが大きかったんだと思う。

(大森南朋ってかっこいいな、と思ったのはこの作品だった)(しかし、主演の柴田恭兵の肌が汚すぎて、毎回深刻な表情とともに映るドアップに母親が文句言ってたな)

前置き長いすね。すみません。

本題を振り返ると、龍馬伝第七話「遥かなるヌーヨーカ」がおすすめというハナシです。はい。

あらすじを簡単に書くと、龍馬が千葉道場の剣術修行から15ヶ月ぶりに実家に帰ってきて、家族一同揃って龍馬おかえりムード。しかし、実は龍馬不在のうちに龍馬のお父さんの八平(なんと故・児玉清が演じている!)が心臓を患っていて、もう長くないという状況。

龍馬は、剣術を鍛えることに重きを置いて江戸に上ったわけなんですが、そこで偶然見かけることになる「黒船」の存在が頭から離れず、今後の自身の道に少し迷いを憶えているんですね。そんな龍馬を見て、病床の八平が、遺言ともとれるような下記の言葉を伝えます。

…龍馬。わしに構うな。おまんは剣を振り、書を読み。侍が己を磨き、高めよういう気持ちを忘れたら生きておる値打ちは、無いぜよ
…この世に生まれたからには、己の命を使い切らんといかん!使い切って、生涯を終えるがじゃ
…おまんは、一回りも二回りも大きゅうなって江戸から帰ってきてくれた。それだけで十分ぜよ。…我が子の成長が、親にとっては一番の幸せながじゃ

(まぁ正直、ここら辺でもう泣きそうになるんですが)

その後、龍馬の発案で家族一同を桂浜に連れ出すんですね。ピクニックのような感じで。そこで龍馬はお父さんと家族に向けて、自身の夢を精一杯宣言するわけです。そして、それを涙を堪えながら、ただただ聞く八平…。

あとは、実際に映像を見てほしいと思いますが、上記シーンはもう、結構やばいです。結構泣きます。思い出しただけでちょっと涙目になってきます。

大学生の時、一人暮らしでふと思い出して、2、3回くらいはネットで拾って観ていたんですが、見事に毎回泣いてましたね。今回、紹介がてらdailymotionあたりの埋め込みでもしようとしていたけれど、見事に消えていた…。(残念)

確か、Huluとかで観れたはず(?)なので、気になった方はぜひ観てください。おそらく前後の文脈を掴めずとも、第七話だけを観るだけでじーんと来るはず。

自分が最近泣いた家族ものは「湯を沸かすほどの熱い愛」ちょっと遡ると「世界から猫が消えたなら」、更に遡ると「アバウト・タイム」なので、このあたりが好きな方には特におすすめかもしれません。

ちなみに脱線するけど「アバウト・タイム」で好きなセリフは下記。

私たちの人生も同じよ いろんな天気があるわ

パパのいない人生に興味はないの

(下記、かろうじて一部だけ見つけた。)

1207_02_01_10_遥かなるヌーヨーカ_倒仰8 from kotanigu on Vimeo.

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結婚は多くの苦痛を持つが、独身生活は喜びを持たない

独身貴族というドラマが好きだった。

登場人物の各々がすれ違う中で、「優しさ」のあり方、自分の本当の気持ちに葛藤する作品。
そういえば、過去に書いていたり。

独身貴族はどうして良かったのかを考えてみた。

番組公式サイトによると、現在、日本では30~34歳男性の未婚率は47%を突破、20代後半女性の未婚率はなんとおよそ60%と、”独身貴族”が増殖中。彼ら、彼女らは、「結婚できない」のではなく、「結婚よりも大切なもの」があるため、あえて「独身生活を謳歌する」、いわば”貴族”のような存在…らしい

この作品が好きな理由はいくつかあるものの、その一つとして「恋愛・結婚に関する格言・名言」を盛り込んでいる点は面白かった。(北川景子がただただ美人だったことと同じくらいに)

人間は判断力の欠如によって結婚し、忍耐力の欠如によって離婚し、記憶力の欠如によって再婚する。

アルマン・サラクルー

結婚しなさい。良妻ならば幸せになれるし、悪妻ならば哲学者になれる。

ソクラテス

結婚とは、熱病とは逆に、発熱で始まり悪寒で終わる。

ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク

我々は他人ではなく、自分自身を喜ばすために結婚すべきである。

ヴィッカースタフ

賢者とは、絶えず妻をめとろうと考えながら決して誰とも結婚せぬ青年のことである。

ピエトロ・アレティーノ

その女性がもし男であったら、親友に選んだであろう者でなければ、妻として選んではならない。

ジョゼフ・ジュベール

恋の望みが絶えた時にも、なお愛している男だけが、恋とは何かを知っている。

フリードリヒ・フォン・シラー

恋をしたあとの最も大きな幸福は、自分の恋を告白することである。

アンドレ・ジッド

深く愛することのできる者のみが、また大きな苦痛をも味わうことができるのだ。

レフ・トルストイ

恋の終わりは、自分から立ち去ること。

ココ・シャネル

結婚は多くの苦痛を持つが、独身生活は喜びを持たない

サミュエル・ジョンソン

上記11つの言葉は、毎週オープニングで出てくるもの。哲学者・思想家のなかなか皮肉めいた言葉も多い中、最終回(ハッピーエンド)では、結婚の素晴らしさ、その本質を見事に捉えていると思う。

社会人3ヶ月目、まわりに嬉しいニュースが多い。さすがはジューンブライド。大学時代から慕っていた社会人の多くが独身貴族だったこともあり、社会人になった途端のラッシュに驚く。しかも、25歳前後での挙式が多く、23歳の自分にはなかなかセンセーショナル。

あくまでも通過点ではありつつも、やはり結婚は素晴らしい。(と思う)こんなにも幸せが満ち溢れる機会を果たして人生で何度経験できるのか。(自分も続けるだろうか、、、。と柔く妄想したものの、まずは彼女からだった。)

(前置きが長いですが、)

みなさま、ご結婚おめでとうございます。
どうか、末長くお幸せにお過ごしください。

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独身貴族はどうして良かったのかを考えてみた。

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独身貴族。木曜の楽しみが終わってしまいました。

今期、唯一最初から最後まで観た作品。
どうして良かったのかを、自分なりに考えてみました。

・セリフが良いから

「僕はずっと自分には結婚なんて必要ないと思ってました。
誰かが隣にいる人生よりひとりで生きる人生のほうが充実している、
そう思ってました。
だってそうでしょ?
趣味思考が違う
考えてることが違う
一緒にいても楽しいと思える保証がない
そんな誰かと人生の貴重な時間を共有するなんて
なんてもったいないことだと考えていました。

でも

彼女と会って、変わりました。
考えてる事が違うから、知りたい。
知ってほしい。
違うから面白い。
でも仕事をするうえで基本的な価値観が一緒で
お互いが面白いと思えるものを探していく感覚
頭を悩ませる時間は、このうえなく楽しかった。

でも彼女に、僕は必要ありません。

僕もこれ以上、彼女になにかを求めたりする気はありません
大切な事を気づかせてくれただけで、僕は彼女に感謝しています。

正直、僕とあなたは世間のカップルとは違うかもしれないけど
僕らのやり方で、僕らの関係を築けませんか?
僕は、あなたにとって必要な人間になりたい
そして、これからふたりで、穏やかな人生を歩いていきたいとおもってます。」

と、

「(きみの脚本を)最初に読んだとき、
書いた人間がどんな人か、すぐにわかったよ。
髪の毛や服にそんなに気をつかう人じゃなくて、
外で遊ぶより本が好き。本よりもっと映画が好き。
好奇心旺盛で、
ダイヤのネックレスよりは、野に咲く花のほうが好き。
いつも夢見てるけど、
物事の本質を見抜く目があって、
こだわりがあって、意志が強くて、
まあ、頑固とも言うけど。

いろんなとこが似てるなあと思ったんだ。
この世で、そんな人間、自分だけだと思ってたけど、
ついに見つけたと思ったんだ。」

素敵。

・高級感があって、お洒落だから

主人公宅の靴の一つ一つ、服装、書斎の高級感がいいんです。また、出演者の服装がお洒落。進が着ているファッションは、色合いが難しいのに本当に着こなしている。流石ですなぁ。伊藤英明。草彅君の服装の方が好きですけども。

・浮世離れ、現実味のないキャラが引き立てるから

とにかく、デヴィ夫人と礼子さんの存在感ですよね。すごい。最終回の礼子さんはただただイケメンでした。

・オープニングに出てくる名言が良いから

出来るだけ早く結婚することは 女のビジネスであり、 出来るだけ結婚しないでいることは 男のビジネスである バーナード・ショー

夫婦を長続きさせる秘訣だって? それは一緒にいる時間を なるべく少なくすることさ ポール・ニューマン

急いで結婚する必要はない。 結婚は果物と違って いくら遅くても季節外れになることはない トルストイ

結婚とは, 彼の権利を半分にして 義務を二倍にすることである ショーペンハウアー

良い女房を貰おうと思ったら、ダンスの輪の中から選ばずに、畑で働いてる女性の中から選ばなくてはならない。プリボイ

・毎回違った映画の曲が流れるから

モダン・タイムスの”Smile”、オズの魔法使いの”Over The Rainbow”、ティファニーで朝食をの”Moon River”、エデンの東の”East of Eden”、スティングの”The Entertainer”などなど….毎回毎回素敵なんです。映画好きにはたまらない。

・友情出演の手法が上手いから

同じフジテレビ系列で、草彅君主演のドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」で共演した美山加恋ちゃんの友情出演シーンが、たまらなくお洒落でした。お互いに微笑むだけなのに、尺を少し長く持たせてることで全くわざとらしくなく意味を持たせている。シーンの情景もとっても素敵。ただ、デヴィ夫人の「お・も・て・な・し」パロディはいらなかったですね。

・最終的に超円満になるから

最後一人として嫌みのある役どころの人がいなくなりましたね。人間関係的にも誰一人いざこざがない。(弟の離婚調停はあれど)皆、笑顔で「8月のボレロ」のクランクインを始めるところで終わる。まぁなぜデヴィ夫人まであの場に居合わせたのかは謎にしろ、思わず笑顔になる終わり方だったかと。

・主役の兄弟が良い人すぎるから

あれだけお金持ちで、一人で生きていけると豪語する兄と、八岐大蛇呼と呼ばれ、離婚調停進行中の弟。全くといって普通ではないですよね。だから、感情移入がすぐに出来るかといったら、そんなこともないはず。でも、そんなの関係ないくらいに、主役の二人の人柄がとにかく良い。目に見える優しさ、見えない優しさ、色んな優しさがあるけれど、主役の二人はその塊のようで。その優しさに応援したくなるという。

・映画のセリフが出てくるから

トム・ハンクスとメグ・ライアンの「めぐり逢えたら」もそうだし、サンドラ・ブロックの「あなたが寝てる間に…」のセリフも出てきましたね。

・制作陣が、映画好きだから(おそらく)

主人公達が好きな映画として話題にする「あじさい」は、ソフィア・ローレン主役の名作「ひまわり」を連想させて作っているんでしょう。制作陣の映画に対するリスペクトが垣間見えるシーンが沢山あるのが素敵なんです。

・激しさがないから

ストーリーとしては、かなり古典的だと思うんです。「三角関係」「サクセスストーリー」「家柄や身分を超えた純愛」と。それでも何故いいのか。といったら、激しさが全く無かったからだと思います。草彅剛演じる守の丁寧語がそれを更に引き立てる。よって視聴者は安心して観られる。最近のドラマではかなり珍しく、逆に良かったんでしょう。

・草彅剛の声が良いから

セリフの一言一言、丁寧語の発言の一つ一つを引き立てるんですよね。あの優しい深みのある声が。羨ましいくらい良い声でした。

・スーツ萌えするから

草彅君演じる守のスーツ姿が素晴らしくカッコいいんです。身体に本当にぴったりなサイズに、全体的のモノトーンの服装。ネクタイにちょっと遊び心を持たせたりして。やはりスーツは短髪の男性の方が似合いますね。

・北川景子がとにかく美人だから

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もう言うことなしです。

・主題歌のサビが耳に残るから 

SMAPの「シャレオツ」。悔しいけど、サビは耳に残って思わず口ずさんでしまうんです。パッとしない歌だなーと思っていたのに。(いや、いまでもしないんですけど)

・山Pが本人役で出てるから

斬新でしたね。

ジャニーズを出す事による視聴率稼ぎなど色々ありますが、毎回10%以上はかなり良かったのではないかと思います。全体的な世界観がきちんと統一されていた、かつ、その雰囲気に惹かれていたんでしょう。

スペシャル版が放送されることを、楽しみにしています。

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